だいたい1/144のワイルドライガー|zoikino!

機体説明 制作者のコメント コメント



全長:8.4m 全高:4.5m 重量:48.0t 最高速度:205km/h(通常) 246km/h(覚醒)

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その他の画像






















今回はだいたい1/144のワイルドライガーを改造してみました。

改造元のフィギュアは、食玩として発売されていたPVC製のイメージングスタイルフィギュアです。

このシリーズは ワイルドライガー、ギルラプター、ガノンタスの三種類があり公式にはノンスケールみたいです。
ただ、その大きさはだいたい1/150〜1/144サイズになっているようで、
各地のゾイダーがブログやTwitterでも紹介されています。
パーツの寸法は1/35キットの実測と比べても1/4サイズくらいなのでだいたい合っているっぽいですね。
このシリーズは売り上げがイマイチだったのか、
ゾイドワイルドZEROで展開されなかったのが残念でした。

まさに手のひらサイズながら、造形は細かく再現されています。
特にワイルドライガーは後発のワイルドブラストミニコレクションよりも出来が良いと感じ
「手を加えれば化けるのでは」と思いついて改造してみた次第です。
また、従来のゾイド達と並べてみたいという興味もありました。

元々は脚部が1軸可動するだけだったので、まずは胴体との接続を市販パーツでボールジョイント化しました。
胴体に刺さる軸を隠すカバーは、細いストローのジャバラ部分を利用しています。

踏ん張った表情も欲しかったので、足首にもボールジョイントを仕込みました。
ただ、既製品では大きすぎるものしか見つけられなかったので、
2oのプラ棒からボールを削り出して、0.5oの針を軸にしたものを自作しました。

首、胸、胴、腰を切断して両頭(?)ボールジョイントを仕込みました。
これで多少なりとも上下左右への捻りができるようになり、ポージングの幅が広がりました。
切断によってどうやっても途切れてしまう造形部分は、できるだけ不自然にならないように気を付けています。
PVCは硬質プラとは違い、お湯で温めて柔らかくできるので切断しやすかったですね。

首に関しては、元々が首を下げたワイルドブラスト形態なので、
ボールジョイントの位置を調整して通常形態にもできるようにしました。
柔らかいPVCであるため、どうしてもポロリはしやすいですが及第点かと。
下顎は一度切り離して真鍮線で開けるようにして、口腔内には市販パーツで咆哮砲っぽいものを再現しました。
正確には下顎のくり抜かれた部分から砲身が覗くのですが、強度的に完全再現とはいかず。

タテガミクローはワイルドブラストミニコレクションのパーツを移植してきました。
元のパーツが常時展開状態だったので収納形体の再現もしたかったことと、大型化によるケレン味の付与が目的です。
こちらもボールジョイント化したので表情を変えられます。

可動化が終わってから、各パーツを尖らせたり、パーティングラインを削り取るなどの工作を行いました。
組み立て時に各関節の保持具合を瞬間接着剤で調整しつつ、
部分塗装とスミ入れ・膜保護にクリアスプレーを吹いて完成です。

各部のモールドやシリンダー造形もちゃんとあったので、塗装による情報量の増加は効果的でした。
特に目の部分は細かく凸モールドがあったので、墨入れと瞳の描き入れで一気に表情が出てきました。
ワイルドシリーズで取り入れられた生物的な瞳は「キャラクターとしてのゾイド」を感じさせてくれるアイテムですね。

オプションとして、没個性のグレー塗装ライダーと瞳から吹き出すワイルドブラストエフェクトパーツを作りました。
ライダーは市販の1/144フィギュアを切り貼りしたもので、搭乗時には両面テープを使います。

エフェクトパーツは木工ボンドと、100均のラメ糊を組み合わせた物です。
木工ボンドの特性なのか、最初の数回は両面テープが無くても張り付くのが便利でした。
ライダーとライガーの両方に取り付けると人機一体が演出されますね。

公式1/144のMSSシリーズや、その他近いスケールと思われるゾイドのキット・フィギュアと並べて見ると、
ワイルドライガーが特に小さいことがよく分かりますね。
設定値にSSゾイドのRZ-062:セイバリオンと同程度のようです。
その他、動物フィギュアや他作品のキャラクターと気軽に並べて楽しめるのも醍醐味です。

STさんから3作品目のご投稿で「だいたい1/144のワイルドライガー」をいただきました!
STさんには過去に1/144サイズの作品をいくつか投稿いただいていましたが、今回は元のキットのサイズが1/35のゾイドワイルドを1/144サイズにした作品の投稿です!
ベースになったのは、イメージングスタイルフィギュアとのことですが、非常に小さなサイズでありながらも、精巧に作りこんでいるのがすごいです。

1/144サイズという小ささでモールドの掘り込みなどを行い、ディールアップが行われています。
特に元の「スタイリングフィギュア」と並べた画像を見ると、密度感の違いは明らか!
ただ、私は「スタイリングフィギュア」を持っていなくて、精密感が良くわからなかったのですが、一緒に1/35サイズの「ワイルドライガー」と並べた画像をいただいて、その緻密さに驚きました!
大人の親指くらいのサイズなのにライダーやシリンダーの作り込みが行われているのが凄すぎる!

また同じサイズ感のキットと並べることによって世界観が広がるのが良いですね。
イメージングスタイルフィギュアと並べた写真はもちろんですが、動物フィギュアや他のロボットと並べるとゾイドワイルドのサイズ感が伝わってきます。
特に動物と並べた写真の可愛さが素晴らしいです!

STさんは素敵な作品のご投稿ありがとうございました!
またのご投稿をお待ちしております!

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