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機体説明 制作者のコメント コメント

機体名:アームドオステウス / ダンクルヘッド
ダンクルオステウス型

全長:38m
全高:13.5m
重量:400t / 395t
最高速度:63kt

武装:
大口径偏光荷電粒子砲
高速キャノン砲×4
3連装ホーミング魚雷ポッド×2
推進用双発メインエンジン×2
ハイドロジェットエンジンノズル×2
メタルアーマーバイト
ストライクバイトファング
エネルギーシールド発生装置

アームドオステウスは、中央大陸戦争時代に旧ゼネバス帝国軍によって試作されたダンクルオステウス型の巨大潜水艦ゾイドである。
当時のゼネバス帝国軍は、D-DAY上陸作戦でロールアウトされたウオディックの突出した性能により海軍戦闘能力では共和国に対して圧倒的な強さを誇っていた。
その後も新たに開発された新型機やZAC2044年にロールアウトされたデスザウラーの活躍により中央大陸のほぼ全土を手中に収めようとしていた。
本機はZAC2046年、旧ゼネバス帝国によってデスザウラーの技術を応用した新たな海軍戦力の開発を視野に、絶対的なる制海権の確保という目的のもと開発がスタートした。ベースには中央大陸で発掘された超大型の古代魚型ゾイドが選ばれている。
本機の推進機関はウオディックと同様のメインエンジンとウォータージェット推進によるマルチ推進機構を採用し、ウオディックでは外付けだったメインエンジンは胴体内部に収められている。これは、本機が正面からの突貫攻撃を想定しているためである。
 頑強な頭部にはストライクバイトファングを無数に備え、そこに上付けされる形で、超硬金属で生成された破砕兵器であるメタルアーマーバイトが装備される。また、口腔内には試作兵器である大口径偏向荷電粒子砲を備える。この装備は、電子を磁場により強制的に偏向させることで、理論上では水中内での荷電粒子の放射を可能としたものだが、放射距離は数メートル前後と非実用的であり実戦投入は見送られた試験兵器を転用したものである。
 胸ビレ基部には低出力だがエネルギーシールドの発生装置も装備されており、ストライクバイトファングでの突貫攻撃時には前方に展開し、最も頑丈な頭部より後方を防御する形でEシールドが展開する。

本機は一機が試作実験機としてロールアウトされたが、その後マッドサンダーの登場とともに戦況は一変。各地の戦線が崩壊し、新型機の開発に回す余力は残されておらず、結果的に試験機一機が完成したまま計画は凍結され、試験機も中央大陸西岸の洞窟内に建設された秘密工場とともに封印され、一度も日の目を見ることなく史実から抹消された。

----そして時は流れ、ZAC2101年。
西方大陸エウロペでの戦争は暗黒大陸ニクスへと舞台を移しつつあった。
デロダロス海に配備されていたヘリック共和国のネオ・タートルシップ級輸送母艦が何者かの襲撃を受け、補給物資の一部が強奪される事件を皮切りに、ヘリック・ガイロス両軍で似た事件が勃発する。それらの事件に共通したことは、被害にあった全ての船舶の外装に大きく食い破られたような損傷が見受けられたことだった。酷いものは、内部構造まで 貫通し、抉り取られていた。

ZAC2101年5月、エウロペのニクシー基地で空母仕様へと改装工事が進むウルトラザウルス。ヘリック共和国軍司令部はニクスへと敗退したガイロス帝国軍を追撃するために大規模な大陸間航行作戦を発案した。その先遣隊としてバリゲーターやハンマーヘッドを始めとしたヘリック共和国海軍がアンダー海を進行中、突如所属不明の大型潜水艦ゾイドの襲撃を受ける。為す術すべもなく壊滅状態に陥った先遣隊の通信記録に残る音声。

『-我ラハ海賊船ダンクルヘッド。ゼネバスノ理想ヲ信ジ火ノ海ヲ進ム者ナリ-』

それは、正体不明のゾイドから放たれた、非正規回線からの通信であった。









その他の画像






 ゾイドワイルドのデスレックスを初めて組んだ印象が、なんだかクジラっぽいものが作れそうだったので、制作当初はレヴィアタン・メルビレイ型として考えていました。
しかし、レヴィアタンがマッコウクジラの化け物みたいな生物だったため、ホエールキング(マッコウクジラ型)より大きくないと説得力ないなぁと頓挫。その後、以前からゾイドのモチーフにしたら素晴らしいのにと思っていたダンクルオステウスを目指して制作再開したものがこの作品になります。
完成してみるとウオディックの約2倍の全長という、作り始めた当初想定していたよりもとても大きなゾイドになりました。
過去作品でSFテイストの強めな”幽霊船”や”大型空母艦”、”突撃艦”を作っていたので、今回は”SFテイストの海賊船”をイメージ元に、無骨で荒々しい雰囲気を目指してみました。第二次大陸間戦争時代の海賊船バージョンにコンパチ仕様で変更可能なのもこのためです。
設定的には旧ゼネバス信者の過激派集団によって発見、起動したアームドオステウスが一部装甲や装備を変更しヘリック・ガイロス両陣営に海賊行為を行いました。最終的にはネオ・ゼネバス建国後は傭兵部隊になったんじゃないかなぁと思います。

