デスレックス(初回復元時)|zoikino!

機体説明 制作者のコメント コメント

■スペック
機体名 デスレックス(初回復元時)
全長 10.8m
全高 9.5m
重量 138.2t
最高速度 147km/h

■武装
なし

遂に伝説のゾイドのパーツを全て集めたデスメタル帝国。
だが、完全な復元の書はついに見つけることが出来なかった。
断片的な情報を元に復元を進めるラッキョー。
想定される性能が出ない箇所は現代技術で補い、ついに帝王ギャラガーへのお披露目の日を迎える。

ギャラガー「強そうなのはいいんだけどサァ・・・その復元の書、古くない?」

タカラトミー公式のゾイドワイルド公式コンテスト「俺のゾイドコンテスト」の一般部門の参加作品です。
当初グラキオベースで作品を考えていたのですが、今ひとつプランがまとまらないまま締め切りまで二週間を切ってしまい
「残りの期間で出来るキャッチーな作品」という割と邪な構想の下出来上がった作品だったりします(笑)
それを見抜かれたのか、それとも「俺の」ではなく「ギャラガー様の」ゾイドになってしまったからか入賞はなりませんでしたが
結果として多くの反応をいただく、幸せな作品になったと思います。

デスレックスの製作を決めたもののどう作ろうかと考えながら画像検索してたときに目に入ったのがタ○ヤのティラノサウルスのプラモパッケージ。
「復元の書が古くてこっちの形態になったというネタはありだよな」という関西人的?発想で方針決定。
製作当初からギャラガー様に機体説明のセリフを言わせるために作ってました(笑)

時間が無いので動力を抜いたりデスレックス本来のパーツを弄ることはせず、すべて追加パーツで対応することにしました。
頭部はウブラドリルを取り外して(引っ張ったら抜けます)パーツの組み換えで前を向けることは可能ですが、
ウブラドリルを外した後と頭の後ろがぽっかり空いてしまうので、プラ材とジャンクパーツでカバーパーツを作成。
固定は頭部パーツ内側の穴を利用してるので接着はしていません。

口を開けたときも首パーツ丸見えでイマイチだったので、こちらも首と同様にカバーパーツを自作。
ウブラドリルの差込軸に合うよう作ってるのでこちらも取り外し可能です。

当初デスジョースは角度を変えて取り付け予定だったのですが、どうしても直立体型にデザインが馴染まず格好悪くなりそうだったので思い切ってオミット。
基部はネジ止めされていたので基部ごと取り外し、肋骨を延長する形で目隠しパーツを作っています。
短い腕は直立するとさらに目立たなくなりそうだったので角度変更も兼ねて接続パーツを追加。
ただ、完成後あんまり目立たなかったのでもっと大胆に延ばしてもアリだったかも。

脚は若干短足に感じたのと正面から見た時に幅が足りず貧弱に見えたので、角度変更とハの字に開けれるように接続パーツを追加。
接続パーツはもっと骨格デザインに近づけたかったのですがこの時点でスケジュールがだいぶヤバかったので、
「直立形態だと動きが遅かったので『伝説通りならもっと俊敏だったはず』と考えたラッキョーが増設したパーツ」という言い訳を考えてメカニカルに逃げました(笑)
スプリングは試作感(と言うかラッキョーの苦労のあと)を出すための小細工。
直立+ハの字にしたせいで脚の内側の肉抜きが思った以上に目立ったので、ここと手の内側のみ肉抜き穴を埋めています。
これが一番手間掛かったかも・・・

尻尾も角度を変えるために前後のデザインに合わせた接続パーツを追加。
ポリパーツを仕込みましたが保持力が足りずユルユルです(笑)
上記の接続パーツはどれも取り外し可能。
つまり追加パーツをすべて外して、ウブラドリルとデスジョースを取り付ければ製品状態に戻せます。

脚の肉抜き穴を埋めて結構重量増加してるのでちゃんと歩くかは不明ですが・・・

装甲パーツはワイルドらしく最小限に止めたかったですが、首から背中へのラインが途切れてしまってティラノサウルスらしさが減ってしまっていたので
ラインを繋ぐようにプラ材で装甲を追加。
色のバランス&腕と目立たせたかったので、腕(と言うか肩)にも装甲を追加。

