そんな訳で、「HMMファングタイガー」を組み立てました!
骨格は「HMMワイルドライガー」とほぼ共通ですが、アーマーの質感が別ものになっていて、滑らかスムースな質感が非常に良い感じ。
サンプル画像の段階ではタカラトミー版と異なる角ばったアレンジが気になっていましたが、スムースな質感にすることで、メカニカルなモールドとエッジを持ちながらも、動物の毛皮のような美しさを感じる素晴らしいゾイドになっています!
他のHMMゾイドとは一線を画するクオリティになっていて、着実にHMMゾイドが進化していることが実感できます。「HMMワイルドライガー」から10年くらい進化してる感じがしますぞ・・
頭部についてはサンプル段階で大型化した鼻や帽子が気になっていましたが、実際のキットではこの凹凸が良い感じに活躍します。
具体的には、艶消しの整形色によって胴体アーマーの影がエアブラシでグラデーションを掛けたような滑らかなコントラストになっていますが、対照的に頭部アーマーはこの凹凸によって鋭いシャドーが出ていて、全体で見た時にメリハリが付いた見応えのあるデザインになります。
艶ありだったタカラトミー版から、HMM版で艶消しにしたのは英断すぎる・・!
肉眼で見ないと分からない繊細で完成度の高いデザインに仕上がっていて、素組み状態での存在感はHMMゾイドでもトップレベルだと思います。
ベーコンフィギュアが付くのも良く、台座部分もちゃんと「ファングタイガー」の紋章に変更されているのが良い感じ。
「HMMワイルドライガー」の時は骨格が微妙だと思っていましたが、「HMMファングタイガー」のアーマーが追加されるだけでこれだけ見違えるとは!
とはいえ、骨格部分は目立つ部分、かつ処理がし難い位置にゲートがあるので、下半身を中心にゲート処理の難易度が高いです。
アーマーについては比較的ゲート位置が見えないのが好印象。
オリジナルギミックとして、パンテラアーマーとツインドファングの伸縮、さらに脚部放熱フィンの展開ギミックがあります。後ろ足のフィンは自壊しやすいので、ギミックに影響が出ないように接着したほうが良さそうです。
ワイルドブラストも可能で、専用の炎エフェクトとワイルドブラストキーが付属します。
「HMMワイルドライガー」では素組みでブレード部分に隙間が生じましたが、「HMMファングタイガー」ではそういった精度の問題もなく良い感じ。強いてあげるとすれば、パンテラアーマーを隙間なく閉じることができないくらいでしょうか。
あまりにも完成された上質かつ繊細なデザインすぎて、その良さを写真で表現するのも難しいくらいです(^^;
すごすぎて、ちゃんとレビューできるのか心配になるキットですが、ゆるりとレビューの準備を進めていければと思いますー。
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