zoikino!

2023年10月7日から29日まで開催されている「大ゾイド博2023」のレポートです!

初日の7日(土)と、平日の13日(金)の夜、そして後期展示の19日(木)、22日(日)、29日(日)に行ってきた情報を掲載しています。

初日の7日(土)は人の数がすごいことになっていて、展示をみる時間よりも列に並ぶ時間の方が長かったです。
私は10時に列に並び始めて、入場できたのは12時でした。(11時に開場)
展示は30分ほどで見終わって、物販の列に並び始めたのが12時30分、物販列から開放されたのが14時30分です。

それ以降は落ち着いたようで、平日は19時ごろに行って待ち時間なしでスムーズに入場が可能。
休日も22日(日)に行きましたが、1時間ほど並んでスムーズに入場ができ、物販も待機列がなくストレスフリーでした。

展示内容はゾイドの総力戦と言った感じで、有名なゾイダーさんのガレージキットや、企業が作成したジオラマが展示されていました。
40周年記念ゾイドのような新しいゾイドもありましたが、過去を振り返るのがメインな感じで、学生時代の同窓会のような感じ・・!

メインユーザーはアニメ「ゾイド」と「ゾイド新世紀スラッシュゼロ」を見ていた人たちだと思いますが、子供の来場者も多く見かけて、待機列でゾイドワイルドの漫画を読んだり、ゲームをしている子供の姿がチラホラと。

今後も様々な世代の人が楽しめるコンテンツとして、ゾイドが続いていくと良いですね!

追記
10月13日(金)に訪問した様子を追加しました。
追記
40周年記念ゾイドのレビューを追加しました。
追記
後期の展示内容を追加しました。

■撮影機材:「Nikon Z5」+「NIKKOR Z 24-70mm f/4 S」


開場は「東京ドームシティ」の「Gallery AaMo」。
駅から比較的わかりやすい位置にあって、迷いなく会場に着くことができました。


ゾイド博の初日10月7日(土)の会場周辺は驚異の大渋滞。

通り掛かった人が、ゾイドのイベントに人が集まっていることに驚いているのが印象的でした。
タカラトミーもファンもこんなに人が来るなんて思っていなかったと思うヨ・・

続けて平日の10月13日(金)の19時くらいにいくと、待機列無しでそのまま入場できました!
平日も15時付近は並ぶようですが、仕事が終わった後に行くと、ちょうど良い混雑加減なのかもしれません。


平日の終了時間付近は会場内の人もまばらで、快適に回ることができました。
初日では、「ライガーゼロ野生体」、「試作キングゴジュラス」の付近まで物販列が形成されたとのことでしたが、平日では、物販列に並ばず購入できます!


入場するとメインビジュアルがお目見え。
有名なライバルゾイド同士を並べたものになっていて、赤と青の照明が特別感を出していて良いですね。


メインビジュアルのすぐ横には持ち込みのゾイドを撮影できるブースがあります。

こちらのブースはジオラマも照明もこだわったものになっていて、SNSにアップロードされた写真をみると、砂漠の雰囲気で簡単に撮影できるのが良いですね!
近くに赤と青の強烈な照明があるのに、それの影響を受けないようライティングが考えられていました。


せっかくなので、前に作成した「ジェネリックコマンドウルフ」を持ち込んで撮影してきました。
普段見慣れている家のゾイドでも、空間が変わると特別な雰囲気が出て良いですね!


メインビジュアルから奥に進むと、歴代ゾイドの展示コーナーとジオラマがお目見え!
こちらの画像は、平日の閉場直前の写真です。
特に第1期ゾイドの展示空間が人気で、最後の最後まで人が必ずいる状態でした。


第1期ゾイドについては、約40年前のキットですが、非常に状態が良く、丁寧に保管されていたことが分かります。

上部には伝説のゾイドの生みの親、故・藤野凡平氏のデザインスケッチが並んでいました。
"親愛なる友 BF0001"にして、「ゴジュラス」や「バーサークフューラー」など歴代ゾイドのデザイナーである藤野氏が描かれたスケッチは見応えがあり、「ガブリゲーター」や「スナイプテラ」など、最新のゾイドにも脈々とそのデザインが受け継がれている気がしました。
このデザインスケッチを本で出して欲しいぞ・・




もちろん展示されているゾイドも素晴らしく、現在価格で言えば、1体でiPhoneを余裕で買えるゾイドが、非常に良い状態で並んでいます。マニアには、あまりにも壮観すぎる光景です・・!

