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ネオゼネバス帝国系企業所有ゾイド「ストライガー」(ストライガー型)

国家・地域を問わず、惑星Ziには数々の企業が存在する。
特に、永きに渡る戦争により数々の兵器生産を行った軍需企業の進出は非常に顕著なものとなっている。
戦争による疲労が見え隠れする国家に代わろうと、対戦末期には次代を睨んだあらゆる企業が進出することとなった。

そんな時代、ネオゼネバス帝国所属の企業「BZL」が開発したゾイドがこの「ストライガー」である。
まずこの奇怪な野生体について説明せねばなるまい。
外見的には猿型ゾイドのようであるが、実際は過去にセイバータイガーやガンタイガーの野生体から分岐した虎型系の野生体である。
樹上生活に適応する過程で、収斂進化により猿そっくりの姿に進化したと考えられている。
西方大陸で共和国軍の調査隊が発見した未知の野生体群のなかの種類だと言うことは間違いないであろうが、入手経路などの詳細については公開されていない。
だが、この野生体の特筆すべき点は猿型ゾイド以上の運動性、トラ型ゾイドである故の凶暴性を併せ持っているという事である。
この特徴と見た目に目を付けたBZL社により、試験的な意味も込めて開発された。

この機体は基本フレームに一部ガンタイガーの物を流用しながらも、野生体の特性を生かして偵察やゲリラ戦、特殊戦闘等の作戦に対応できるように開発されている。
全身はレーダー電波吸収材(RAM)で覆われ、ステルス性が高められている。
特徴的な顔は例によってセンサー類の塊で、三つのカメラアイはあらゆる状況の中に置いても的確に周囲の状況を判断することが出来る。
そして、SSゾイド特有の敏捷性を生かしてより効果的に攻撃できる装備も取り入れられている。
背部の砲は高圧濃硫酸噴射砲であり、歩兵に対しては一、二を争うほど効果的な兵器であるだけでなく、敵ゾイドの装甲を溶解する効果もある。
全身にはナイフ状のブレードをもち、硫酸で装甲の弱った相手に高速で接近し飛びつく。
そして抱き付いたゾイドの内部まで刃を突き刺すという、接近さえすれば効果的な戦法を得意とする。
もちろんBZL特有の開発思想から生まれた兵器である。

尾部も野生体の特性を色濃く残しており、自在に伸縮させ柱や敵に巻き付けることも出来る。
敏捷性や機動性においてはかなりの性能で、森林では自在に飛び回り地上では高速で蜘蛛そっくりに這い回る。

だが、このゾイドにはデメリットも多かった。
機体の装甲がかなり華奢であった上、操作性も独特であるため良いとは言い難かった。
また、戦術的にも個々の戦闘に特化したこの機体が活躍できる状況は限られると思われる。
戦闘兵器に見た目がどうである等と言っていられないのは確かだが、そのあまりの奇観と戦闘方法の残虐さも不採用を一押ししたのだろう。
結局、コストの割に合わないとして結局軍には採用されなかった。
そもそも、ブロックスが開発されてからSSゾイドは活躍の場を失っていたのである。
その辺りの事情はBZL社も薄々感じていたのであろうが、何故社長が開発を断行したのか謎である。

現在はBZL社に展示されているが、非常事態に備え発進出来るようにはしてあるようだ。





今回のモチーフは「アフターマン」からの出典です。
5000万年後、現在の真性猫類(虎など)は樹上生活に適応し、頭以外は猿そっくりに進化した「ストライガー」となるそうです。

例によって不気味な雰囲気を出すため、脚や胴体を若干延長しています。
出来るだけ可動を重視して付けたジョイントにより、全身がかなり自由に可動します。
また、胴体にも二カ所のジョイントを付けて可動化しています。
顔も塗装と合わせてイメージを変えるようモノアイ風にしました。
また、手首のパーツは手を開いていますが、足首のパーツは握っています。
この2つを入れ替えることで手を握握させることが可能です

なまぞうさんから未来トラことストライガーを投稿していただきました
これまたなまぞうさんらしいキワモノモチーフで斬新な印象の作品になっております
なんと今から5000万年後にはトラが頭以外はサルになてしまうのですか
この微妙なモチーフの選択が作品の魅力の1つですね

作品のほうはサルのような長い手足と尻尾、大きな3つ目の頭が不気味な感じをだしています
各関節も自由に可動するように加工をされていて
ガンタイガーはもちろん、可動王ゼロの可動範囲を越えていそうです
また一部に帝国共通武装を使用していて、 どこか初期ゾイドを思い出させてくれる感じがしますね
共通武装のほかにも最新のブレードなどを装備していて
モチーフ通りの時代の流れを感じさせてくれています

ご投稿ありがとうございました!
またのご投稿をお待ちしておりますデスー

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