HMMグリーンホーンAB レビュー | zoikino!

  お気に入り度:★★★★★
  製作時間:9時間ほど
  ← 画像をドラッグすると360度回転します →  

コトブキヤから発売された「HMMグリーンホーンAB」のレビューです!

妄想戦記に登場した"濃緑の盾"「グリーンホーン」がHMMゾイドとして登場しました。
タカラトミー版ではオミットされていた、「アタックブースター」と「反荷電粒子シールド発生器」が付属し、尻尾もアレンジされている特別仕様のゾイドです。

全体的なシルエットは「HMMレッドホーン」から大きく変化して、まるで新型ゾイドのような存在感。
バランスの良い武装配置になっていて、コトブキヤから発売された「レッドホーン」系では1番、シルエットが好みかもしれません。

バランスの良いシルエットは、背中の武器プラットフォーム部分を新規造形した効果によるもの。

「アタックブースター」を搭載することを前提に、マウント箇所の追加と位置調整が行われており、「対ゾイド3連装リニアキャノン」が中央に搭載されています。この辺のアレンジは、当サイトに投稿いただいた某氏の改造作品に近いもので、ただの武器追加のバリエーションではなく、ワンオフの改造ゾイド級に調整されたゾイドになっています。

搭載している「アタックブースター」は新規造形のものになっていて、組み立てが煩雑だった旧「HMMアタックブースター」から別物に進化しています。
とても組み立て易く、自壊もなく、カスタムパーツとして他のゾイドにも取り付けできる優秀なアイテムです。
こちらは、カスタムパーツ単体としても販売されていますが、販売数が少なく、再販予定も無いようなので、欲しい人は早めに確保したほうが良いかも?

新造パーツが多い「HMMグリーンホーンAB」は、まるで「HMMレッドホーン」のリメイクゾイドのような印象。
もちろん、「HMMレッドホーン」の良いところが残っており、組み立てやすさや、機能的なディテールを楽しめる、おすすめのHMMゾイドになっています!

■個人的に良いところ
シルエットのまとまりが格好良く、まさに"動く要塞"
新造パーツが多く、実質「HMMレッドホーン・バージョン2」
機能的なモールドが格好良く、メカメカしいアレンジが行われている。
「HMMレッドホーン」のパーツが全て付属する。

■個人的に悪いところ
「HMMレッドホーン」の箇所は、若干自壊しやすが、接着でカバーできるので、許容範囲。

■撮影機材:「Nikon Z5」+「NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S」or「NIKKOR Z MC 50mm f/2.8」+「SB-700」


箱はこんな感じ。
妄想戦記の本編とは異なり、共和国で試験を行っている「HMMグリーンホーン」の様子が描かれています。
見たことがない新しいゾイドの姿やったぜ!


箱絵では、格好良い戦闘描写が多いのですが、こうした試験の描写は珍しいですね!
試験を行っている様子もテスト機らしくて良い感じ。
巻き上がる岩から、ライガー系とは違う、重量級ゾイドの迫力が伝わってきます。


組み立て説明書やデカール、ボーナスパーツの無色クリアパーツはこんな感じ。
私はオレンジのクリアパーツを破損させてしまいましたが、無色クリアパーツからリカバリできるのが助かります。


全体を見るとこんな感じ。

「HMMレッドホーン」は、「対ゾイド3連装リニアキャノン」が大きすぎて全体のバランスが崩れていました。
「HMMグリーンホーン」では、中央に配置されてバランスが良くなったのと、「アタックブースター」に隠れることで、アンバランスな巨大さが見えなくなり、見た目が改善されています。



ベースになった「HMMレッドホーン」は少し前のHMMゾイドですが、ゲート位置が工夫されていて組み立て易いです。
パーツ数は多いものの、メカニカルなディテールが大量にあるため、メカを組み立てている感じがして満足感が高いのもポイント。

▼反荷電粒子シールド発生器

「反荷電粒子シールド発生器」は、シンプルなパーツ構成になっていて、中間に可動しそうな箇所がありますが、こちらは可動しません。


根本が可動するので、簡単な展開は可能です。
HMMゾイドなので、見上げる姿勢で「デスザウラー」と対峙させたいですね!

▼アタックブースター

「アタックブースター」も新しいHMMゾイドらしい造形。
旧HMMの「アタックブースター」は複雑な構成すぎましたが、新しい「アタックブースター」はシンプルな構成になっているで、組み立ては簡単です。


ブースターの展開もシンプルになって、このくらいの塩梅が丁度良いです!


前に展開して、キャノンモードにすることも可能。
後方の放熱フィンの展開も簡単になっています。

展開時の長さは若干旧版よりも短くなっていますが、個人的にはあまり気になりませんでした。


背中のプラットフォームは後方部分が刷新されています。
「アタックブースター」のマウント部分は、伸縮と角度変更が可能。


斜めに展開すると、ゾイドシリーズの弱点である縦横の2次元的な見た目が軽減されます。
「レッドホーン」自体が正面から見た時の完成度が高いゾイドですが、こうした斜めへの広がりがあるのは良いですね。

▼試作新型ビームガン

尻尾には、「試作新型ビームガン」を搭載。
コックピットだった部分も刷新されて、「反荷電粒子シールド発生装置」や、「アタックブースター」に合ったシルエットになっています。


新造された紫色のパーツのデザインが統一されているので、シルエットが格好良いです!
紫色は試作パーツらしい雰囲気があって良いですが、色味をゾイド本体と合わせるとまた違った格好良さが出そうですね。

▼レッドホーンへの組み替え

また、「レッドホーン」のパーツがすべて付属するので、組み替えで「レッドホーン」にすることが可能です。


こちらは、「HMMグリーンホーン」と合わせて発売された「アタックブースターセット」です。
箱絵に「ブレードライガーミラージュ」がいるのがポイント。再販されるのか気になりますね。


アタックブースター本体はこんな感じ。
「HMMグリーンホーン」のものと同じ造形ですが、カラーリングがガンメタリックになっています。
汎用性の高そうなカラーリングになっているので、ゾイドのカスタムパーツとして重宝しそうですね!


根本には豊富なジョイントが付属。
ただし、組み立てた後の分解が大変なので、どのジョイントを使うのかあらかじめ決めておく必要があります。

キャップ部分には、3mm穴もあるので、タカラトミーゾイドにそのまま取り付けることができます。


説明書や、ボーナスパーツとして付属する無色クリアパーツはこんな感じ。


「HMMグリーンホーン」と「アタックブースターセット」のレビューでした。

バリエーション機なのに新造パーツが多く、実質「HMMレッドホーン・バージョン2」と言えるキットになっています。
見た目が良いだけではなく、ノーマルに組み替えることもでき、単体で遊びごたえがあり、最近のHMMゾイドでは特におすすめかもしれません。

昔のHMMゾイドのメカニカルさと、新しいHMMゾイドのシンプル構成が楽しめるのも良く、パーツ数が多くても楽しく組み立てできると思います。 重装甲ゾイドが欲しいという人には、まずお勧めしたいゾイドです!

ページ上部へ