ゾイダーの憧れの空間をいきなり見せつけられて、第1期ゾイダーはもちろん、第2-3期ゾイダーにも眼福な空間だったのではないでしょうか。

前期と後期で展示内容が変更されているのも良く、カスタムパーツを装備したり、武装を展開する変更が行われていました
マニアックな「ディオラマベース」も展示されていて、当時のゾイドファンがどのように遊んでいたのかもイメージできますね。




ジオラマを挟んで向かい側には、「ゾイドオリジナル」や「リバースセンチュリー」のゾイドが一覧で展示されていました。
恐竜博限定のゾイドも展示されて、全部揃った姿は初めて見た気がします。

後期では組み替えや変形に加えて、マニアックな消しゴムモデルキットも展示。
「ゾリオン」や「マディオス」などは初めてみました(^^;

▼ゾイドワイルド・ゾイド

奥に進むと「ゾイドワイルドゼロ」と、第2期ゾイドのディスプレイがあります。
第2期ゾイドを意識した印象が強い「ゾイドワイルドゼロ」なので、第2期ゾイドと並べるのはある意味当然・・?
第2期ゾイダーにゾイドワイルドに興味を持ってもらおうとする、タカラトミーの意図がなんとなく読み取れました。



「ゾイドワイルドゼロ」の島には、「ゾイドワイルド」と「ゾイドワイルド戦記」の展示があります。
子供が「ゾイドワイルド」のブースを見ていることが多く、ゾイドワイルドが新しいファンを獲得するのに貢献したのが改めて実感できました。

前期と後期の変更は、ゾイドワイルドの本領発揮。
カスタムパーツを使わないで、大幅なシルエット変更が可能で、昭和ゾイドから順番に見ていくと、ゾイドの進化を実感しました。


ゾイダーの人口が1番多いを思われる、「ゾイド」の展示はこんな感じ。

こちらも前期と後期で変更されていて、後期ではマイナーなカスタムパーツが多く展示されていました。
ジャスコ限定の「ブレードライガー」と「ジェノブレイカー」のパーツは懐かしすぎますし、アサルトユニットを搭載した「ジェノザウラー」は、会場内で私が1番欲しいと思ったゾイドでした!



「ゾイド」の島には、アタックゾイドなどマイナーなゾイドや、その裏には「ゾイド新世紀スラッシュゼロ」のゾイドも展示されています。
「エレファンダー」は前期と後期で、主要な3バリエーションを網羅しているのが良いですね。

▼ブロックス・妄想戦記

入り口からジオラマを挟んで向かい側には、アニメが放送していなかった時にゾイドが色々なチャレンジをしていた時のゾイド達が並んでいます。

私はどちらかというと、この頃のゾイドから本格的にゾイドにハマったので、この辺のゾイドを見るとアニメ放送が終了しても、ゾイドを盛り上げようとした戦友を見てる気持ちになります。


「ガンダム」「ウルトラマン」のボックスアートでお馴染みの「開田裕二先生」による箱絵を採用し、20年前にWebでアニメーション漫画を配信していた「ゾイド妄想戦記」のキット達。





ゾイドをレゴブロックのように組み替え可能にした「ブロックス」や、ブロックスとゾイドをユニゾンさせる「三匹の虎伝説」のゾイドなど、アニメが無い期間に活躍したゾイドが並びます。

こちらも前期と後期で変更されていて、ユニゾンがあるのが特徴的。
当時の学生では再現が難しかった「エナジーライガー」と「ライガーゼロファイルコン」の合体があるのが、個人的に熱いポイントでした。

▼ゾイドフューザーズ・ゾイドジェネシス


色々チャレンジした資産をベースに、さらに新しいことにチャレンジしたキット達。
海外進出を目指した「ゾイドフューザーズ」。
ゾイドのリブートを目指した「ゾイドジェネシス」。


「ゾイドジェネシス」はちゃんとレミコトのフィギュアやCDも並んでいました。


そしてMPゾイドと、最新のAZゾイドの展示もありました。
AZの「ブレードライガー」と「ライガーゼロ」は歩行して、会場内にモーター音を響かせていました!

