HMMジェノブレイカー リパッケージVer. HMMゾイド
製作時間:15時間ほど
2009年に発売されたHMMゾイド第10弾「HMMジェノブレイカー」に改良を加えた「リパッケージVer.」が2020年に発売されました。
先に発売された「HMMジェノザウラー リパッケージVer.」と同様に改良され、真っ直ぐな荷電粒子砲発射ポーズが取れるようになっているのが特徴。レイヴンやシャドーのフィギュアは付属しないものの、現行の「HMMジェノブレイカー」の決定版と言えるキットです。
キット自体は初期のHMMゾイドがベースになっているので、組み立てが非常に大変です。
個人的にHMMゾイドで組み立てが大変なキットを上げるとしたら、上位に君臨する難易度なので組み立てる時にはそれなりの覚悟が必要です。
完成後はバックパックの位置が後ろすぎるのが気になりますが、ポージングや武装の位置で誤魔化すことができます。
ポージングによってかなり格好良くディスプレイすることができて、個人的には「ジェノブレイカー」は荷電粒子砲発射形態+ウイングスラスター展開が1番シルエットが格好良い気がします。
タカラトミー版と見比べるとカラーリングが大幅に異なっている珍しいキットで、爪やエクスブレイカーはガンメタルからホワイト、フィンはゴールドからブラウンになっていて、HMMゾイドでも特にアレンジが強いです。
組み立て難易度やアレンジの強さからHMMゾイドを象徴するような存在感があり、HMMゾイドユーザーならぜひ手に入れたいキットです。
追記
HMMジェノブレイカーを改造してHMMジェノシザースもどきを作成してみました
■個人的に良いところ
真っ直ぐな荷電粒子砲発射形態が取れる
ポーズをつけると格好良い。
■個人的に悪いところ。
組み立てが大変すぎる。
バックパックが後ろすぎる
■撮影機材:「Nikon Z5」+「NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S」or「NIKKOR Z MC 50mm f/2.8」+「SB-700」
HMMジェノブレイカー リパッケージVer.
箱はこんな感じで、バトルストーリーのワンシーンを描いたものになっています。
2009年に初めて「HMMジェノブレイカー」が発売された時と比べると、「HMMデススティンガー」が発売されているので、今ではバトストのワンシーンを再現できるのが良いですね。
前後左右から見るとこんな感じ。
デザインとカラーリング共にHMMアレンジが強く、独特な存在感があります。
バックパックの位置が後ろすぎる問題は、「フリーラウンドシールド」の位置を工夫することでカバーしたいところ。
かなりマッシブな雰囲気になっていて、そのシルエットは"魔装竜"にふさわしいものです。
全体
頭部のクリアパーツははめ込みが難しく、「HMMジェノブレイカー」の難所の1つ。細心の注意を払って組み立てたいところ。
リパッケージVer.では、レッドのクリアパーツに加えて、無職透明のクリアパーツが付属し、どちらかを選んで取り付けることができます。
ボーナスパーツとして、腕のワイヤーパーツが2つ付属します。
アニメオリジナルギミックですが、再現できるのが嬉しいですね。
▼エクスブレイカー+フリーラウンドシールド
「エクスブレイカー」を展開するとより攻撃的なシルエットになります。
「エクスブレイカー」もアレンジが強く、閉じると突き刺す槍のようなシルエットになるのが良いですね。
▼ウイングスラスター+ウェポンバインダー
「ウイングスラスター」はタカラトミー版と比べると小さく見えますが、展開するとシルエットが広がり格好良くなります。
「ウェポンバインダー」もオリジナルのセンサー展開ギミックがあり、小さくても動かしていて楽しくなるアイテムです。
「HMMブレードライガーAB」と並べるとこんな感じ。
「HMMジェノブレイカー」本体は華奢な感じがしますが、追加武装によってボリュームがあり、ライバルらしいボリューム感になっています。
組み立ては大変ですが、満足感の高いキットです。
アニメでも大活躍した人気ゾイドの一角なので、今後もHMMゾイドシリーズを引っ張る存在感を発揮してくれそうですね!
HMMジェノブレイカー(2009年版)
▼撮影機材:ニコンCOOLPIX S610
2009年に発売された「HMMジェノブレイカー」のレビューです。
まずは前後から。
バックユニットはタカラトミー製とは違って、後方に取り付けられています。
確かにこのデザインのほうが上半身を自由に動かせて、爪や牙を使った格闘戦に対応できそうですね!
しかし、「HMMジェノブレイカー」の上半身はほとんど動かないので、このデザインはコストの問題や説得力を持たせるために採用されたのでしょうか。
真横と真上から見るとこんな感じ。
フリーラウンドシールドの大きさが良く分かりますね。
前後。
武装によって横幅が増えて、細身だった「HMMジェノザウラー」からよりマッシブな印象になっています。
一部「HMMジェノザウラー」で問題だった箇所が変更されています!
