zoikino!



【ソウシャーク】
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機体スペック
機体名:ソウシャーク
全長:22.4m
全高:7.2m
全重量:67t
最高速度:73.5kt

武装:
クラッシャーソウ×1
ホーミング魚雷×4
2連装後部魚雷×2
高角度レールキャノン×2
6連装ミサイルコンテナ×1

装備:
大型イオンブースター×4
イオンブースター×1
小型ブースター
ひげソナー×2
水中3Dレーダー×2
ブレードレーダー×1
デコイシステム×2
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共和国の水中戦の主力ゾイドと言えばハンマーヘッドである。
ハンマーヘッドと同時期に開発されていた水中専用ゾイドが、このソウシャークだ。
ハンマーヘッドが水空両用な機体に対して、ソウシャークは水中戦専用の機体であり、飛行能力が無い。
ソウシャークはノコギリザメをベースに開発されているため、特徴的なのは頭部のクラッシャーソウ(ノコギリ)。
機体名の元でもあるノコギリの長さは全長の3分の1を占めているほど長く、
生物学上では歯が進化したものであるため、強度も硬度も高い。
水圧に耐えるために丈夫な水中用ゾイドとは言えども、軽々と斬ることが可能だ。
 クラッシャーソウの威力に目が行きがちだが、射撃武装も多々備えられている。
1つ目は水中用武装である魚雷系。
胸ビレ下部に武装さたホーミング魚雷は前方の敵を狙い、2連装後部魚雷は後方から追撃してくる敵機を迎撃する。
2つ目は、水面から対地・対空を目的とした高角度レールキャノンを装備。
キャノン故に連射が出来ない分、
威力は高めでレドラー並なら飛ぶ鳥を落とすことが如く一撃で撃墜することが出来る。
3つ目も同じく、対地空を想定したミサイル兵装。
6連装ミサイルコンテナを備え、大・中・小とサイズの違うミサイルを積むことが出来る少々変わったミサイルコンテナである。
装備として目立つのは、4つの大型イオンブースターだろう。
これら以外にも背びれ型のイオンブースターや小型のブースターを含めると
合計7つのブースターが水中戦の機動性を向上させ、水中での移動速度はハンマーヘッドを凌駕している。
この速度と攻撃の連携をサポートするために、複数のレーダーも装備している。
ノコギリザメの特徴の1つである、
ヒゲがソナーの役割を果たしており、水中での「音」「水圧」「水温」「水流」と水に関してのデータを収集する。
胸ビレにある3Dレーダーは機体を中心に360度全域を探査・探知し、敵機の存在や障害物を素早くパイロットに知らせる。
背びれの先端にあるブレードレーダーは空中及び地上用の物で、ミサイルのロックオンを素早く行える。
この3種のレーダーにより、水中・水上での攻撃をサポートし的確な攻撃を可能としている。
補助装備としては、魚雷用のデコイシステムを備え回避能力も高い。
 総合的なスペックを見るとソウシャークはハンマーヘッドを超える。
しかしそのデータは水中戦でのものであり、開発中の試験戦闘では両機とも凌ぎを削った。
結果は空中と水中をオールラウンドに戦うハンマーヘッドのほうが、
戦績が良かったため共和国の海戦ゾイドの主力はハンマーヘッドが採用されようだ。
故に製造された数も11体と少なく、活躍もハンマーヘッドの影に隠れた存在となってしまった。
しかし後に共和国敗戦時において東方大陸への海を渡る際のしんがりを務め、
追撃してきたシンカー部隊(30機との報告)をこの11機で全て沈めた記録が残っている。