▼旧バトストのジオラマ


ジオラマではゾイド展の内容に加えて、第2期ゾイドのバトストや、ゾイドワイルドが追加されていました。
特に1200mmウルトラキャノンを装備した「ウルトラザウルス・ザ・デストロイヤー」は、第2期ゾイダーには堪らないカスタムです!

20年前のゾイド博で展示されていたキットを修復して展示しているようで、会場で最初に目にする目玉ゾイドになっていました。




「ウルトラザウルス」以外もファンを唸らせるキットがずらり。
特に「ゴジュラス」と「レッドホーン」、「シンカー」、「ディバイソン」などは第2期ゾイドの箱絵になったキットのようです。
当時、一目惚れしてレジや帰りの車の中で見ていた、写真の実物を見ることができるとは・・!

▼アニメの再現ジオラマ

その他にも各アニメの名シーンを再現したジオラマが展示されています。
ゾイド展にディスプレイされていたジオラマはゾイド展の記事を参照してください。

▼ゾイドワイルド



ゾイドワイルドは「デスレックスVSファングタイガー」「フリーダム団VSデスメタル四天王」のジオラマが展示されていて、見どころが多かったです!
各ゾイドがちゃんと活躍してるのが良いですね。エフェクトもゾイドワイルドに合っていて良い感じ。
個人的には奥の方にあった「ハンターウルフVSギルラプター」の高速対決が好みです。

「デスレックスVSファングタイガー」も格好良く、「極限解放ファングタイガー」が活躍するシーンをジオラマ化するのは、ゾイドワイルドを良くわかっている証拠・・!

▼ゾイドワイルドゼロ


ゾイドワイルドゼロのジオラマでは、「ゼログライジス」がかなり鍛え直した姿になっていて、アニメと同じく「ジェノスピノ」を片手で持ち上げる圧倒的な強者感が良いですね。

「ジェノスピノ持ち上げてるー!?」と、子供達が1番興奮している 空間でした。



会場の奥では旧ゾイドのテストショットが展示されていました。
「ガンブラスター」は第2期ゾイドで背中のパイプがなくなりましたが、テストショットの段階ではパイプ付きで検討されていたとのこと。
リバースセンチュリーの時のテストショットがメインですが、キングゴジュラスの機構試作機は30年以上前のものです。


電池は背中に外付けされていましたが、モーターボックスとギミック用の最低限の骨組みは見るからに試作機という感じ。
開発者も公開されるとは思っていなかっただろう見た目で、貴重な資料が公開されてる気がします。
シンプルな胴体と比較して、頭部はかなりのゴジラ顔。ゴジラを強くイメージして開発されていたことが伺えますね。


後期の展示ではゾイドワイルドの機構試作が展示され、その前の説明プレートでは試作品で苦労した箇所が書かれていました。
既に必要なギミックが完成している状態ですが、この骨組みがゾイドワイルドのデザインに変化するのに驚き。
こういうのを新旧ゾイドでもっと見てみたいぞ・・!

▼ライガーゼロ野生体


そしてつんさんの「ライガーゼロ野生体」も展示されていました。
WFや静岡ホビーショーに展示されていた作品ですが、今回は台座の岩が新しくなっているとのこと。

▼メインビジュアルの作例



そしてメインビジュアルの作例も展示されていました。
メインビジュアルのゾイドを間近でじっくり見れるのは良いですね。ちょっと奥の方にいるゾイドは撮影しづらいので、どこか別の機会で見れると良いですね。

▼キャラクターパネル


そして歴代ゾイドアニメのキャラクターが並ぶ空間があり、ここも見応えがありました。
個人的にはペンネの線が少なくて、キャラクターの個性がぱっと見でわかるデザインが神すぎる・・!

