ゾイド好きによる究極のゾイド画集!「ZOIDS ART OF HMM」を購入しました!!
(2020/09/20Sun)


そんな訳で、小学館クリエイティブから発売された「ZOIDS ART OF HMM」を購入しました!

コトブキヤとタカラトミーのコラボレーションによるゾイドのプラモデルシリーズ「HMM(ハイエンドマスターモデル)ゾイド」の画集となっていて、2006年に発売された「HMMシールドライガー」から2020年に発売される「HMMワイルドライガー」まで、全HMMゾイドの箱絵を収録した集大成と言える本になっています!

HMMゾイドはタカラトミーでゾイドの販売がほぼ停止したゾイド氷河期からゾイドを支えてくれた名シリーズ。
2020年時点では、タカラトミーから「ゾイドワイルド」が展開されていますが、「ゾイドワイルド」と「HMMゾイド」を合わせて、今のゾイドの商品展開を支える2本柱となっています。

対象年齢は「ゾイドワイルド」の6歳以上と比較して、「HMMゾイド」は15歳以上とターゲット層が高め。ニッパーを使い、時間を掛けて組み立てる本格的なプラモデルですが、80体以上のゾイドの販売、そして14年間のシリーズ展開が行われています。ガンプラ以外で14年間シリーズが続いているプラモデルは稀で、HMMゾイドの人気の高さが良く分かりますね。

今回の「ZOIDS ART OF HMM」では、HMMゾイドの魅力の1つでもある箱絵を80体分収録した豪華なパッケージアート集となっていて、箱絵の他に80体のゾイドの簡単なストーリーや設定画、そしてカタログと関係者によるトーク集が収録されています。

最初から最後までゾイド愛に満ちた内容となっていて、非常に見応えのある本になっています。
これが送料込みで4000円以内で買えるのがすごすぎる・・!以降では簡単に紹介したいと思いますー。

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今回はコトブキヤオンラインショップで購入しました!
コトブキヤショップで購入すると、限定カバーがもらえるためです。

実際に荷物が届くと、本よりもだいぶ大きめのダンボールになっていてびっくり。中身を確認すると折り目が付かないように限定カバーが入っていて、限定カバーのために大型の段ボールに入っていたようですね。

マニア向けの商品を展開するコトブキヤならではの嬉しい、豪華な梱包でいきなりテンションが上がります!


通常版のカバーは「ブレードライガー」を表紙にしたもの。裏には「シールドライガー」「ブレードライガー」「ライガーゼロ」「ワイルドライガー」のライガーセットが描かれています!

限定版のカバーは「ジェノザウラー」を表紙にしたもので、裏には「ジェノザウラー」「ジェノブレイカー」「バーサークフューラー」「サイコジェノザウラー」が描かれているT-REXセットになっています。
これは限定カバー用にもう1冊欲しくなる・・!


さらにカバーを外すと、ゾイド20周年を記念して2003年に発売された「ゾイドコアボックス」風のテスクチャが施されていました。このデザインをした人は絶対にゾイドマニアだ・・!
このテスクチャも無茶苦茶かっこう良くて、この状態でディスプレイするために3冊は買わないといけない気がしてきた・・。


ページをめくるとまずは素敵な表紙がお出迎え。
ハイエンドモデルとして大人向けに作られたHMMゾイドらしい、大人の余裕を感じる上品で落ちついたデザインが素晴らしいです。

この余裕と上品さは各所で感じられて、上質な紙と合わせてページをめくっているとなんとも優雅な気分になってきます。所有欲を満たしてくれるのはもちろん、ページをめくることですら体験として楽しむことができます。


今回の画集で驚いたポイントとしては、今まで見てきた箱絵はトリミングされたものがあったこと。
この「シュトゥルムテュラン」の箱絵は分かりやすいと思います。

トリミングされた箇所は上下のほんの「一部」ではあるものの、その一部が表示され、文字が取り除かれることで、受ける印象が異なってきます。
まるで霧が取り除かれたような鮮明さで、イラストへの没入感が凄まじく、時間を忘れて見惚れてしまいます。



この迫力のイラストが細かなバリエーション機や、リパッケージ版を含めて80枚も連続しているので、その衝撃はもう言うまでもありません。
今まで見てきたゾイドの世界が一気に拡張される・・!!



