コトブキヤ HMMシュトゥルムテュラン レビュー | zoikino!

  お気に入り度:★★★★★
  製作時間:7〜14時間ほど
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コトブキヤから発売された「HMMシュトゥルムテュラン」のレビューです!
ベースになっている「HMMバーサークフューラー」は2012年に発売されて、6年経ってついにCASが発売されました!

大型の「シュトゥルムユニット」を装備することで、「バーサークフューラー」と比べるとかなりボリュームのある見た目になっています。今回は通販で「バーサークユニットセット」を購入しましたが、箱の大きさも「HMMアイアンコング」クラスになっていて、電車で持ち帰るのは大変そう。

ボリュームのあるキットですが、「HMMゴジュラス」や「HMMアイアンコング」よりもパーツは少ないと思いますし、組み立て易さも「HMMジェノザウラー」と比べるとかなり改善されているので、組み立てる時のストレスはとても少なかったです。

全体的な印象としては、タカラトミー版よりも一体感のあるシルエットになっていて格好良いです!
タカラトミー版ではアクティブシールドの取り付けがバスタークローのアームだったり、シュトゥルムブースターの取り付け部分が浮いていたりして、一体感がなかったのですが、HMM版ではアクティブシールド専用の接続アームが用意されたり、シュトゥルムブースターの取り付け部分がバックパックに密着していて、密度が高まっている感じが素晴!
ポーズを取らなくても十分に格好良くて、個人的にはHMMのT-REX型ゾイドの決定版と言えるゾイドだと思います!

また、HMMバーサークフューラーの弱点だった、足首関節の緩さを改善するパーツが「シュトルゥムテュラン」や、「シュトルゥムユニット」で付属するのも嬉しい限り。今回は「シュトルゥムテュラン」をじっくり撮影しましたが、足首の関節がヘタレて倒れてくることが少なくて頼もしかったです。

全体的にはとても良い感じですが、非常に細かいところでは、シリンダーパーツの塗り分けが無くなっているのが気になりました。HMMバーサークフューラーではシリンダーがゴールドとシルバーに成型色で色分けされていたのですが、テュランではゴールド一色になっているので、気になる人は組み立ててる時にシルバーを追加しても良いかもしれませんね。

■個人的に良いところ
密度のあるデザイン
比較的強固な足首関節
組み立てが容易

■個人的に悪いところ
バーサークフューラーであったシリンダーの塗り分けが無くなってる
シュトゥルムユニットのゲート位置が目立つ

■撮影カメラ:NikonD7200
■撮影レンズ:NikonAF-S Micro 60mm f/2.8G ED or NikonAF-S VR Micro Nikkor 105mm f/2.8 G IF-ED
■スピードライト:SB-700(天井バウンス) + SB-500(アンブレラ)
■基本カメラ設定:f:8〜14、SS:1/60~20、ISO:400〜800、WB:オート

追記
シュトゥルムユニットを追加しました


今回購入したのは「シュトゥルムテュラン バーサークユニットセット」です。
マーシーラビット氏の描くパッケージは、通常盤とは違うバーサークユニットとシュトゥルムユニットが一緒に写った豪華仕様です!



箱のサイズは「HMMアイアンコング」クラスの大きさで、中にも2つ箱が入っていました。

▼シュトゥルムテュラン

いつものように前後から
「HMMバーサークフューラー」と比べてもボリュームが増えていて、マッシブな雰囲気がとても格好良いです。
「シュトゥルムユニット」部分はかなりディテールが入っているので、「バーサークフューラー」部分と比べると若干の違和感がありますね。



いろいろなアングルから
レッドは明るい色と暗い色の2色を使用して、塗り分けが行われています。タカラトミー版では、腕と足の装甲がグレーでしたが、テュランでは足の装甲のみがグレーの成型色になっていました。


頭部はセンサーパーツが増加したことで、バーサークフューラーよりも一回り大きく、空力を考慮して鋭角的な形状になっているとか。
頭部のボリュームが増加したことで、よりT-REXらしさが出たと思います。


コックピットの開閉が可能です。
適度な渋みがあるのでテュランをひっくり返しても開くことなく、ハッチを任意の位置で保持することもできます。


タカラトミー版で「バーサークフューラー」と共通だった下顎は、凹凸のあるシュトゥルム専用のものが付属し、コックピットハッチもシュトゥルム専用のものが付属します。


前方の突起には対物センサーが内臓されていて、エクスブレイカーの取り回しを補助するそうです。


シュトゥルムテュラン独自のギミックとして、荷電粒子砲の砲身が伸長するギミックが追加されているようです!
確かに私のテュランは若干、砲身を伸長させることが可能で、過去に購入したバーサークフューラーでは伸長できませんでした。


パイロットはベガではなく、完成品の一般パイロットが付属します。フューラー用に一回り小さいサイズでした。


アクティブシールドは、アーマーに増設された各種センサーと、展開式の接続アームで半自動防御が可能で、特別に頑強な特殊鋼で構成されたシールド部分は、いかなる砲撃も遮ることができるとか。個人的には某ガンダムのシールドビットのような動きをするイメージです。


エクスブレイカーは、頭部センサーと連動して、最適な間合いで確実に敵機を切り刻み、仕留めることができるとか。
エクスブレイカーは遊んでいると刃の部分が分離しやすいので、接着したほうが良いかもしれません。