その他にも1/1サイズのジークパネルがあったり、ルージがレイヴンに怒っているように見えたり、サイン入りパネルがあったりと見どころがありました。

▼ブレードライガー



ジークのパネルの向かいにも空間があって、そこに実物大「ブレードライガー」の展示があります。
コックピット部分には人が入れるようになっていて、スタッフの方が記念撮影をしてくれるサービスも。
上山道郎先生の大きなパネルの展示もあり、第2期ゾイダーには堪らない空間になっていました。



そして各社とのコラボゾーンはこんな感じ。
バブとのコラボでは、パネルや特別に塗装された「バブライガー」が展示されていました。
「バブライガー」のライダーがバブの赤い人なのがこだわっていて良い感じ。





その他にも同じ35周年、40周年を迎えるコンテンツやYoutuberとのコラボもあり、「ハンターウルフ」や「ガトリングフォックス」などの実物が展示されていました。
販売されるキットは、どちらもコラボ先のポイントを押さえているのが良い感じ。


会場内では、日本で配信されていない「ゾイドワイルドバトルアリーナ」のCMが配信されていました。
合わせて、メダロットとのコラボに加えて、大ゾイド博の開催中に発表されたゾイドコアボックスの告知も追加されていました。

▼アニマリアル




アニマリアルの展示もあり、こちらはゾイドFORの再現ジオラマや、ゾイドワイルドのPRで使用されたキットの展示がありました。


物販コーナーの前には、巨大な「HMMゴジュラス」のパネルがあります。
マーシーラビット先生最大の直筆サインがあって、ゾイド博のオオトリが「ゴジュラス」というのが良いですね。




物販コーナーは展示の最後にあり、初日では待ち時間が2時間というとんでもないことになっていました。

流石に平日の閉場間際では人が少なく、じっくり見ることができました。
アクスタにいるゾイ子の存在感ぞい。

iPhoneのケースが何気に欲しいと思いましたが、自分が持っている端末に合うものがあるか分からず、一旦見送りました。
限定の青いゾイドワイルドはまだ数があるようで、それなりの数を用意していたようですね。

この後も後編の様子などを追加していく予定です。


40周年記念商品として発売された「ライジングライガー」と「ディメパルサー」、「キャタルガ」のレビューです!
大ゾイド博の会場内で販売された限定ゾイドとなっていて、この文章を書いている10月21日時点でも会場では購入できるようです。
限定ゾイドなので、すぐに売り切れると思っていましたが、タカラトミーは潤沢な在庫を用意してくれたようで、参加者が購入しやすいのは助かりますね。

こちらは、復元した後に大ゾイド博の撮影コーナーで撮影したものです。
砂漠のジオラマと、砂漠らしい強烈な照明が良い雰囲気を出していて、格好良いですね!

▼ライジングライガー

「ライジングライガー」の箱はこんな感じ。
40周年記念ということで、専用のカラーパッケージ、背面には専用の設定が記載されています。

▼ディメパルサー

「ディメパルサー」の箱はこんな感じ。
設定はゾイドワイルドのものを生かしつつ、ミリタリー色を強くしているのが印象的です。

▼キャタルガ

「キャタルガ」の箱はこんな感じ。
こちらも専用の設定が記載されています。


ちなみに、箱には「ワイルドブラスト」の記載があり、ゾイドワイルド1期の雰囲気がありますが、中身の梱包は土をイメージしたものではなく、無機質なダンボールになっていました。

シールは、旧ゾイドの「レオマスター」を意識したものが「ライジングライガー」に付属します。
「ディメパルサー」に付属する感電を注意するシールも良い感じ。



ゾイドワイルドなので、復元は簡単に完了します。
HMMゾイドやAZゾイドを組み立てた後にゾイドワイルドを組み立てると、組み立ての簡単さに感動します!

カラーリングは旧ゾイドを意識した青を基調にしていて、統一されたカラーリングは第1期ゾイドを彷彿させます。


3体を購入すると簡単な部隊を作れるのも良く、「キャタルガ」の台車に「ディメパルサー」を乗せるのが良い感じ。
ワイルドブラストも可能で、旧ゾイドのような雰囲気でゾイドワイルドの魅力も味わえる贅沢なゾイドになっています。

今回の40周年記念ゾイドは、第2期ゾイドの開始直前に試験販売された「ダークホーン」のように、ユーザーの反応を見るテストを兼ねていたのかもしれません。 大ゾイド博では、第2期ゾイドの一部アニメを閲覧したライトユーザーも多い印象でしたが、今後はライトユーザーをゾイドワイルドに誘導するのか、金型を復活させて昔のゾイドを作るのか、タカラトミーの方向性がどのようになるのか気になりますね。

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