G-SAURER|zoikino!



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ガイロス帝国が開発中の第四世代ゾイド。その開発要求は高く、戦闘力、機動力、汎用性、それぞれが高水準で実現されている。
これまでガイロス陣営のうち高い技術力を持たない国家においては、ゾイドの性能を一定に揃えて運用負荷を軽減することで配備数の増加を図ってきたが、機体性能の差から戦線の要で劣勢となる予測が目立ち始めたことで、本機の開発が本格化した。
本機には専用装備の概念が採用されており、導入にはガイロス本国のサポートが不可欠となるが、機体構造自体はブロック化された比較的簡易なものとなっている。
現在、バランスとコストに優れたS-TIGERと混成での運用を見据え、ガイロス陣営国家で限定的に配備され始めている。









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「既存のゾイドをゾイドオルタナティブの世界観で再構築する」というテーマでフルスクラッチで製作しました。
既存のモデルを現用機らしくダウングレード・ディテールアップしていく手法がプロップのそれだとしたら、機体(キャラクター)を世界観に沿って再構成する手法を取ってみたいと思い、似た経緯で新世紀時代に登場したジェノザウラーを題材にしています。
折角一から自分で作れるということで、開閉・伸縮・脱着などのギミックを多用して、中身まで楽しめるモデルに仕上げてみました。

ゆうさんから3作品目の投稿で「G-SAURER」の投稿をいただきました!
Twitterで開催された「非公式ゾイドオルタナティブ風コンペ」に参加された作品で、2007年に発売されたゲーム「ゾイドオルタネイティブ」のような作風に仕上げられています。

見た目から「ジェノザウラー」をオルタネイティブ風に改造した作品に見えますが、なんとプラ材からのフルスクラッチゾイドになっています・・!プラ板から「ジェノザウラー」のシルエットをここまで再現するとは・・!

オルタネイティブゾイドとして1から設計されているため、オルタネイティブゾイドとしての完成度の高さは、過去の模型誌の作品を含めてナンバー1だと思います!

デザインは「ジェノザウラー」を再現しながらも、技術的に未熟なオルタネイティブの世界観がよく出ています。
目や牙が無いデザインはもちろんですが、オリジナルの「ジェノザウラー」よりもずんぐりしたシルエット、可動箇所が簡略化され、装甲は大型化、太いパイプが剥き出しなのは、開発陣営の試行錯誤が見えるロマンが溢れるデザインです。
個人的には見るからにブロック化されてる首やコックピット周りのデザインがお気に入り。

デザインは細部まで良く、可動する腕や足のフィン、尻尾のパイプは冷却液が循環していそうなのが良いですね!!
タカラトミーやHMM版よりも荷電粒子砲に手足が生えたデザインが強調されて、メカとしての魅力はオリジナル「ジェノザウラー」と肩を並べられるほど。
令和の大人向け新ゾイドシリーズが展開されるのなら、主人公やライバル機にしたくなるほど、よく考えられたデザインになっています。

また、脚のアレンジも良く、ゾイドの特徴だった爪は他のロボットに転用できそうな汎用的なデザインになっています。
その爪の後方には無骨なホイールが取り付けられていて、ゾイドらしさを消しながらも、アニメで「ジェノザウラー」が見せたホバー移動を残しているのが良いですね。

カラーリングについても、可動部分を動かしたときに赤いアクセントカラーが増えるのが良く、市販キットとして手元に置いておきたい完成度の高い作品になっています。

ゆうさんは素敵な作品のご投稿ありがとうございました!
またのご投稿をお待ちしております!

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