シリンダーがちゃんと付けられるのは良い感じ。
「HMMブレードライガー」と比較してみました。
やはり「HMMブレードライガー」の方がボリュームがありますが、「HMMジェノザウラー」の時と比べるとボリューム感の差が少ないので、対等に戦えそうです。
「HMMコマンドウルフ」をはさむのは保持力、大きさ的にちょっと厳しいかも・・?
荷電粒子砲発射形態はやはりまっすぐになりません。
気になる人は削るしかない模様・・
武装
ここからは武装を中心にレビューしていきます。
▼レーザーチャージングブレード・NZR複合センサー
コトブキヤ独自のアレンジが加えられていて、かなりシャープな印象になっています!
「HMMジェノザウラー」は、ティラノサウルスにしては頭部が小さい印象がありましたが、武装の追加によって、頭部の小ささが気になりません。
後方から見た図と構成はこんな感じ。
ちなみに「HMMジェノザウラー」の頭部ビームガンはキットに付属しませんでした。
▼フリーラウンドシールド
コトブキヤアレンジでかなりの情報量になっています!
▼エクスブレイカー
こちらもコトブキヤアレンジでシルエットがおおきく変わっています。
刃を合わせることが可能で、この状態では敵に突き刺すことが可能とのこと。
エクスブレイカーはシールドに綺麗に格納できます。
アーム部分はかなり太くアレンジされていて、大きな武装を問題なく支えることができそうです。
各ディテールも細かくて、格好良いです!
アームとシールドの接続部分は前後に可動します。
その他にも可動範囲が拡張されていて、HMMらしくデザインアレンジだけではなく、可動範囲が増えているのは良い感じ。
シールド後方にはブースター(?)らしきディテールが追加されています。
また、シールドの裏面は画像のような感じ。
シールドの有無や、可動によって機体のイメージが大きく変わりますね。
▼ウイングスラスター
コトブキヤアレンジがもっとも少なかった箇所です。
デザイン、可動範囲はタカラトミー製と余り変わりません。
サイズは小さくなっている印象があります。
ウイングスラスターの展開はタカラトミー製と変わらず。
小型化されているので、展開しても迫力はイマイチな印象です。
▼バックパック
背面はバックパック本体は大量のブースターが追加されていて、圧倒的な迫力があります。
これは格好良い・・!
しかし、小型化されているバックパックで「ウイングスラスターのパワー供給」、「荷電粒子砲の出力アップ」、「ブースターパワー供給」、「アームのパワー供給」ができるかはちょっと心配です。
ジェノザウラー本体からもエネルギーが供給されるのでしょうか。
バックパックの前面と上面です。
荷電粒子コンバーターはディテールのみで、別パーツになっていません。
バックパックを取り外してみました。
本体との接続は1軸で行っています。
裏面にもちゃんとディテールがあるのは、さすがコトブキヤクオリティ・・!
▼ウエポンバインダー
パーツの追加など、コトブキヤアレンジが大きく加えられています。
アレンジが文句なしに格好良いです!
展開箇所が増えていて、既存のミサイルポット+センサーが展開されます。
武装を外してみました。
ジョイントの大きさは中型ゾイドのキャップ部分と同じなので、他のゾイドに取り付けることができそうです。
最後に武装の一覧を・・。
今回のジェノブレイカーは始めてみたときはアレンジに馴染めませんでしたが、暫く遊んでいると、このアレンジもありだと思い始めました!
シャープなシルエットと圧倒的なボリュームは文句なしに格好良いです。
気になる点としては、パーツの分離率が高いこと・・。
安心して遊ぶためにはパーツの接着が必須だと思います。
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HMMジェノシザース
ここからは改造です
HMMジェノブレイカーを改造して、ジェノシザースを作成してみました!
公式設定によると、左右の大型エクスブレイカーと尻尾の延長により、全長はジェノザウラーの23mに比べると約2倍の41.7mに。
またジェノザウラー系では唯一、拡散荷電粒子砲を装備しているゾイドです。
公式ムックやカード、漫画に登場したももの、アニメ・バトストには参加していない子です。
・エクスブレイカー
プラ材を切り出して作成しています。
シールドの接続部分は他HMMのパーツを組み合わせています。
・パイルバンカー
タカラトミー製を元に、他のHMMのパーツやプラ材でディテールアップしています。
前後に可動、差し替えで二重で延長されるパイルバンカーにしています。
・パルスレーザーライフル
パルスレーザーライフルはキットのまま、接続にはHMMブレードライガーABのアタックブースター基部を使っています。
緑色のセンサーはHMMシールドライガーMk-2のセンサーパーツです。
・バックパック
一部モールドをくり貫いて、裏から別パーツを貼り付けたり、クリアパーツでカバーを作っています。
・頭部ビームガン
プラ材や市販パーツで作成しています。
1ヶ月程度でサクサクと作ることができました。
前から憧れの公式改造ゾイドだったので、再現できて嬉しいです!
もっと塗装を丁寧にできるようにしたいです。
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