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ZAC2100年。デススティンガーの存在は共和国にも知れることとなった。
ブレードライガーをも圧倒するゾイドの出現に大きな衝撃を受けた共和国は
対デススティンガー用の新型機の開発を迫られたものの
共和国は初戦においてデススティンガーのデータを、ごく断片的にしか入手できなかった。
そのため共和国技術陣は、その驚異的な能力の根源が
甲殻種ゾイドとオーガノイドの良好な相性によるものであると推測した。
(程無くしてこれは根本的な誤解であったことが判明するのだが)
そこで発案されたのが大型の甲殻種の一つであるヤシガニ型のゾイドをベースに
オーガノイドシステムを搭載するという計画であった。
しかし穏やかな気性の素体にオーガノイドシステムは相性が悪く
本機は開発当初からオーガノイドとの不適合に苦しめられ
結局はオーガノイド未搭載の状態で完成することとなった。
評価試験において、操縦性と地上踏破性能では優秀な成績を示したが
最高速度は仮想敵であるデススティンガーの半分程度でしかなく
攻撃能力も荷電粒子砲を搭載したデススティンガーに大きく劣った。
結果、本機は対デススティンガー用ゾイドとしては有用性無しと判断され
支援用ゾイドに転用されることとなった。
共和国としては少しでも使える大型ゾイドが欲しい時期だったのである。
本機は対ガイロス戦において、増加試作機も含めた20機が生産され
主にゴジュラスの代替機として配備された。
それなりの戦果をあげたものの、平地での機動力に難がある本機は
陳腐化が早く、北エウロペ大陸戦後半には殆どの機体が武装を撤去され
作業用や回収用として運用されていた。
そしてネオゼネバス蜂起後、本機は再び武装化されゾイド不足に悩むガイロス軍に供与される。
共和国よりもむしろ彼らのほうが本機を高く評価しており
「コング・クラブ」という愛称で親しんだ。
これは彼らの愛機であったアイアンコングに性能や特性が似ていたから、という理由らしい。
派生型として武装を撤去し、兵員輸送能力とステルス機能を追加した
特殊部隊用のXタイプ。ガイロス軍で増産されたTOタイプが存在している。
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