zoikino!

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【ストーリー概要】
大陸の端、一年を通して全く霧が晴れない渓谷地帯がある。
人々はその一帯を霧の谷《ミストバレー》と呼んだ。
近くに住居などは全くなく、人の気配すら全くないその渓谷には誰一人として立ち入る者はなく、古代の文明を祀ってある祠があるだけとされている。

しかし世界には物好きがいることも確かで、調査という名目でその谷に入る者は後を絶たない。
しかし、調査に向かった者たちは一人として戻って来なかった。

そんなことから世間に妙な噂が広がる。
そう、あの谷には、『魔物』がいると…………。

【機体ストーリー】
その魔物の正体こそナガト一族の長、戦士長ランタロウの乗るこの朧蟲であった。
ナガト一族はかつて世界の崩壊をを危惧し、『失われたzi』《ロスト・ノヴァ》の真理が敵対勢力に漏洩するのを防ぐため、自らカプセルに入った古代ゾイド人「カノン」の眠るロンバルディア神殿を護る一族であり、かつてはガンダーラ王国の特殊工作部隊の1つである。

ディガルドの襲撃によりガンダーラ王国が陥落した後も、ディガルド統治下にありながらもその責務を全うしている。
白にピンクという独特なカラーリングであり、その由来はかつて一族を率いていたカノン自身が乗るゾイドがこのカラーリングだったからとされている。
しかしその存在を知っているのはかつてのガンダーラ王国女王親衛隊のメンバーのみであり、陥落後には一族は滅亡したと思われていた。
帝都ヴァルハラで剣闘士として闘っていた「銀狼」の異名を持つイズミも実はこの一族の人間である。

【機体解説】
ナガト一族戦士長ランタロウの乗る機体。
ナガトの特徴である白にピンクのカラーリングであり、格闘戦では右に出るものはないと言われている。

ジェノザウラーにヘルズボックスを背負った形となっており、射撃武器は一切搭載されていない。

ヘルズボックスは珍しい万能攻撃型。
デッドリーコングの攻撃型とは違い、防御もこなす優れもの。
と言うのも大破しゾイドコアが死滅する寸前に寄生したという珍しい寄生過程によりジェノザウラーを操るという寄生方法をとったからである。
そのため、ジェノザウラーのゾイドコアは駆動させるためだけの最小限のものとなっており、本体のゾイドコアはヘルズボックスそのものにある。

操縦者であるランタロウは数奇なことながらヘルズボックスと意識をリンクしており、ヘルズボックスの自律的な動きを支配している。

その最大の特徴でもあるヘルズボックスはメタルziのシザーアームとメタルzi製の各種武器、さらには本体そのものはメタルziでできておりアーム部分を籠手のように使い防御を行う。
実例はないが、一度ならば荷電粒子砲も耐えられるだけの強度であるとも言われている。

なお、改造が施されている超集束荷電粒子砲発射時にはアンカーの役割を果たし、反動を最小限に抑える。
また、機体本体には濃霧の中でも味方を瞬時に識別できるように特殊なカラーリングが施されている。









その他の画像




【製作者コメント】
ジェネシスの最終話でヘルズボックスにもゾイドコアがあり、装備しているゾイドはヘルズボックスが生きていれば本体のコアがやられても大丈夫!!

みたいなものを見たときから
「いったいこれはどういうことだ?」
と考えていました。
2つのゾイドが合体。
ということであれば『ユニゾン』ということも考えましたが、劇中で合体している描写などはなく(なんかスケボーになってる時はありましたが笑笑)何が起きているのか不思議になりました。

しかしある時テレビで『寄生』というワードを聞いたときに何かが頭の中で繋がりました。
それならきっと辻褄があうと。
みなさま色々とあると思いますが、僕の考えたヘルズボックスの原理はこうです。
ヘルズボックスは寄生生物であると。

こうしてできたのがこの朧蟲です。
シザーアームはフレキシブルアームとボールジョイントにより、アニメのような自由度の高い動きや展開、収納のギミックを搭載しています。

寄生をされているという設定から、スプリングで触手をイメージ、ゾイドコア部分にはモルガのパーツを使用。
目のクリアパーツは死滅しているというイメージを伝わりやすくするためわざと外しています。

LEDによる電飾は胸部のゾイドコア部分と背中のヘルズボックスの二箇所となってます。

Raptorさんから3作品目のご投稿で「朧蟲 〔ろうちゅう〕」をいただきました!

ジェノザウラーにデッドリーコングのヘルズボックスを取り付けた作品になっていて、ヘルズボックス以外にも胴体の部分にモルガのタイヤを取り付けるなど特徴的なデザインの作品となっています。
このデザインは設定に合わせたものになっているとのことで、私も先日のZAODの会場でデザインが気になり理由をお聞きしたのですが、その時に聞いた設定が斬新で会場内で聞いた作品の説明でも特に印象的でした!

設定は大破したジェノザウラーにヘルズボックスが寄生したものになっていて、今までのゾイドに無い斬新な設定ですが、ゾイドコア周辺に取り付けられたパイプやモルガのタイヤが設定に説得力を持たせています。
設定に合わせてジェノザウラーはクリアパーツが外されていて、クリアパーツがなくなるとゾイドの意識がなくなったように見えますね。 電飾をゾイドコアとヘルズボックスに行なっているのも生命がどの部分に宿っているのかを表現する面白い表現方法だと思います!

今回も野外で撮影された画像を投稿いただいていますが、最後の写真は綺麗な星と花の間に立つ「朧蟲」が印象的で、美しさの中に寄生者と宿主の関係性や、本来であれば強力なジェノザウラー(星や文明)を条件が揃えば埋め尽くし、支配するヘルズボックス(植物)を表しているようで、世界観に引き込まれてしまいます・・!

Raptorさんは素敵な作品のご投稿ありがとうございました!
またのご投稿をお待ちしております!

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