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機体説明 制作者のコメント コメント

形式番号YRZ-039s

機体名:シャドーペイン

コードネーム:フレイヤ

全長/22m

全高/4.8m

重量/45t

最高速度/Mach 4.2

固定武装:AAZ18mmビーム機関砲×2
     ターボジェットエンジン×4
     ラムジェットエンジン×2
     可変高周波ブレード
     テールスタビライザー

追加武装:60mm速射レーザー砲
     AZ144mm試作型液冷式ビーム砲
     AAZマニューバミサイル×2

 シャドーペインはヘリック共和国がZAC2101年、西方大陸戦争中盤に翼竜型空戦ゾイド「レイノス」をベースに開発した人工知能搭載型の自律稼動式戦闘用ゾイドである。
本機は試作機の3機が開発されていたが、実際に完成出来たのは「フレイヤ」のコードネームを冠する二号機のみである。
 本機は完全なる自律稼働を可能とし、それまでのゾイドの常識を覆す全く新しい世代のゾイドに分類される。本機の出現以前にもスリーパーとよばれる無人ゾイドトラップや、ガイロス帝国バシコヤードアカデミー研究チームによるセイバータイガー=ケルベロス計画など無人戦闘ゾイドの計画は複数存在したが、本機はそれらの究極系といえるシステムを搭載している。

 本機は人工知能、所謂『AI』を搭載しており、ゾイド自らが思考することを許された機体であり、AIの名称からそのままコードネームである「フレイヤ」の名を与えられている。パイロットを必要としないため、人間やゾイド人では到底耐えられないG下での飛行・戦闘が可能となっている。
 反面、武装面はかなりコンパクトに纏められており、固定武装においては肩部にAAZ18mm対空ビーム機関砲2門が、尾部に可変格納式の高周波ブレードが装備されているのみである。
 また、機体下部には60mm速射レーザー砲/AZ144mm試作型液冷式ビーム砲が、翼下には対地・対空用装備のAAZマニューバミサイルがマウント可能であり、作戦によって装備の換装を行う。

 メインエンジンは主翼基部に搭載されている4機のジェットエンジン。また主翼・尾翼を折りたたみ、背中のラムジェットエンジンユニットを迫り上げることでラムジェットエンジンの吸入口が胴体内から外部露出し高機動形態へと可変することが可能になっている。
 尾翼のあるテールスタビライザーユニットは本機唯一の近接戦闘用装備である可変高周波ブレードの格納庫を兼ねており、ブレード使用時には機体下に向かって展開しすれ違い様に敵機を切り裂く。

 また、高機動形態時にテールスタビライザー全体を強制排除することで機体重量を軽減し、さらに高機動での戦闘が可能になっている。  余談ではあるが、本機開発計画でのゾイドコア人工知能学習計画(ゾイドコア内のゾイド因子に人類側のスーパーコンピュータを電子レベルで接続し、あらゆるデータの流入・記憶・刷り込みをゾイドコアそのものに行う作業)の最中、一号機と三号機のAIは学習行動に拒否反応を起こし融解。
結果として拒否反応を起こさなかった二号機のみが完成した。また、AI「フレイヤ」は過剰なまでに臆病な性格であり、その高い戦闘ポテンシャルを実際の戦場では生かし切れていないという報告がある。

もともと飛行型の機体が好きだったので、自分の大好物な無人機設定や戦闘機らしい薄くシャープなボディラインを追求した機体を作ってみようと思い作成しました。
また、HMMゾイドを意識して各所のエッジのシャープさやディテールの追加、現行機テイストを盛り込んでみたりしています。

■頭部
レイノスをベースにしつつノーズ部分と下顎の延長、大型化。
一目で無人機と分かる様に狭いキャノピー内に単眼のカメラアイを搭載したかったので色々なジャンクやディテールアップパーツを試してみてはキャノピーが閉まらない…というのを繰り返し今の形に落ち着きました。もちろんコックピットはありません。
また、首にはボールジョイントを仕込んであるので稼動可能です。

■胴体
ゼンマイ搭載機の宿命でもある胴の分厚さが気になったので切断し厚さをできる限り薄くしています。
HMMのゾイドコアを搭載可能にするために内部にコアのスペースを確保。完成後でも簡単に分解が可能なように、各所の接続は胴体ユニットと外部装甲で接続固定する形に。コアの前にあるのはフレイヤの感情やデータベースを司るコンピュータ部分という感じに。
また、機体下部に武器マウント用のネオジム磁石2個を配置。

