晴れた空にその鳥は飛ばない 「デスバード」|zoikino!

機体説明 制作者のコメント コメント

晴れた空にその鳥は飛ばない

機体名 EZ-021B-1『デスバード』
全長 49.0m
全高 10.1m(飛行時)/ 13.0m(降着時)
全幅 25.2m〜44.6m(可変翼の位置による)
武装
 腹部爆弾倉(装備例:500kgレーザー誘導爆弾×24)
 外部ウェポンベイ(装備例:500kgINS誘導爆弾×8)
 上部四連装ミサイルポッド×1
 AEZ 20mmビームガン×2
 TEZ 20mmリニアレーザーガン×2

劣勢の戦況を覆すべく復活した「死の鳥」。
だが、その翼が目指したのは共和国軍が押し寄せるガイロス帝都ではなく海を隔てた中央大陸だった。
怨念の業火が帝都もろとも共和国軍を焼き尽くし、中央大陸にはゼネバスの旗が翻る。
混迷極める空で「死の鳥」に抗えるものはいなかった・・・

かつて小学館から刊行された「ゾイドバトルストーリーC」に登場した改造デスザウラーを新世紀版を使って自分なりに再解釈&製作してみました。

動力を抜いて頭部や尻尾を直列になるように配置し、レベル社の1/72 B−1Bの翼や尾翼を流用して『デスバード』のシルエットを作っています。
翼の接続部はプラ板の積層で、設定通り可変翼となっています。

前後に長い機体はポリキャップ接続の脚では保持できないためラジコンのギアを組み込んだフレームを製作し、脚基部がロックできるようにしています。それでも姿勢保持はギリギリなのですが・・・

そしてバトストの作例では載っていなかった飛行時の態勢も取らせることができるように脚のフレームの可動範囲を調整し、足首を後方にスイングして空気抵抗を減らせるようにしました。
この際も重い脚部が垂れないように脚基部のロック機構が活きています。

そして展示会等で飛行状態で保持できるように、ディスプレイアームに3軸でガッチリ固定するジョイントを機体の重心位置に設けています。
でもこのせいで後述する爆弾倉の容量が減ったのが残念(泣)

また、これもバトスト作例では再現されていなかった腹部の爆弾倉を再現するのも目標だったので腹部電池カバー部分をまるまるプラ板で作った箱に置き換え、開閉ハッチを作りました。
また、内部にはきちんとハセガワの1000ポンド誘導爆弾を24発仕込んでいます。
機外にも同じくハセガワの爆弾をMSGを使って取り付けていますが、本当はもっとちゃんとしたラックを作りたかった・・・

細かいところでは、上部四連装ミサイルポッドを部品差し替えで収納状態に出来たり尻尾上部のメッシュ状ディテールをスリット式に換えたりしています。
コクピットは前作のデスザウラーと同様の意匠にし、目とメインノズルに電飾を仕込んでいます。

デスザウラーとともに今年の展示会で目玉になってくれたデスバードですが、
可動部分が少ないので大きく印象が変えれず、展示が単調になりがちなのが今後の課題ですね。

RIO=Kさんから3作品目のご投稿で「デスバード」をいただきました!
ZAODのようなゾイドオンリー展示会の他に、まるち模型クラブ(仮)などの展示会で拝見していましたが、大型の作品をマッシブなモニターアームを使ってディスプレイする大胆な発想は、プラモデルメインの会場内ではかなりのインパクトがありました。

机よりも高いところに大型のデスバード本体が展示されているインパクトの他に、お腹の弾薬庫の中身が見れるのもモニターアームを使った展示ならではですね!今年は大阪の展示会に3回参加しましたが、どの展示会でも気づくとディスプレイされている本作品を写真に納めていました。

作品自体はバトルストーリーに登場したデスバードに若干のアレンジを加えて作成されていて、ギアを利用して可動化した足など、バトストのデスバードで気になっていた箇所が改修されています。

その他にも差し替えで背中の武装の展開を再現したり、エンジン部分に電飾を入れたりと元のデスバードからさらに進化した作品になっています!
今回投稿いただいた写真では、展示会の会場ではじっくりと見れなかった弾薬庫の詳細や、作りこまれたコックピットの中身を見ることができて、見えない部分も丁寧に処理されているのがよくわかります。

個人的にはカラーリングがお気に入りで、爆撃機風の黒い塗装にアクセントになる今風のデカール(アイゼンドラグーンのデカールも!)、シルバーの墨入れがメリハリを付けていて格好良いです。

そして電飾の効果は絶大で、目の光り方はCGのように美しくて、写真を見た瞬間に惚れ直してしまいました。エンジン部分の電飾も後方に伸びる尻尾を照らしていて、尻尾にエンジンの光が反射する姿はゾイドならではの魅力になっていると思います!

RIO=Kさんは素敵な作品のご投稿ありがとうございました!
またのご投稿をお待ちしております!

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