ドライパンサー ゾイドワイルド
製作時間:20分ほど
タカラトミーから発売された「ドライパンサー」のレビューです!
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ゾイドワイルドセカンドシリーズのMサイズ帝国ゾイドとして「ドライパンサー」が発売されました!「ビーストライガー」や「ファンタイガー」と共通の4足獣骨格を使用したゾイドになりますが、背中に搭載された大型のマシンブラストユニットによって、ボリュームが増したメカニカルな雰囲気は旧ゾイドを彷彿する非常に格好良いゾイドです。
全身の装甲はステルス戦闘機のようなデザインになっていて、レーダーの反射を抑えるために角度が斜めになっているほか、インテークにはステルスダクト、排気部分には熱の放出を抑えるための熱吸収パネルが設置されてるように見えるのが良いですね。このデザインによって、ステルスゾイドである設定の説得力がグッと増します。
兵器ゾイドらしく、マシンブラストが手動で発動するようになっているのも「ビーストライガー」など過去の4足獣骨格ゾイドと異なる部分。
今までは自動でワイルドブラストしていましたが、「ドライパンサー」では手動で頭を下げることでマシンブラストができるようになります。
頭を下げると左右の「シャドウシールド」から自動で「A-Zドライブレード」が出てくるのも面白いです。全体的に暗めの配色でまとまっている「ドライパンサー」に「A-Zドライブレード」の鮮やかなオレンジが突如現れるのはインパクトがありますし、何よりもこの目立つ部分が高速で回転するのはいくら見ていても飽きないギミックです。武器の角度を変更できるのも良いですね。
ゾイド本体のデザインも優れていて、ゾイドワイルドと旧ゾイドの良いところ取りをしたようなゾイドに仕上がっています。ゾイドファンの世代を問わずお勧めできるゾイドです。今のところゾイドワイルドの4足獣骨格はハズレ無しなのがすごいですね・・
■個人的に良いところ
ランナーレスの組み立てキット
箱や説明書の素晴らしいデザイン
ステルスを意識した配色、デザイン
マシンブラストの展開が心地よく、ずっと見ていられる(台座欲しい)
■個人的に悪いところ
特になし
■撮影カメラ:NikonD7200
■撮影レンズ:NikonAF-S Micro 60mm f/2.8G ED or NikonAF-S VR Micro Nikkor 105mm f/2.8 G IF-ED
■スピードライト:SB-700(天井バウンス)
■基本カメラ設定:f:8-16、SS:1/60~20、ISO:500、WB:オート
ドライパンサー
箱はこんな感じ。
ポーズをつけた「ドライパンサー」がとても格好良いです。
暗闇に紛れて奇襲しようとしているところを、雷によって一瞬だけ姿が見えた瞬間を描いた箱絵なのでしょうか。
箱を様々な角度から
▼発掘/復元
復元はいつも通りで、迷うことなく組み立てることができました。
「シャドウシールド」については、シールドを合わせる時にブレードが分解しないよう少し注意が必要かも?
箱には一度、開けた形跡がありパーツの不足などがあって、対応が行われたのでしょうかね。
「ビーストライガー」などと並べるとこのくらいのサイズ感。
背中の武装によって一回り大きいゾイドのようにも見えます。
復元の書には「ファングタイガー」風の改造例が乗っていました。
こちらはお手軽に再現できそうですね。
全体
完全形態で全体をみるとこんな感じ。
「ワイルドライガー」と同じ4足獣骨格を使用した初の兵器ゾイドとなっていて、黒系で統一された配色とバイザーが個性的で格好良いです!