箱絵だけでも十分な破壊力を持っているのに、加えてショートストーリーと簡易なメカニカル解説、ゾイドのデザイン画、そしてタイトルがあるのが良いですね。

ツイッターでは「図鑑」と表現されていましたが、まさに「ゾイド図鑑」と言えるもの。
HMMゾイドユーザーはもちろん、ゾイドワイルドユーザーにも是非見て欲しい、見応えのある画集となっています!


こちらはカタログとなっていて、歴代のHMMゾイドを一覧でみることができます。(あれ、Zナイトは・・)
初期からシリーズを購入してきたユーザーとしては、見ていると当時の思い出が蘇ってくる。

初期HMMゾイドは組み立ての難しさと自壊率の高さが難点でしたが、「HMMライガーゼロ」から飛躍的に改善されて、「HMMデススティンガー」と「HMMストームソーダー」で組み立てが楽しくなってきましたね。

もちろん、最新作の「HMMワイルドライガー」もカタログに載っています。
「HMMワイルドライガー」は、キットのクオリティはもちろんですが、組み立て易さがどのくらい進化しているのかも気になります。

組み立ての工程の進化も、HMMゾイドの楽しみの1つになりつつありますね。


トーク集はHMMゾイドに携わる中核メンバーによるものですが、全員が本物のゾイド好きばかりで最高戦力が集まっている感じが強すぎる・・!

旧ゾイドで例えるなら、「ウルトラザウルス」「デスザウラー」「マッドサンダー」「ギルベイダー」「キングゴジュラス」の合同軍を見ているような感じです。

今回の「ZOIDS ART OF HMM」がどのように企画されたのかも語られていました。
評判が非常に良かった「新装版 機獣新世紀 ZOIDS」の企画・編集を行なっていた小学館クリエイティブの担当者の方が、コトブキヤから送られてくるHMMゾイドを見てアートワーク集としてまとめたいと思ったことがきっかけとのこと。

コトブキヤとタカラトミーが品質の高いHMMゾイドを出し続けて、積み上げてきた所に、小学館クリエイティブとの交流がトリガーとなって、化学反応を起こした感じ。

ゾイドに携わっていた人たちのエネルギーが連鎖反応を起こして、これだけ素晴らしい本が出てきたのだと、経緯を見て完全に納得しました。

かなり濃い内容が語られていて、ネットでは流れていないようなディープな情報も。
今後の展望についても語られていて、ファン必読の内容となっています!


HMMゾイドは発売当初から購入してきましたが、これほどの人気シリーズになるとは予想もしていませんでした。
ちょっと振り返ってみると、こちらは2009年くらいに秋葉原の旧ラジオ会館コトブキヤで展示されていたHMMゾイドの様子。この頃はまだ16体ほどのラインナップでした。


その後はイベントにも力を入れてくれて、公開企画会議は盛り上がりましたね!




タカラトミーからゾイドが発売されないゾイド氷河期であっても、HMMゾイドは新製品の販売やイベントを開催してゾイドを支えてくれました。圧倒的感謝!

今思えば、コトブキヤとタカラトミーの中に、相当なゾイド好きがいないとできない企画ですね。

ゾイドワイルドの展開直前には一旦休止となったタイミングもありましたが、今後も継続してHMMゾイドを出して欲しいですね。

「HMMワイルドライガー」を筆頭にゾイドワイルドのHMMゾイド化が計画されていますが、「レブラプター」以外にも旧ゾイドのHMM化に期待したいところです!

「デスザウラー」とか・・!


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