
スペック
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機体説明
ZAC2099年、ニクス大陸でレッドホーンの白化個体が発見された。
野生ゾイドのアルビノは大変珍しく、開戦当初は研究用ゾイドとして専門の開発機関に所属していたが、
戦況が苦しくなるにつれ投入を余儀なくされることとなり、通常のレッドホーンと同様に戦闘用の改造を施されたこの機体は、
兵士の士気を上げる意味も込めて前線の突撃部隊へと配備されたのであった。
また、この機体が所属する突撃部隊のゾイドも全て白化個体で構成されており、
主に寒冷地での要塞攻略などの作戦に数多く参加している。
通常のレッドホーンとの性能差はまだ完全には明らかにされていないが、
強い紫外線の中では各機能が著しく低下し、最悪の場合コンバットシステムがフリーズしてしまうという
ケースが試験運用の段階で報告されている。
そのことから実践では夜間から朝方にかけて奇襲攻撃を行い後続のための道を切り開き、
日が照る前に領域から脱出するという戦法を多用している。
作戦時間の拡大を図るべく、いわゆる「日焼け止め」の開発も行われているようだが、未だ実用化には至っていない。
また、アルビノゾイドのみで構成された部隊は通常の部隊に比べ作戦効率が格段に高いということがいくつかの実践結果から証明されている。
これはパイロットの技術以外に、アルビノゾイド同士であらゆる意思の疎通が行われているようで、
チームワーク・情報管理能力に特化していることが推測される。
実際、限られた戦力の中でも常に優位な状況を味方にもたらしてきたこのゾイドは、
性能のインフレ化が進んだ現在でも、前線においては敵兵から神聖なる略奪者として畏怖され続けている。




制作者のコメント
憧れの某ゾイドコンテストへ出品するために、ジオラマ作品の一部として制作しました。
が、作ってるうちに愛着が湧いてきたので角単体で投稿させていただきます。
このアルビノホーン、改造コンテストに向けて作ったはずなの改造してません(笑)
合わせ目消し・肉抜き埋め・砲口の開口・パーティングライン処理・梨地表現という、比較的地味な作業に徹して制作してます。
塗装はエアブラシで暗い色を吹いた後、ドライブラシで装甲に表情をつけていきます。
背中のキャノピー部は塗膜の厚さとリベットパーツによって追加走行を表現してみました。
仕上げにエナメルでスミ入れ&ウォッシング。レッドホーンの名残を表すため、角に赤いマーキングリングをはめています^^
コメント
のせさんから初めてのご投稿をいただきました!
ウェザリングの効いたレッドホーンです。
作品もさることながら、設定が面白いです(笑
まずこの作品の最大の魅力はウェザリングによる装甲の個性的な質感にあると思います
画像でみてもその質感が伝わってくるのには圧巻です 特にアップで見たときの迫力が凄い・・
よく見ると装甲によって質感が異なるようで、赤かった部分はザラザラ
黒かった部分はまるで金属のようになっています
ゾイドは金属生命体なので、あまり派手に汚れたりしないと考えていたのですが
今回は特別な種類のゾイドとのことで納得です
またこのウェザリングは生物チックな部分と機械的な部分の両方の質感を取り入れているので
まさしく金属生命体・・
従来のゾイドと良い感じに差別化できていると思います
究極野生体のゼロやBFも素体と装甲でこんな感じにメリハリが付いているのでしょうか・・
ウェザリングに加えて、合わせ目消し・肉抜き埋め・砲口の開口・パーティングライン処理を行うことで
さらに作品のレベルを高めていると思います
渋い作品と対照的に、設定で出てきた開発中の日焼け止めクリームには笑いました(笑
素敵な作品のご投稿ありがとうございます!
またのご投稿をお待ちしておりますー