zoikino!

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雷鳴の名を冠したハチ型改造ゾイド。翅や脚、大顎といったあらゆる部位が刃物化しており嬲るように相手を切り刻む。
本能開放技「マックスペイン」腹部から放たれる渾身の一撃。純粋な物理ダメージに加えその大針からは毒が滴っており被弾すればほぼ致命傷となる。

その他の画像










動画1(1.3MB)


動画2(4.5MB)

◇スコーピア+ラプトールの連結骨格をベースにアシナガバチ種(仮)のゾイドを制作しました。
今作のコンセプトはズバリ「ゼンマイユニットによるリアルムービングとワイルドブラスト」であり
それぞれの動作を2つのゼンマイユニットを使って別個に再現してしまおうという志が高いのか低いのかよく分からないものとなっています。
またモチーフが所謂"飛行タイプ"であるため旨みの少ない歩行ギミックは切り捨て、関節の強度や可動性に重きを置いたフルポーザブル仕様にしています。

◇見た目もある程度拘りたかったのでコンペなどを想定したメーカー縛りは一切行わず適材適所好き放題にミキシングしました。
なかでも今回大活躍したのは頭部に使用した"いきもの大図鑑スズメバチ"や長い武器脚を再現すべく見出した"御模道アラクネ"でしょうか。

特に前者は"あまりにもカマキリすぎるディマンティス"では満足出来ない自分にとってはまさに打ってつけの素材であり(ある意味本物なので当然ですが...)生物的ディティールを削り落とし程よく無機質な形状に加工、ガンスナイパーの爪を大顎、スコーピアの頭部骨格を舌に見立てることによりワンランク上のハチ顔を作り上げました。

胸部を保護する装甲にはスコーピア+ナックルコングの物を使用。羽ばたきギミックの基部となる部分はあえて露出するよう避けて配置しています。
これは動く部分はなるべく見せたいという親心(?)とHMMセイバータイガーの背中あたりがとってもセクシーで真似したかったというのが理由です。
あと一枚翅仕様なのはあくまで先達へのオマージュ抜け道リスペクトであって決して横着ではないです。はい。

腹部に関しては自作ギミックを覆うようにワイルドライガーやバルバトスルプスの装甲を配置しています。
ここは特に動く部位と動かない部位が重要になっており一種のだまし絵的表現というか隠れた部位がまるで伸縮しているかのような錯覚が起きればいいな〜と願いを込めました。あとは漠然と昔の2Dドット絵の動きとか参考にしてますね(たぶん)
その他にもフライトユニットと称したヘキサギア産扇風機や後翅を模したブースター×2など飛行タイプらしい小ネタも仕込んでいます。

脚部についてはMSG各種、HMMレブラプター、ラプトールのパーツにアラクネの武装を組み合わせました。
前述した通り脚部は全て刃物になっているので数の暴力やリーチを活かした変則的な攻撃や処刑拷問器具のような豪快かつ猟奇的なヤツも可能。乗り手の残虐性が試されます。

◇ギミックに関しては一部触れてますが羽ばたきや顎の開閉(威嚇)といった通常動作をスコーピア骨格が担当しています。
どちらの動作も基本的にはスコーピア本来のギミックの転用ですのでそこまで大袈裟な事はしてないですね。スコーピアまじ有能すぎる。

もう一方のラプトール骨格(腹部)ですがこちらは主にワイルドの機構部品などを流用したオリジナルギミックになります。
言いたいことは先に書いてしまったのでアレですが強いて言えば歩行ギミックのための軸の左右差をフラットにするのがちょっと大変だったかも。まあ脳筋爆発で軸を強引にひん曲げて加工したのがいけなかったんですが....

ちなみに両ギミックですが"努力次第"では同時に発動させる事が可能です(マイナスドライバー必須)
詳しくは動画を見て頂ければと思うのですが両方の動作が上手く噛み合うとなかなかどうして"疑似生物感"出て最高ですよ。やはり動くゾイドは素晴らしい。

暴食さんから6作品目のご投稿で「TONITRUS(トニトルス)」をいただきました!

独特のフォルムを持つハチ型ゾイドとなっていて、斬新なシルエット、生物プラモを使った頭部でも、ゾイドとして成立する完成度の高い作品になっています。
近年ではゾイド以外にも「ヘキサギア」や「Horizon Zero Dawn」など動物メカの立体が多数登場していますが、「ゾイド」というブランドを考える上でも参考になる作品だと思います。

頭部については、ガシャポンの”いきもの大図鑑スズメバチ”を使用されています。
目の形や頭部のシルエットを残しながら、細部を加工して、触覚や牙をメカニカルにアレンジされています。
元になったハチという生物そのもののデザインの良さを生かしたバランスの良いアレンジは、どこかゾイドワイルドを彷彿します。
生物の洗練されたデザインと、メカとして機能的なデザインを見事に両立していて、ゾイドワイルド発表時に感じた新しいゾイドの姿を思い出しました。

胴体部分はゾイドワイルドをベースに、HMMなど旧ゾイドのパーツも組み合わせていて、旧ゾイドにも通じるメカニカルなデザインです。
丸みを帯びた頭部から、メイン武器の針に向けて装甲が角張り鋭くなっていくのが格好良いです。
本作品のどこが最も危険な部分なのか、一見するだけで分かります。

生物らしさが残る頭部から、胴体、メカニカルな腹部と、節ごとのデザインの変化も見ていて面白く、1つの作品で表現の幅を楽しめます。
個人的にはこのデザインの変化が好みで、節ごとに体が分かれる昆虫型メカならではの斬新な表現だと思います!

ギミックの動画もいただいていますので、動画付きで掲載させてもらいました!
ゼンマイを2個搭載して、ハチとして魅了的なギミックに特化されています。
各部を動かすためのリンク機構がよく見えのもよく、まるで筋肉が動いているように見えますね。
動力を搭載しているからこそ生物やメカとして説得力あるデザインになっているのは、とてもゾイドらしいと思います!

暴食さんは素敵な作品のご投稿ありがとうございます!
またのご投稿をお待ちしておりますね!

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