スティレイザー ゾイドワイルド
製作時間:20分ほど
タカラトミーから発売された「スティレイザー」のレビューです!
ゾイドワイルドセカンドシリーズに登場する帝国ゾイドで初の大型として「スティレイザー」が発売されました!その大型の骨格は「トリケラドゴス」と共通したものを採用しています。
せっかくの大型ゾイドですが、販売前の宣伝は他の帝国ゾイドと比べると少なめの印象。特に「スナイプテラ」と「ジェノスピノ」に挟まるタイミングでの販売だったので、宣言が手薄になった感じがしますね。コロコロではほぼ触れられていないですし(^^;
しかし、アニメ「ゾイドワイルドZERO」のOPで登場して存在感を発揮し始めた気がします。
OPのレーザー兵器の発射シーンは存在感が抜群!アニメのOPによって大幅に株を上げたゾイドなのではないでしょうか。発売日直前のアニメ4話でも大活躍していたのも良かったです。あとアルドリッジ少佐が良いキャラしてますね。
キット自体は、他の帝国ゾイドよりも生物感が少なくて、一番兵器っぽい印象があります。カラーリングも合間って中東の砂漠で運用されている戦車のような印象です。
この生物感の少なさは、全身に取り付けられた「リアクティブアーマー」が要因の一つだと思いますが、一番の要因は生物らしい「目」と「口」の記号が頭部からほぼなくなっていることだと思います。
他の兵器ゾイドは「目」にバイザーを取り付けているものの、「口」が存在するため生物らしさがありましたが、「スティレイザー」は「目」の部分はバイザーよりも装甲車の「窓」のような感じになっていて、「口」についても閉じるとほぼ見えなくなるのが大きい気がします。
合わせて、頭部のフリルには大量のレーザー砲を取り付けていて、マッシブな重戦車のような印象。
骨格形態でも生物らしさは少なく、特にモチーフになったスティラコサウルスのフリルが切除されているのが衝撃的でした。同じ骨格を使用する「トリケラドゴス」の骨格はトリケラトプスらしくて、骨格形態だけでも格好良かったのですが、「スティレイザー」は骨格形態だけで見るとサイのようにも見えてきます。
兵器ゾイドとして徹底的に改造されているようで、本領を発揮できるのは完全形態の時のようですね。
生物らしさよりも兵器らしさを強調した、兵器ゾイドを代表するデザインのゾイドだと思います。
個性的なデザインは存在感があり、いつまでも観ていられる不思議な魅力を秘めています。
>>動画によるレビューはこちら
■個人的に良いところ
ランナーレスの組み立てキット
箱や説明書の素晴らしいデザイン
豊富な武器取り付け用ジョイント
重量級の兵器ゾイド
■個人的に悪いところ
トリケラドゴスと比較するとマシンブラストギミックが物足りない
■撮影カメラ:NikonD7200
■撮影レンズ:NikonAF-S Micro 60mm f/2.8G ED or NikonAF-S VR Micro Nikkor 105mm f/2.8 G IF-ED
■スピードライト:SB-700(天井バウンス)
■基本カメラ設定:f:8-16、SS:1/60~20、ISO:500、WB:オート
スティレイザー
箱はこんな感じ。
街を進行する「スティレイザー」を煽りで見上げるアングルとなっていて、アングルと赤い光を反射している装甲がとても格好良いです!
後ろにはもう1体の「スティレイザー」がいることから、キットのカラーリングは量産機のものなのでしょうか。
箱を様々な角度から
箱裏に描かれている「ゾイド改造計画書」は、「カスタムウェポン」を使用した寒冷地仕様となっていて、比較的簡単に再現できるものになっています。
▼発掘/復元
箱の中身はこんな感じ。
マシンブラストユニットが付属して、こちらは「トリケラドゴス」のような2段の飛び出しギミックはなく、1段のみの飛び出しギミックとなっています。
大型ゾイドとなっていて、「ビーストライガー」と並べると、大きさの違いがよくわかります。
全体
全体はこんな感じ。
やはり最初に受ける印象は無機質なものになっていて、窓のようなデザインの目や、ビーム砲を大量に取り付けたフリルが機械的で格好良いです。
後方からみた場合でも、後ろ脚の「対地誘導ミサイル」が良いアクセントになっていますね。あとお尻がどこか可愛らしい。
前後左右から
マッシブなデザインで、かつ武器を取り付けるための凹凸が多いことから、大量の武器パーツを取り付けてもバランス良く仕上がりそうです。
各部
特徴的なフリルは、ビーム砲として「A-Zショートレーザーガン」を4門、対空砲として「A-Z2連対空砲」を装備しています。
また、フリルの凸部分は「スパークエレクトロード」となっていて、中央の「スタンホーン」と合わせて、電撃攻撃に使用される模様。
合わせて、「A-Zショートレーザーガン」と「A-Z2連対空砲」は前後に可動させることが可能なため、全ての武器を前面に向けるとより攻撃的なシルエットになります。
胴体は「トリケラドゴス」と共通の骨格を使用しています。
角張った装甲と、滑らかな骨格の対比が美しい。
装甲の盛り上がっている部分は「リアクティブアーマー」となっていて、敵の攻撃が着弾すると同時に爆発して、ダメージを最小限化する機能を持っているようです。
このアーマーを使って、エネルギーブレードを持っているゾイドと戦って欲しいぞ。(某オレンジ色)
「トリケラドゴス」と並べるとこんな感じ。
生物らしさを強調して、トリケラトプスのデザインを生かしている「トリケラドゴス」と、兵器らしさに特化した「スティレイザー」は対照的なデザインで、見比べていると面白いです。
お互いのアーマーを交換することも可能で、明るいカラーリングの「トリケラドゴス」のアーマーを、「スティレイザー」の暗いカラーリングの装甲に取り付けると、メリハリが出て格好良いです。
大型ゾイドなので、周りに中型や小型ゾイドを置くと、部隊の指揮官のように見えて良いですね。
マシンブラスト
マシンブラストは兵器ゾイドでは珍しく自動での発動となります。
自動といっても、自動発動のスイッチを入れるためにはライダーを搭乗させる必要があるため、実質、人の操作によって発動するマシンブラストのコンセプトはブレていません。
ボリュームあるフリルが一気に動くので迫力満点。
さらにフリルには武器取り付け用の凹凸があるので、武器を盛るとさらに迫力がでそう。
ただ、「トリケラドゴス」と同様に2段階でツノが伸びるギミックは残して欲しかったですね。
骨格形態
骨格形態では、フリルが切除されていため、モチーフとなったスティラコサウルスらしさはだいぶ薄くなっています。
「トリケラドゴス」はゾイドワイルドシリーズでも特に骨格が魅力的だったので、それと同じものを期待するとがっかりしてしまうかも・・?
逆にフリルがないことで、サイやイノシシのゾイドにも見えてきますね。
アーマーの一覧はこんな感じ。
いつものようにシールとライダー、剰余キャップ。
「スティレイザー」は兵器らしいゾイドとして仕上がっていて、武器を取り付けるカスタマイズのやりがいがありそう。
デザインも一見すると地味なのですが、味わい深くてずっと見ていても飽きない、不思議な魅力を持っているゾイドになっています。
組み立てと歩行の動画を作成しました。
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