■翼部
某ロボットアニメのプラモの流用が大半ですが、そのおかげで複雑な可変翼稼動ギミックがそのまま生きています(左右のエンジンブロックを外側に開くと翼も連動して展開。胴体側にスライドすることで翼が高機動モードに収納可変)。また、翼の中にもネオジム磁石を仕込むことで翼表面に余計な接続ピンを出すことなくミサイルユニットが着脱可能になっています。

■尾部
高周波ブレードとジャンクを中心にプラ板でセミスクラッチ。テールスタビライザー基部にもネオジム磁石を内蔵しているため、スタビライザーごと取り外すことが可能です。また、尾翼・内蔵ブレードは広範囲に稼動します。

■脚部
レイノスの脚部をそのまま改造しただけでは戦闘機のシャープさが出せそうになかったことと、下後方にのびるブレードアンテナがかっこよくて形状的にとても好きだったのでその方向でまとめてみました。
降着状態では胴体側に折り込まれていた脚部を展開することでブレードアンテナは上方に移動、干渉することなく着陸させることができます。収納時の脚部はマルチレーダー的なイメージです。

■武装
 速射レーザー砲は旋回可能な基本装備として作成しました。本体とのイメージも考えてわりと単純かつ銃らしくない形状でまとめています。接続軸にはネオジム磁石を1つ使用しており、胴体の2つのネオジム磁石の後ろ側の方に接続します。
 試作型液冷式ビーム砲はその名のとおり試作機らしさを前面に押し出しつつ、はったりの利かせた大型ロマン兵装として作ってみました。こちらはゴテゴテした外見と無理やり外付けしたような冷却剤タンク、接続チューブなど、本当に空戦機に載せれるのか?って具合に作ってます。接続軸はネオジム磁石2つで本体に接続されているので旋回不可能な武器です。
 マニューバミサイルはやはり戦闘機だったら翼にミサイルほしいよなぁってことで急遽作成しました。しかし翼側に変に接続軸などを作ってミサイルを外した時に外観が損なわれるのが嫌だったのでこちらも磁石接続です。

■塗装
 当初は平成版レイノスの緑をもう少し渋く、濃くしたグリーンで塗装しようか、それとも真っ白で試験機っぽさをもってくるかとかも考えていたのですが、結局空戦での迷彩効果の高いグレー系統をつや消しにして落ち着きました。反対に外付け武器は基本装備の速射レーザー以外はツヤあり白だったりオレンジだったりと明るめの色を使っています。

分かる人には一瞬でわかってしまうと思いますが、自分は無人機や人工知能搭載兵器フェチですw
故に設定も機体ポテンシャルよりも人工知能に偏った設定になってしまいましたが、自分の趣味は大体取り入れることが出来たかなぁと思っています。
あと磁力での接続が多々ありますが、この接続方法が表面を傷つけることなく接続できるのでとても気に入っており、こんなに各所に多用する形になってしまいましたw
この子の以前にも飛行型の機体は複数作っていたのですが、自分の中ではやりたい事は概ね組み込むことができたので、いままでの自分の飛行型ゾイドの集大成にできたかなと思っています。

長々と駄文にお付き合いくださいまして真にありがとうございました!

柊にうさんから初めてのご投稿で
「YRZ-039s シャドーペイン【フレイヤ】」を投稿していただきました!

私は以前、オフ会で実物を拝見したことがあり、細部まで手を加えた丁寧な加工が印象的な作品です
拝見した当時は実際に可動ギミックを拝見することができて、口の可動にスプリングを利用することで、
可動させた時に「カチカチ」と間接がロックされる音がして
ギミック一つをとっても上質な印象がある改造作品でした

その改造作品を投稿いただけて、とても光栄です!
その当時も説明していただいたかもしれませんが、酔っていて忘れてしまったのか(^^;
ネオジム磁石を利用した武装の取り付けギミックが取り入れられているのが印象的です

特に飛行ゾイドのスマートなシルエットに武装を追加するには
ネオジム磁石は効果的なようで、作品の印象を崩さずに武装を取り外しできるのは衝撃的でした
オフ会の時とくらべると大型の武器を追加されていて、ネオジム磁石を利用すること
作品に余計な加工をせずに追加兵装するのが容易になりますし、
ネオジム磁石は作品を大切にされる方にはぴったりですね

ギミックの他にもデザインにも力を入れていて、
個人的には頭部のモノアイとオレンジ色のキャノピーがお気に入りです
全体的には戦闘機のデザインが濃いめにでていますが、それが無人機らしさを出していると思いました
ゾイド分を強めるとしたら翼に指っぽい武装やディテールを入れると生き物らしさがでるかもしれませんね

柊にうさんは素敵な作品のご投稿ありがとうございました!
またのご投稿をお待ちしております!

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