zoikino!

形式番号EZ-X02
機体名:ゾイド アノマロカリス
全長/ 32.2m
全高/ 10.8m
重量/380t
最高速度/ 75kt(海)
     420km/h(空)
武装:
荷電粒子砲
AZ80mm速射型ビームキャノン砲×2
ハイブリッドバルカン×12
AZ30mm二連装ビーム砲×2
AMZ魚雷×4
AAZ二連装キャノン×4
AAZ200mm4連装インパクトカノン ×2
AGZ144mm二連装パルスレーザーガン×2
AGZ180mm二連装ビームガン×2
AZ930mm2連装ショックカノン
超硬度電子刃アイゼンシュナイド×2
バイトカッター×5
全天候3Dレーダーアイ×2
複合マルチセンサー
マルチブレードアンテナ×2
マグネッサーウィング×24
マグネッサードライブ
Eシールドジェネレーター
イオンブースター×2

ゾイド アノマロカリスは、ガイロス帝国軍が西方大陸戦争末期に復元・開発した海空両用のアノマロカリス型ゾイドである。エウロペ大陸北部に存在する古代遺跡群『カムリ遺跡群』で発掘された機能停止状態のゾイドコアと、同じ遺跡内で出土した外骨格を元に復元・開発された超古代ゾイドの一種であり、マグネッサーシステムとイオンブースターを併用する事で海中や空中での運用が可能となっている。

太古に存在したゾイドをベースとしており、デススティンガーと同じ系譜に位置するゾイドだが、本機の野生体が生息していたのは古代ゾイド文明が繁栄していた紀元前に位置し、デススティンガーよりもさらに古い時代のゾイドであるとされる。
カムリ遺跡群には本機の他にも数種の未確認古代ゾイド群が出土しているが、遺跡の石版や壁に彫られた彫刻などから、本機が当時の海凄ゾイドの頂点に君臨していた可能性がガイロス帝国の考古学者であるブリトン・ウォルコット教授によって示唆されている。

発掘・復元が行われた本機は全身が強靭な外骨格に覆われており防御力が極めて高いが、それらの重量により低下した機動力を、ゾイドコアと直結したマグネッサードライブを胴体内部に内蔵することで補っている。左右12対のマグネッサーウィングによる海中での高い運動性能に加えて、イオンブースターを併用することで飛行も可能になっているが飛行時の運動性能はそれほど高くはない。そのため機体各所に対空装備を備えており、胴体後方下部には収納展開式の対地・対ゾイド用ビームガンも格納されている。

メイン武装は本体背部に装備された2対のハイブリットバルカンと頭部前面のアイゼンシュナイド基部に装備された速射型ビームキャノン。また、特徴的な円盤状の口内には荷電粒子砲を内蔵しているが、これは滞空時の対拠点兵器として搭載されており海中での使用は出来ない。コックピットは完全閉鎖型となっており、パイロットは頭部横に突き出した2つのレーダーアイにより収集された外部映像を投影することにより擬似的な視界を確保する。

本機はカムリ遺跡から発掘された1個体のみが復元されたが、本格的な培養と量産に至る前にガイロス帝国最後の砦であるニクシー基地がデストロイヤー兵団の猛攻を受け陥落し戦況が一変、量産体制に漕ぎ着けぬまま超古代ゾイド群復元計画は計画半ばにして頓挫してしまった。

自分の一番好きな生物「アノマロカリス」をモチーフにしたゾイドです。元は2001年にダークスパイナーが発売された際、購入後はじめて電池を入れて動かした時に思いついた改造プランでしたが、当時中学生だった自分にはそれだけの工作力も財力もなく、実に15年の歳月を超えて完成させることが出来た、自分の中ではとても感慨深いゾイドです。
もともと作る材料分しか買わない事が多いので自分の私物では流用できるジャンクが多くなく、材料だけでも揃えるのが大変でした。このゾイドには北海道に住むゾイダーさんやツイッターでお世話になっているゾイダーさん等、多くの方の協力で完成することができました。この場を持って感謝の意を表します。ありがとうございました!