何気に設計考案から1年近くを経て完成に到ったノコギリザメ君こと、ソウシャークです。
今回の出来としては、自分の中では40点ぐらいの点数をつけてます。
当初の企画としては、体の可動化とかミサイルポッドの開閉とかetc…と、数々のギミックを搭載する予定でした。
しかし己の技術力不足のために断念してしまったというオチに。
暗いことばかりじゃ駄目なので、良いところのアピールもしましょう。
見てのとおり、改造ベースはハンマーヘッドを使用してます。
今回の目玉は頭部の巨大な格闘武器(?)ことクラッシャーソウ……ぶっちゃけ、巨大電気ノコギリです(笑)
目玉ゆえに武装名もシンプルに納めてます。
シンプルすぎると言うツッコミがありそうですけど(汗)
ノコギリをつけるために頭部パーツを色々とカット。
より鋭く見せたかったので、先端に向かうように細くしていきました。
ココで苦労したのが、ノコギリの刃は36個あることでした。
3o×5oの板を2枚重ねで製作し、
さらに1つずつエッジを削る作業。
目がかなり疲れました(苦笑ノコギリ本体の板は11枚使用し、
パテ整形も含めるとソコソコの重さになってしまったので、頭部パーツの内部にネジで固定して強度も何とか保持しました。
頭部で忘れてはいけないのが、チャームポイント(笑)のヒゲです。
ミニ四駆等に使用されているタイヤのランナー部分(?)を適度に裂いて接着。
なかなかよい弾力性があるので、適度にしなってくれます。
コックピットはロードゲイルの物を埋め込んでみました。
 続いて本体。
一番ゴチャゴチャしていて計画当初より重武装になってしまいました(汗)
まずは4機の大型イオンブースターは、シンカーのものを流用。
穴や接合部分をパテで塞いで滑らかにしてみました。
背ビレ型のイオンブースターはディプロガンスのものを使用し、空けた穴にプラ棒を挿してブレードレーダーの完成。
胸ビレはプラ板から作り、ジョイントを使って動かせるようにしてみました。
2つのキャノンもディプロガンスのものに、
多少ディテール加えL字関節で可動可能。
この2つはソウシャークで数少ないギミックです(涙)
3つのヒレにグリーンのクリアパーツを接着して、レーダーを再現。
コックピットのグリーンとあわせてみました。
 尻尾のほうでは魚雷ポットを自作。
プラ板とブロックスのジョイントの複合です。
コレを展開できるようにしたかったのですが、内部空洞が足りなくて失敗してしまいました。
 着色はスプレーによる着色がメイン。
全体はブルーマリン。
ブースター及びキャノン&魚雷はグレー。
溝には白を塗りこみして、トップコートは半光沢で艶をつけました。
「海の中だから、暗めで光沢があれば見つかりにくいんじゃない?」の考えてやったら、想像より暗くなりすぎました(爆)
 ジョイントの練習も兼ねて作ったはずが、使ったジョイントが4箇所という少なさに。
メインがノコギリのはずが、体の重武装のほうが目立ってしまったということに。
色が思いのほか暗くなってしまったことに。
それぞれ含め、各作業過程で、色々断念したことが悔しいですね。
次の作品では、再び可動化を目指して頑張ってみようと思います。
それにしても、ヒゲのプルプルする弾力性具合はかなりお気に入りです(笑)

龍牙 雅さんから2作品目のご投稿、ソウシャークをいただきました
特徴的なシルエットからノコギリザメ型であることが、すぐにわかりました

メインのノコギリ部分はプラ材とパテからのスクラッチということですが、綺麗に作られていています
ノコギリ部分は刃の量が多いにも関わらず丁寧に仕上げられていて、作品への熱意を感じます
これだけのものを作成するには相当なモチベーションと集中力が必要だったと思います
さらによく見るとノコギリの部分にはヒゲが付いているようで、ノコギリを追加するだけではなく
ちゃんとモチーフに忠実に仕上げようとしているのが良くわかります

胴体もジャンクパーツを追加しているようで、各パーツがバランスよく取り付けられていて全体的にまとまっています
追加した胸ビレなどにキャップのようなディテールがあるのもゾイドらしくて良い感じですね
また塗装はアクセントに白いラインが入っていて、メリハリが付いていると思いました

気になった点を上げるとすれば、胸ビレなどはハンマーヘッドに合わせてシルエットを角ばった感じにして
エッジの箱組みぽさを無くせば、また見違えると思いました
しかし改造を始めたばかりでこれだけのレベルとは・・
今後の作品が楽しみなかぎりです
またのご投稿をお待ちしておりますー

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