ゼネバスの嵐 「シュトゥルム・ボマー」|zoikino!

機体説明 制作者のコメント コメント

ゼネバスの嵐
機体名 EHIw-X27『シュトゥルム・ボマー』
全長 10.1m
全高 12.9m
武装
 2連高速キャノン砲×2
 レーザー誘導ユニット×2
 800kgレーザー誘導爆弾×6
 ウェポンベイ(対地ミサイル×5)×2

「これは・・・『シュトゥルム・シュヴェルター』!?」
ガリル遺跡争奪戦の際に共和国軍が投入した新型航空ゾイドの写真に映っていたのは、
かつて私が中央大陸戦争時のゼネバス帝国に派遣されていた際に開発していた、
レドラーに続く航空ゾイド『シュトゥルム』シリーズの戦闘機仕様であった・・・

『シュトゥルム・ボマー』は、優秀なテラノドン素体を入手したゼネバス帝国が構想した
「同一素体による戦闘機/爆撃機統一開発プラン」における爆撃機仕様である。
当時は新鋭機「レドラー」が戦場の空を席巻していたが、
対地攻撃においては未だに「シンカー」が使用されており機種更新は急務であった。

新型爆撃機に対する軍の要求は「レドラー」並の性能を持つ「サラマンダー」以上の爆撃機であったが
その要求をクリアするにはテラノドン素体に適合するサイズのパワーユニットでは性能不足であった。
技術陣はHiユニットの並列搭載により出力問題を解決しようと考えたが、
開発が難航しているうちに戦局は悪化しテラノドン素体の確保自体が難しくなったため
『シュトゥルム』シリーズの開発は中止された。

そして50年の歳月が流れ、ガイロス帝国の技術者が亡命した際に持ち出された設計データに
『シュトゥルム』シリーズが含まれていた。
新型の小型ユニットとオーガノイドシステムを組み込むことで出力面の問題は解決され
戦闘機仕様の「シュトゥルム・シュヴェルター」は「ストームソーダー」として蘇ることになる。
だが、サラマンダーを擁する共和国軍に爆撃機仕様は不要であり、 「シュトゥルム・ボマー」の開発が再開されることはなかったが、 レーザー誘導ユニットやウェポンベイは小改良の上でプテラスの追加装備として使用されている。









その他の画像


作成後に微調整を実施された画像もいただきました!

近所の模型店で開催されたコンテストに向けて、発売されたばかりのHMMストームソーダーを組んでみました。
キノさんのレビューにもある通り、本体の方はストレスなく組めて改造の方に集中できました。
実はタカトミキットをベースにこの仕様を作ることは以前から計画していたのですが、
製作に取り掛かろうとした矢先にHMMの発表があったので、HMMベースに切り替えた経緯があります。

個人的にストームソーダーの背部や腹部のジェットエンジンの取って付けた感が
あまり好きでないというか帝国軍っぽくなかったので、帝国軍仕様を作る際には排除することは決めてました。
でも共和国軍がわざわざ付けたということは性能的に不満があったから?という観点から
中央大陸戦争時代の設計という設定を考え、デザインベースにしています。

ちなみにストームソーダーの野生体の生息地が西方大陸ということに気づいたのは仕上げに入ってからだったので
知らん振りして仕上げてます。
きっと中央大陸戦争当時にも西方大陸で野生体を巡る戦いとかあったんですよ、きっと(笑)

背部はエンジン取付アームの代わりにゾイドコアの固定パーツを貼り付けて吸気ファン風に。
腹部は側面のエンジンカバーを削り取って、ジャンクパーツで電池カバーっぽい雰囲気にしています。
エンジンを廃したおかげで上下に薄いスマートなフォルムに仕上がりました。

爆撃機仕様ということで頭部や翼端のブレードも排除しています。
特に頭のブレードは基部のバルジも削り取ったので頭部のイメージが大きく変わって精悍になったと思います。

翼の武装は旧世代っぽくなかったのと、個体差なのか取付アームがユルユルだったので思いきってオミットし
ヘルキャットの背部の連装砲を流用しました。
また翼の後部に付いていたジェットノズルも新世紀感があったので排除し、取付穴を利用してウェポンベイにしています。

脚部はもう少し帝国らしい装甲感が欲しいと思ってたところプテラスボマーの箱が目に入り
試しにウェポンベイを合わせてみたらばっちりフィットしたのでそのまま採用しました。
で、どうせならと思ってレーザー誘導ユニットの方も流用して翼に取り付けています。
レーザー誘導爆弾はデスバードでもおなじみハセガワの爆弾セットからのチョイス。

塗装はおなじみの帝国カラー。
黒はデスザウラーでも使った茶色がかった黒で、レドラーと同じ太陽光をエネルギーに変換する設定の翼膜のみ
グロスブラックとしています。
赤はガンダムカラーのシャアレッドがゼネバスレッドっぽいという話を聞いたので試してみたところ
かなりそれっぽい感じになってくれました。
キャップも緑にして旧キット感を演出しています。

購入して一週間での突貫仕上げでしたが、キットが弄りやすいおかげでストレス無く製作できました。

RIO=Kさんから4作品目のご投稿で「シュトゥルム・ボマー」をいただきました!
発売されたばかりの「HMMストームソーダー」を改造した作品で、その制作期間は1週間というまさに嵐のごとき行動力・・!
突貫仕上げとのことですが、ピンポイントでゾイダーのツボを刺激する改造が行われていて、RIO=Kさんの素敵な作風が良くでていると思います。

ストームソーダー本体は、RIO=Kさんが気になっていた背中とお腹のブースターが取り外されています。
特に胴体部分はノーマルのゾイドコアを取り出すための分解構造よりも、さらに深く削り込んだ大掛かりな加工が行われいます。 大きく空いた隙間はジャンクパーツで上手くカバーされていて、特にお腹周りに複雑なディテールのパーツが取り付けられているのが印象的。背中のファン状のパーツやカラーリングから、どことなくデスザウラーを彷彿しますね。

合わせて、爆撃機というコンセプトに合わせて頭部のトップソードが取り外されているのも良い感じ。単純にブレードを取り外すだけではなく、ブレードのマウント部分もごっそり削り取る、なかなか勇気の必要な改造が当然のように行われています。
コメントにもある通り、この改造により頭部のシルエットがノーマルよりも細くなって精悍な顔つきに。胴体や翼も厚みのあるブースターがパージされて薄くなっていて、黒い塗装と合わせて作品全体がスマートな印象にまとまっています。特に前から見たときの薄さが翼竜っぽくてとても良いですね・・!動力を搭載しないHMMならではのシルエットだと思いますし、ゾイドらしいデザインが破綻していないのがお見事です。

武装は市販パーツやHMMプテラスボマーのパーツがバランス良く取り付けられていて、足にも武装が追加されていることは後半の写真を拝見するまで気づきませんでした(^^;  非常に完成度の高い作品になっていて、改めてこれほどの作品を1週間で作成されたスキルに感服するばかりです・・!

RIO=Kさんは素敵な作品のご投稿ありがとうございました!
またのご投稿をお待ちしております!

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