背中辺りの装甲を参考に違和感のないデザインを心がけました。「ゾイドならここに付いてそう」な3mm軸がポイント(笑)

色は奇をてらわずデスレックスの設定のままです。
赤は実はゼネバスレッド(のつもりのシャアピンク)。
アニメだともっと細かく塗り分けられてるのですが、そこまでの時間が無かった・・・orz

そんな感じで製作を進めていたのですが、「どうせならギャラガー様とラッキョーのフィギュアも欲しいなぁ」と思い、
アニマリアル製作のリアル寄りギャラガーをイメージソースに1/35のミリタリーフィギュアからでっち上げることにしました。
残念ながらラッキョーは間に合わなかったですが、ギャラガーは何とかして欲しかったので2日ぐらいで突貫製作。
上半身はMiniArtのアフリカ戦線の上半身裸のイギリス兵、下半身はドラゴンのドイツ将校がベースで、ポーズ変更のついでにプロポーションを変更、長身のマッチョにしています。
特徴的な髪の毛は0.3mm真鍮線で再現。設定の放射状にするのはちょっとアレだったので緩めのポニーテール?にしています。

そんなわけで完成したデスレックスですが、やっぱり自分の世代ではこの体型のほうがしっくりきますね。
何となく前傾姿勢は窮屈そうに見えます。
Twitterでの反応を見ても皆さんも同様だったようで、ゾイド好きはオッサンが多いのがよく分かりました(笑)
入手難が続くデスレックスですが、いずれ製品状態の前傾姿勢のものも作って並べてみたいところですね。

RIO=Kさんから7作品目のご投稿で「デスレックス(初回復元時)」をいただきました!

タカラトミー公式のゾイドワイルド公式コンテスト「俺のゾイドコンテスト」の一般部門に参加された作品で、限られた時間の中で独自のコンセプトに合わせてデスレックスのプロポーションを変更されています!

丁寧な工作によって違和感無くシルエットを改修されているだけでも素晴らしいのですが、本作品は「元のデスレックス」に戻すことができるというのが衝撃でした。 元に戻せるのを知ったのはYoutubeの動画だったのですが、その瞬間に思わず姿勢を正してしまいました(^^;

本作品は「デスレックス」の姿勢を昭和風の直立形態にするため、自作パーツを増設されているのがポイント。
「デスレックス」のキットは大半がモーターボックスで構成されているので、プロポーション変更を行う場合にはモーターボックスを取り外したくなります。私も「デスレックス」ベースの改造ゾイドを作成する際にはモーターボックスを取り外しました。
しかし、本作品ではモーターボックスを取り外さず姿勢を調整されていて、モーターボックスが残っている事に1回目の衝撃を受け、さらに元に戻せると知って2回目の衝撃を受けました。

取り外し可能な追加パーツは違和感がまったく無く、元から直立姿勢でデザインされていたと見間違えるほどの完成度です!
投稿いただいた5枚目の画像では、追加パーツが白色になっているため元の「デスレックス」部分との違いがわかりやすいです。「デスレックス」のデザインに合わせてパーツを加工されていて、「デスレックス」本体を加工していないのが良くわかって、この写真だけでもRIO=Kさんの技術力の高さが伝わってくる衝撃的な画像です。れ、レベルたかい・・!

追加パーツのデザインも口内であればダクトを取り付け、足であれば大型のシリンダーを取り付けるようにされていて、機能性を感じるデザインのメリハリが素晴らしいです。パイプ系のパーツが多いのが気になっていましたが、今回のコメント欄を見てパイプの意味を理解しました。あのキャラクターの苦労があったとは・・。

1/35のミリタリーフィギュアから作成されたギャラガーフィギュアは、そんな苦労を知ってか知らずか、本作品へツッコミを行う良い味を出していると思います。高レベルな技術で構成されている作品の中にボケとツッコミを両立しているのがチャーミングで良いですね。

RIO=Kさんは素敵な作品のご投稿ありがとうございました!
またのご投稿をお待ちしております!

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