EZ-038FG「エレファンゴ」|zoikino!

機体名 EZ-038FG「エレファンゴ」
全長 15.8m
全高 7.2m
重量 143t
最高速度 145.0km/h

武装
 ツインクラッシャータスク×2
 Eシールドジェネレーター×2
 8連装地対地ミサイルポッド×2
 FCSジャマー
 AZ144mmレールガン
 AZ105mmリニアガン×2
 45mmビームガン×2

西方大陸戦役の終盤、大陸からの撤退を援護すべく10倍もの敵を相手に5時間もの時間を稼ぎ出したエレファンダーの戦果は軍上層部に大いなる感銘を与えた。
予想される共和国軍のニクス大陸への侵攻に際してエレファンダーの増産は急務であったがこの機体唯一の欠点、生産コストの高さが問題となった。
エレファンダーの汎用性を支える換装システムが生産工程の複雑化を招いていたのだ。

その問題に開発部が出した回答はエレファンダーのコンポーネントを最大限流用しつつ機能を絞り込んだ機体の開発であった。
敵の上陸時に橋頭堡に突撃し、主力部隊到着までその拡大を阻止することを目的に設計された機体は、
エレファンダーと同等の装甲とより高出力のEシールドを持ち、パワーはそのままに小型化された本体によりエレファンダー以上の突撃力を発揮した。

武装として背部には8連装地対地ミサイルポッド2基とFCSジャマーが装備された。
橋頭堡に向けてミサイルを撃ち込みんだ後に突撃。
FCSジャマーで敵電子機器を撹乱させつつ、ツインクラッシャータスクと尾部に集中配備された火器で態勢の整わない敵陣内をかき乱す戦術が考案された。
コアにはニクス大陸に生息する牙獣種のものを使用したため細かな機動は困難となったが突撃に特化した機体特性により問題とはされなかった。
ベース機とコアとなった牙獣種の名前を取り、機体名は「エレファンゴ」とされた。
ホエールカイザー艦隊によるニクシー基地空爆も功を奏してエレファンゴの生産は進み、数ある上陸予想地点への配備も順調に行なわれた。

ZAC2101年6月、エントランス湾に現れた共和国軍に対し迎撃準備を行なっていたエレファンゴ含む沿岸防御部隊は謎の一団による奇襲を受け壊滅、機体本来の目的を達成する機会は失われた。

ZAC2101年10月、ニクス南東より転進した帝国軍がエントランス湾橋頭堡を強襲。
その中にエレファンゴも含まれており、先陣を切って突撃を敢行したが、共和国軍に配備されていたガンブラスターの砲撃にEシールドを無効化され全滅した。

ビフロスト平原に展開した部隊に所属したエレファンゴ部隊はその性能を遺憾なく発揮し共和国軍の前線を混乱に陥れたが、
大兵力が展開済みの野戦ではその突撃力を維持することは困難で、敵陣内で孤立した本機が多数撃破された。

プロイツェンの反乱後は共和国との和平が成立し、エレファンダーの生産も本格化したため
エレファンゴの再生産が行なわれることは無かった。

残存した機体も順次退役が進んでいる。

亥年ということで作った一発ネタゾイドです(笑)
ベース機体はご覧の通りエレファンダーで、所持していた欠品多数のジャンク品のリサイクルです。
猪を忠実に再現しようとするとさすがにプロポーションが違いすぎるため、モンスターハンターシリーズに出てくる大猪「ドスファンゴ」をデザインモチーフにしました。

とにかくエレファンダーのジャンクを使うことが目的だったので、鼻面やタテガミ(Eシールドという設定)に脚の短縮化で余った腿部の装甲を流用しています。
また、エレファンダーの胴体があまりにも箱でメリハリに欠けたので、ちょこちょことディテールアップしました。
特に側面上部のダクトはレッドホーンをイメージして切り取った上で幅増ししています。

背中の武装は基部も含めて貧弱で取って付けた感が酷かったので、試行錯誤の結果アサルトガトリングユニットのミサイル部を二つに割って装備させています。
ミサイルの基部はESCSユニットを流用してFCSジャマーということにしています。

45mmビームガンは元デザインがチープすぎる上にダクトに付いてるのが我慢できなかったのでジャンクを介してギガンティックアームの機銃に交換しています。
尻尾パーツも欠品してたので、腹武装をそのまま尻尾としました。

色はデザイン元のドスファンゴの白っぽいイメージで塗っています。
ただ、白いドスファンゴは雪山棲息の個体なので、エレファンダーと同じカラーリングもアリだったかもしれませんね。

製作期間は約一週間。
エレファンダーを触るのは初めてでしたが、ディテールアップしがいのある機体でした。
今回得たノウハウを使ってエレファンダーもちゃんと作ってみたいなぁと思っています。

RIO=Kさんから6作品目のご投稿で「エレファンゴ」をいただきました!
一発ネタゾイドとのことですが丁寧な工作が行われていて、とても1週間で作成されたとは思えないレベルの高い作品になっています!

ジャンク化していたエレファンダーをベースに2019年の干支、イノシシのゾイドを作成されています。
足の関節を1つ減らしている部分は、設定にあるようにエレファンダーの簡易版のように見えて良いですね。 簡易版に止まらず、エレファンダーの気になる部分のブラッシュアップも行われていて、個人的にはさりげなく追加されている後ろ足のダクトが良い感じ。

また、欠品していた尻尾を同じエレファンダーのパーツで補っているのが良いですね。エレファンダーの腹部武器はゾイドのスマートフォンゲーム、ゾイドFORで最強の武器として君臨した武器なので、エレファンダーの魅力の1つになった気がします。
特に尻尾や背中周りのまとまり感が素晴らしく、見慣れたエレファンダーやMSGパーツが機能的に取り付けられているのを見ると、改めてRIO=Kさんのミキシングセンスの高さが分かります。

作品の印象を決める頭部に関しては、クリアパーツをエレファンダーのままにすることで、エレファンダーの面影が残っているのが良いですね。 対照的にクリアパーツの周辺は大胆にシルエットを変更していて、耳のEシールドパーツによってどこかブレードライガーなどライガー系の雰囲気が出ていますね。 低い全高と合わせて、Eシールドを張りながらの突撃が得意そうなゾイドに仕上がっています!

RIO=Kさんは素敵な作品のご投稿ありがとうございました!
またのご投稿をお待ちしております!

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