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ティエホルツォディ(アノマロカリス型)

全高:8.64m
全長:37.45m
重量:320t
最高速度 空中:770km/h 水中:70.0kt

装備
マグネッサーオール×28
超重装甲甲殻
展開式レーダー警戒装置
メインロケットエンジン
サブイオンブースター
ハイマニューバースラスター

武装
ジャイアントサイズ
収束レーザー砲
ジャイアントソー
30mmガトリング機関砲
ヘルズミキサー
収束荷電粒子砲
全方位ミサイルポッド

4体の古代生物型ゾイドが合体して完成する海空両用の超重ゾイド。
B.Z.Lは南エウロペ大陸奥地でのアナザーデススティンガー調査の際、
土着の先住民族によって古代遺跡に奉られていた4つの古代ゾイドコアを回収。
ほぼ化石化していたそれを最新の科学技術により復元した4体のゾイドが
頭部のないエビ型「オッドアノマロカリス.R」「オッドアノマロカリス.L」 
鋭い歯が並ぶクラゲ型「ペユトイア」 巨大なナマコ型「ラグガニア」である。
調査の結果、4体のゾイドは元々一つのゾイドだったものが、
何らかの理由で分割されて生み出されたものであったことが判明。
B.Z.Lは完全体へと合体させることを目論むが、
生憎4体の古代ゾイドは古代文明の代よりコアを受け継いできた巫女にしか制御出来なかった。
そこでB.Z.Lは未開地より拉致した(正確にはついてきたと言うべきだが)先住民族の巫女4名を利用し、古代ゾイドの制御に成功。
だが合体するにはプログラムの不完全さや操縦者の練度等の問題が残されており、未だ完全なパワーの解放には至っていない。

完全体「ティエホルツォディ」はデススティンガーと同じく西方大陸の古代文明の系譜に連なるゾイド。
オーガノイドシステムにより圧倒的な性能を得たデススティンガーとは異なり
複数のゾイドコア同士を共鳴させて強力なエネルギーを生み出す、
ZAC2101年以降に開発されたゾイドの合体システム(ZAC2230年以降はZiユニゾンという名称が使われている)に
酷似したシステムを搭載することで圧倒的な敏捷性、闘争心、生命力を得ている。
ゾイドコアを異常活性化させるオーガノイドシステムが暴走の危険性を孕んでいたのに対し、
こちらのシステムは共鳴したコア同士が増幅した互いのエネルギーを共有しあうので
一つ一つのコアに掛かる負担が低くなり、出力が非常に安定し暴走の危険性は少なくなっている。
適性を持つ者が搭乗した際(或いは暴走時)のオーガノイド搭載ゾイドのようにスペックを越える性能を出すことは無いが、
それでも基本スペックは真オーガノイド時のデススティンガーに劣らない。

外観及び適応地形は大きく異なるものの、機体の基本設計はデススティンガーのそれを踏襲している。
その為デスザウラー級の超重装甲外殻、高出力の荷電粒子砲、ずらりと生え揃った鰭(足)など似通った点が多い。
巨体に似合わず敏捷性に優れ、格闘戦を得意とする戦闘スタイルも同様である。
頭部の2本の触手はそれぞれ射出可能で、敵を引き裂き装甲を貫いた後でワイヤーを使って敵ごと引き戻し、
口腔部の大型二重構造回転鋸「ヘルズミキサー」で粉微塵に変える。

以上はあくまで試験的に合体シュミレートを行った結果や、ゾイドコアの解析結果などから導き出されたデータに過ぎない。
実際に合体が成功した場合に何が起こるかは未だ推測の域を出ないのである。







かの有名な古生物アノマロカリスは、バラバラになった体の各部分が
それぞれエビ・クラゲ・ナマコの化石だと考えられていたのが
後の研究によって一つの生物だと判明したという経緯があったので、
それも含めて改造ゾイドとして再現してみたいと思い制作した作品です。
キワモノ系の多いバージェス生物群の中でも最も大きく迫力のある生物ですので、
そのイメージを大事にして大型の作品に仕上げました。
口の内部の構造もアノマロカリスの口の構造をモチーフに作っています。

頭部から背部にかけての装甲や14(+小14)枚のヒレはプラ板とパテでセミスクラッチ。
古生物のアノマロカリスと同じ接続位置に差し替え・余りパーツなしで
4体のゾイドを完全変形合体させることが出来ます。

カラーリングは古代文明の兵器という設定に沿うよう、
鰭や背中の装甲を赤やダルレッドで纏めて渋い感じとなるよう心がけました。
また、背部のロケットブースターや射撃武装はそれらと対比して後付け感が出るよう
ガンメタで機械的なカラーリングにしております。

若干心残りもありますが、ギミック的にもデザイン的にも
これまでの集大成的な作品に仕上げることが出来たと思います。

なまぞうさんから11作品目のご投稿、ティエホルツォディをいただきました!
ネット上で初めて見た時、圧倒的な大きさとギミックに感激した作品だけに、今回のご投稿は嬉しい限りッ
また、なまぞうさんとオフ会を行った時のネットでは分からない、生ならではのインパクトは今でも忘れられません(笑

アノマロカリスの化石をヒントに考案された4体合体ギミックを搭載していて
合体後の完成度もさることながら、分離してもそれぞれの作品がちゃんとゾイドに見えますね
特に海老の尻尾の鋭いデザインは絶品です
これで合体時に剰余パーツが発生しない事からも、この作品の完成度の高さが分かります

合体時は4体それぞれが変形することで、アノマロカリスらしいデザインに
ナマコ型「ラグガニア」の変形ギミックが特にダイナミックで
ヒレの展開や海老型「オッドアノマロカリス」が合体するための、頭の装甲展開ギミックが凄すぎです
変形前は目立たなかった、巨大なヒレや頭部のメカが姿を表すことで、作品のイメージを大きく変えています
これだけのものが綺麗に収納され、さらに差し替え無しで展開可能とは感服しました;

流れるようなヒレや特徴的な頭部も見事に再現されていて、誰が見てもアノマロカリス型だと分かります
クラゲの触手も動力パイプのように見えて
ラグガニアとオッドアノマロカリスをリンクさせる役目を果たしているなど、様々な燃える設定が次から次へと思い浮かびますね(笑
装甲の隙間から見えるメカやクリアパーツの目など、ゾイドらしい記号も取り入れていて
非常に高レベルな作品に仕上がっていると思います

ご投稿ありがとうございましたー
またのご投稿をお待ちしております

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