「シャドウシールド」からチラリと見える、「A-Zドライブレード」のオレンジが良いアクセントになっています。
正面から見たときの武装配置も従来のゾイドに無かった斬新なものになっていて、どの角度から見ても新鮮な印象を受けるゾイドに仕上がっています。
各部
▼頭部
頭部は手動で上顎を開閉することができます。
顎の関節は「ワイルドライガー」などよりも固めになっていて、顎をあげるとそのまま保持することができます。
その分、ワイルドブラストで連動して口が開閉するギミックはオミットされています。
首周りのパーツも「ドライパンサー」専用のものになっていて、咆哮砲は搭載されていませんでした。
▼脚部
脚部のアーマーも「ワイルドライガー系」や「ファングタイガー」と異なるデザインになっているのが個性的で良いですね。
特殊炭素繊維を配合した「ホリゾンタルアーマー」はステルスを意識したデザインになっていて、細かく塗り分けを行うとよりメカニカルな印象になりそうです。
個人的には後ろ足のアーマーの後方に排気ダクトがあるのが良いですね。後方から見た時に良いアクセントになります。
爪の「シャドウクロー」は「ビーストライガー」の爪よりもさらに大型。
武器として取り付けるための穴も開いているので、カスタムパーツとして使用できます。
▼武装
起動骨には「スタビライズアーマー」を搭載。
姿勢制御を司るアーマーになっているとか。
「3連サイレントガン」は先端にサイレンサーのようなモールドが追加されていて、無音のまま3連続で敵を攻撃できるようです。
武装を様々な角度から。
他の4脚高速ゾイドは背中に大型ブレードを装備するスタイルが共通していましたが、「ドライパンサー」はブレードではなく大型の射撃装備とアーム、回転式シールドを装備しています。
ボリュームのある武器になっていて、これによって他の4脚高速ゾイドよりもボリュームがあるゾイドになっています。
中央のマルモールドは「暗視スコープ」のようです。
武装は骨格と接続されていて、武装を前にスライドさせると、連動して首も下に下がるようになっています。
そのため、武器を取り外す場合は、一度骨格まで分解する必要があります。
「シャドウシールド」を後ろに回転させると、「A-Zドライブレード」が展開されます。
マシンブラスト
マシンブラストでは、首を下に向けることで、「シャドウシールド」から「A-Zドライブレード」が展開されます。
加えて、「シャドウシールド」の向きを変更することが可能になっていて、こちらは「シャドウシールド」を水平状態にしたところ。
垂直状態にした場合でも、回転できるようになっていて、それぞれの状態で目立つオレンジ色のブレードが高速回転しているのは、見ていて飽きないギミックです。
特にアクセントカラーとしてオレンジが追加されるのが格好良くて良いですね!
「ビーストライガー」など対照的な暗い色使いなのも個性的で良い感じ。対面させる形で並べたいゾイドです。
骨格形態
こちらは骨格形態。
「ワイルドライガー」などと同じ骨格を使用していますが、大型化した爪、そして何よりも背中の大型武器によって、全く異なるゾイドに見えてきます。
背中に大型の武器を積んでいる姿は旧ゾイドのようで、この状態ですでに格好良いです!
パッケージでは、「シャドウシールド」の取り付け部分はガンメタル系の暗い色でしたが、キットでは明るいオレンジ色になっています。
紫のキャップも良いアクセントになっていますね。
いつものように剰余キャップとシール、ライダーを並べたところ。
先日完成した兵器化ファングタイガー「タンボーラ」と並べてみました。
「ドライパンサー」の存在が明らかになったタイミングからネタ被りを気にしていましたが、「ドライパンサー」と並べても個性を出すことができてよかったです。
並べるとサイズ感的に「タンボーラ」は「セイバータイガー」、「ドライパンサー」は「ヘルキャット」のようで、「タンボーラ」の周りに「ドライパンサー」を2体並べたいですね。
そろそろ食傷気味かと思われていた4足獣骨格ですが、「ドライパンサー」はステルス兵器ゾイドという新しいコンセプトで、ゾイドワイルドシリーズでも存在感があるゾイドになっていると思います。
4足獣骨格でどのゾイドがおすすめかと言われると、「ドライパンサー」と「ファングタイガー 」で悩んでしまいますね・・。「ドライパンサー」はそのくらいおすすめのゾイドです!
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