アクティブシールドはディテールの量が凄いことになっていて、墨入れやドライブラシをすると見違えそうですね!
エクスブレイカーの接続軸は二箇所あるので、ゲーム「ゾイドVS」のように平行して展開したり、ジェノブレイカーのように物を挟むことも可能です。


アクティブシールドの接続部分はこんな感じ
大型化した肩アーマーにアームを接続する形になっていて、アームはバスタークローのアームよりも細めのアクティブシールド専用のものを利用します。
ちなみにアクティブシールドのアームと、バスタークローのアームは微妙に軸の太さが異なるため、互換性はありませんでした。


シュトゥルムは高速で敵陣に突っ込んで、敵を倒さずとも致命傷を与えて、後続のバーサークフューラーやSSゾイドに食わせる役目を持っている印象があります。


巨大なシュトゥルムブースターは、タカラトミー版から接続方法が変更されていて、「ライガーゼロイエーガー」のように下から支えるタイプになっています。



ブースターはタカラトミー版同様に展開することができます。
展開されるパーツは上下が共通パーツになっているので、組み立てが簡単で助かりました!
ブースター内部にも細かいディテールが入っているのが良いですね。



ブースターとバックパックの接続はこんな感じ
バスタークローのアームが収まっていたスペースを隠しつつ、ブースターと胴体の密着性をあげている素敵デザインです。


上下左右と可動範囲が広いので、色々なポーズをつけて遊ぶことができます。


ブースターと荷電粒子砲を展開した時のトゲトゲ感が凄いですね・・!

▼足

脚部は高性能の対地センサーを備え、それを保護する意味でも足回りの装甲が大型しているそうです。


分厚くなった装甲にはセンサーや、排熱を意識したディテールがびっしり入っています。



フットロックも展開することが可能で、根元には連動して動くシリンダーが取り付けられていました。


今回はバーサークユニットセットを購入したので、「バーサークテュラン」も組み立ててみました!
「シュトルゥムテュラン」と比べると装甲の明るさが増して、スマートな印象を受けます。


同じバーサークフューラーと比べても、足首関節が強固でポーズをつけやすいのが良いですね。

▼素体

素体はノーマルのバーサークフューラーの色違いになっているだけですが、顎部分をシュトゥルム用の凹凸のあるものにすれば、オリジナル設定を考えて楽しむことができそう。


アーマーを並べるとこんな感じ。ブースターやアーマーが余る豪華仕様です!
ボリュームがあるので、ライガーゼロほどではないものの、着せ替えが結構大変でした。


「バーサークユニットセット」には「バーサークフューラー」と「シュトゥルムテュラン」、「バーサークユニットセット」の説明書が付属します。


組み立てる時は、「バーサークフューラー」か「シュトゥルムテュラン」かを選択する必要があるのですが、「バーサークフューラー」を組み立てる時には、ベガが付属しないことと、足首関節を強化されているパーツを使うように「バーサークユニットセット」の説明書に記載がありました。
「バーサークユニットセット」に付属するデカールはこんな感じ


ジェノブレイカーと並べてみるとHMMゾイドの進化が良くわかります。


HMMシュトゥルムテュランはバランスよくまとめられた、とてもレベルの高いキットです!


組み立ての動画を作成しました。

HMMゾイドは2018年4月以降の新作や再販の予定が未定になっていますが、仮に今回のテュランが最後のHMMゾイドだったとしても、最後を飾るのに相応しい品質でお勧めできるHMMゾイドです。これほど良いものを出してもらった以上は、きっとライバル機のレイヴェンラプターがHMMで登場すると信じて、その時を待ち続けたいと思います。


シュトゥルムテュランの他にシュトゥルムユニットも購入しました!
内容としては、シュトゥルムテュランと同様の構成になっているため、シュトゥルムユニットはもちろん、「足首の強化パーツ」や「ブースター」、「装甲の剰余パーツ」が付属する大変豪華なユニットになっています!


組み上げるとこんな感じ
別売りのバーサークフューラーに装着して完成させますが、成型色はバーサークフューラーの薄紫色をバッチリ再現しています。


シュトゥルムテュランと並べるとこんな感じ。シールドのレッドは同じ色のようですね。
シュトゥルムフューラーの方はシリンダーがゴールドとシルバーで塗り分けされているのが良い感じで、テュランもシルバーに塗りたくなりますね。


アクティブシールドはエクスブレイカー部分がシルバーの成型色になったため、どこかメカニカルな雰囲気に。


シュトゥルムブースターも展開が可能です。
薄紫の装甲と、黒の内部パーツはコントラストが高く、微妙な薄紫色のおかげで目が若干チカチカしてきます(^^;


付属するデカールはタカラトミー版よりも種類が多くて、白い機体に赤のデカールを貼ると良いアクセントになりそう。


剰余パーツは、首と手の装甲、背中のブースターとなっていて、特にブースターは改造派には重宝しそうなパーツで嬉しいですね!
その他にもバスタークローの基部のジョイント(?)が付属していました。


個人的に一番嬉しいのは、シュトゥルムテュランで追加された「足首の関節強化パーツ」が付属することです!
こちらのフューラーも関節を交換して、安定感がかなり増しました!

シュトゥルムユニットはすでにフューラーを持っている人にも大変お勧めですよ!





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