■本体
 デススティンガーの本体をベースに、一度分解して必要ないシャフトなんかをとりはずしたり、トルクの都合やヒレの可動方向をそろえるために、モーターも既存のものを取り外し、新しいものに交換したりと見えない部分で色々弄ってます。
■ヒレ
 基部はダークスパイナーの背ビレの基部を二つ連結させたものです。なので合計4本のダークスパイナーの基部を使っています(これを揃えるのが一番大変でした…)。
これも一度分解して中の軸と外装をそれぞれ連結。内部のギアがデスステの第1脚の軸部分に取り付けたギアと噛み合うようにとりつけています。
また、基部の後ろは開口してガトリングにつながるスプリングを接続できるようにしています。ヒレは全てプラ材とプラ板で作成。これも可動時にそれぞれが衝突しないギリギリの大きさで作っています。
■触手
 触手はエレファンダーの鼻をベースに、デスステの鋏装甲を被せたりしています。
本当はもう少し大きく可動するはずだったのですが、ハサミ基部のスプリングが弱く、微妙な可動になってしまったのが唯一の心残りです…。
■目&口
 目はHMMゾイドのゾイドコアに高光度の赤色LEDを組み込んでいます。これも元のデスステがLEDは一つしか付いていないので切除して新しいLEDを並列で二つに増やしています(この辺の作業が素人すぎて色々苦戦しました…)。どうやら最近の研究によりアノマロの目が複眼だったらしいので、HMMゾイドコアのディテールもそれなりに意味を成してくれて嬉しかったです。
特徴的な口はHMMモルガの車輪部分をベースにディテールアップパーツで荷電粒子砲の砲身をでっちあげました。ここの使用パーツはずっといいパーツが見付からず悩んでいたのですが、ツイッターにてとても良いアイデアを頂けたのでクリアできました。
■背中〜尾
 背中はデスステ背中装甲を尻尾部に被せた物をベースにインパクトカノンやワイルドウィーゼルユニットなんかで出来ています。尻尾は殆どがイエーガーユニットのイオンブースターです。
■武器類
 製作当初はコトブキヤのガトリングガンにモーターを内蔵して使用するつもりでしたが、単三2本でモーター4つ可動は無理があると感じたので、サフ状態まではジェノのパルスレーザーライフルで製作を進めていました。
しかしやはりガトリングを搭載したいという気持ちと、うまく連動させて可動させる方法を思いついたので最後の最後に急遽トミー製のビームガトリングセットを使う事に。この時もツイッター経由で1セット譲ってもらう事が出来たので事なきを得ました。
■塗装
 ゾイドでは初エアブラシでの塗装になりました。
もともとセンチネル塗りと言われる、シャドーを吹かないで蛍光色で仕上げる塗り方が好きなのですが、今回は殆どのパーツをトミー由来のパーツで作ったので、塗装もトミー製ゾイドのパッケージにあるようなシャドーがキツめに吹いてあるような雰囲気を目指してみました。
カラーリングは過去に自分がイラストで描いた『Ziジェス頁岩ゾイド群』という絵のカラーリングを元に、あまりアノマロカリスの復元図では見る事のない緑をベースに、ワンポイントでキャップと揃えたレッドをヒレの先端に使っています。この赤は蛍光塗料を使用しているのでブラックライトに反応して発光します。ガトリングは鉄が焼けたような質感を目指してみました。

柊にうさんから2作品目のご投稿で「ゾイド アノマロカリス」の投稿をいただきました!
オフ会時に制作途中のギミックを撮影した動画を拝見していましたが、当初からヒレの動きが凄く、
ダークスパイナーやデススティンガーを連結するダイナミックな発想と合わせて
完成が楽しみだった作品です!

完成時にSNSに投稿された動画はブラックライトを利用した発光ギミックと
ヒレの可動ギミックが怪しくも幻想的で衝撃を受けました!
制作段階の想像を遥かに凌駕する素晴らしい改造ゾイドになっています・・!

まずは一目みただけでゾイドだと分かるデザインがお見事です!
デススティンガーを中心に主にタカラトミーゾイドを使ってプラ材やパテを追加せずに
元になったタカラトミーパーツの魅力をそのまま生かしたミキシングを行っています
塗装までタカラトミーの箱で使われているゾイドに似せているのがすごいですね

そのため、パーツをよく見ると元のゾイドが分かるのですが、
「ここにこのパーツを使うのか!」とセンスの良さに驚きます!
どのパーツも痺れるミキシングセンスですが、個人的にはガトリングに
レッドホーンではなくセイバータイガーの主砲を取り付けているのが凄く良いですね!
主砲を他のゾイドに取り付けるのはゾイドの改造を行う第一歩として皆チャレンジすると思いますが
これだけレベルの高い作品でチラリと使われていると真似したくなり、タカラトミーゾイドが
販売されていれば、それをきっかけに改造にハマる人が続出しそうです
アクセントに入っている金色や赤もクールで見れば見るほど惚れ惚れします

今回は動画も投稿いただいたので、写真と合わせて掲載しています!
動画も良い感じで、ヒレのギミックや発光ギミックの魅力がよく伝わってきます
化石風の画像はどこかアニメの遺跡に埋まったゴジュラスのようでニヤリとしてしまいます
また、機獣新世紀ゾイドの箱風の写真も作成されていて、
当時ゾイドにはまった人がみるととても痺れる改造ゾイドに仕上がっていると思います!

写真は一眼レフカメラで撮影されていのか、強いボケが良い雰囲気を出していて良いですね・・
柊にうさんは素敵な作品のご投稿ありがとうございました!
またのご投稿をお待ちしておりますね!

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