■本体
本体はほぼデスレックスのままです。内部はギアをはずしたり電飾のスイッチ(デスレックスはデスブラスト時に回転する歯車と連動してスイッチがONになる仕組み)を取り外して、常に点灯するように改造したりと、色々と手を加えています。デスレックスのギアボックスは複雑なので、本気で分解しないことをお勧めします…。
胴体横のメインエンジン部はデスレックスの第二の牙の模様(?)が魚の測線や鱗のように見えたのでほぼそのまま使用。肉抜き穴をパテで埋めつつ、後部にメインエンジンノズルを取り付けています。その他の装甲部もほぼデスレックスの脚部装甲などを使用。

■尾部
尾はデスレックスのものにプラ板貼り合わせでセミスクラッチ。モチーフ元のダンクルオステウスは化石が頭骨しか残っていないため、頭より後ろの復元図はいろいろなものが存在するのですが、今回はわりとメジャーな形状で、かつシャープでかっこいい形状を目指してみました。

■頭部
頭部装甲はプラ板でスクラッチ。歯の装甲を着脱式にするために装甲は分解可能です。
下あごと中身はデスレックスのまま。
一度仮組した際に電飾の配線によって顎が閉じなくなってしまったので、急遽1.5mmのスプリングをハンダ付けして電飾の電源を引いてきていますが、スプリング丸見えなのも試作機らしくていいかなぁと…。目は赤色LEDで、口内の砲身は青色LEDでそれぞれ発光します。

■ヒレ
背ビレはスイッチを兼ねています。基本形状はプラ板の貼り合わせ+筋彫り。後部にデスレックスの尻尾装甲をつけています。これによって流れるようなきれいなラインができてくれました。胸ビレと尻ビレもほぼ同じ制作工程です。

■武器類
武器類は設定的に旧ゾイド時代の帝国軍共通武器から選びました。まだハードポイントは空いているので、サーベルタイガーの尻尾のリニアレーザーガンや複合センサーなんかを取り付けてもいいかもしれませんね。

■塗装
カラーリングは旧ゼネバス帝国っぽさを第一に考え、ウオディックと並べることを念頭にしつつフォトショップ上で15パターンほど考えて決めていきました。
モチーフ元の板皮類らしく頭骨を目立つ銀色で塗装し、体のレッドは明るめの色を使いつつ、濃いめのシャドーやドライブラシで少しでも落ち着いた色になるように心がけています(そもそも潜水艦タイプのゾイドにドライブラシはどうなんだろう…と思いつつ)。
設定的に旧大戦時の試作機の強奪品ということで、コーションデカール等は貼らずに、自分の今まで作ってきた作品のなかでも一番強めにシャドーを吹いています。

柊にうさんから5作品目のご投稿で「アームドオステウス / ダンクルヘッド」の投稿をいただきました!

古代魚ダンクルオステウス型のゾイドになっていて、デスレックスをベースに大幅なシルエットの変更が行われています。
シルエットの変更だけではなく、ゾイドワイルドシリーズの魅力の一つである動力ギミックを生かして改造しているのが良いですね!
デスレックスのモーターボックスを分解してLEDの色を変えたり、LEDを追加したりと高度なスキルも駆使されています。 今回は作品の魅力の1つでもあるギミックが見えるように動画の投稿もいただいておりますので、許可をいただいてYoutubeへアップさせてもらいました!

「アームドオステウス / ダンクルヘッド」という作品名は作品に2つのバリエーションがあるため。
バリエーションの違いは頭部になっていて、「アームドオステウス」では額にゼネバス帝国の国旗があり、牙はメカニカルなものになっています。「ダンクルヘッド」に関しては、海賊船をイメージして作成されているので、額には海賊旗、牙はより凶暴そうなデスレックスのものがそのまま使われています。 メカの要素が強い「アームドオステウス」も、生物的な「ダンクルヘッド」も魅力的なデザインで格好良いです!
個人的に頭部については、デスレックスをベースにすることで、魚としては珍しく上顎が動くとされているダンクルオステウスの動きを再現しているのがお気に入りです。頭部が特徴的なモチーフだけにシルエットの他に動きも再現しているのは動物の専門家の柊にうさんらしくて素敵!

胴体部分は複雑なディテールになっているデスレックスのパーツと、プラ材をバランスよく組み合わせていて、メリハリと一体感のあるデザインが素晴らしいです。
特にデスレックスでも特徴的なデザインになっているデスジョーズは改造に使いにくそうな印象がありましたが、胴体に密着させて旧ゾイドの武器パーツを取り付けると、内部の関節フレームのように見えるのが衝撃的でした。こうした活用方法があるとは・・。
さらに動画を拝見するとデスジョーズの部分も可動するようになっていることがわかります。こちらの動きはまるで魚の筋肉ようで、デザインはもちろん動かしてもずっと見ていられる魅力的なゾイドだと思います!
コックピットの開閉ギミックや背中の砲塔の連動ギミックも素敵で、いずれ実物を拝見するのが楽しみです。

素敵な作品のご投稿ありがとうございました!
またのご投稿をお待ちしておりますー

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