コトブキヤ HMMストームソーダー レビュー | zoikino!

  お気に入り度:★★★★★
  製作時間:3時間
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コトブキヤから発売された「HMMストームソーダー」のレビューです!
HMMゾイドの完全新作はHMMデススティンガーから実に2年ぶり。2016年のスタンドリバーで突如発表されて1年以内の発売になりました。

最新のHMMゾイドということで、実際に手に取ってみるとかなりの進化を遂げていて驚きました。特に組み立て易さが素晴らしくて、箱こそはHMMライガーゼロクラスの大きさなのですが、サクサクと組み立てられるので、HMMゴドスなどの小型HMMゾイドを組み立てているような感覚でした。

パーツが大型化されているというのもありますが、アンダーゲートの積極的な採用など、ゲート位置が極力目立たないように設計されている効果が大きかったです。ほとんどのゲートはアルティメットニッパーで2度切りするだけで十分な感じですね。特に頭部はパッと見でゲート位置が全く見えないのがやばい・・

組み立てが簡単になっていると言ってもHMMゾイドとして完成度は高く、工夫されたパーツ形状によって組み立てているといつの間にかに色分けが行われていたり、可動範囲もそこそこあったりと完成度も高いです。

難点としては、胴体のインテークとブースター部分がボールジョイント式の可動軸を採用しているのですが、比較的ポロリしやすいです。軸自体はそれなりに強固なのですが、遊んでいる時に胴体は良く触るので気づいたらパーツが落下することがしばしば。
また、翼の爪を保持するアームは保持力が弱く、翼にぴったりくっついてくれませんでした。この辺は軸を太らせたり、ネオジム磁石を入れると良いかもしれませんね。

気になるところもありますが、HMMゾイド初の本格的な戦闘機ゾイドで、翼を動かしているだけでも印象が変わって良い感じ。既存のHMMゾイドと並べても新鮮な感じがして、とてもおすすめのゾイドになっています。

■個人的に良いところ
組み立てがとても楽
HMMゾイド初の戦闘機タイプ。あらゆるパーツが新鮮で改造にも使い勝手がよさそう
軽量でかつ、関節もしっかりしているので、HMMゾイドで1番自壊を気にせず遊べる

■個人的に悪いところ
胴体のインテークとブースターがポロリしやすい
腕アームの保持力が弱い

■撮影カメラ:NikonD7200
■撮影レンズ:NikonAF-S Micro 60mm f/2.8G ED or NikonAF-S VR Micro Nikkor 105mm f/2.8 G IF-ED
■スピードライト:SB-700(天井バウンス) + SB-500(アンブレラ)
■基本カメラ設定:f:8、SS:1/60、ISO:250、WB:オート


パッケージはマーシーラビット氏の迫力のイラストになっています
レドラーはパッケージの脇役が製品化されないジンクスを超えられるのか・・

▼ストームソーダー

いつものように前後から
成型色はメカメカしい銀色になって格好良いです。
半ツヤくらいのテカテカ感ですが、角度によっては光を反射して鋭利な印象を受けます。
配色に物足りなさを感じる人は付属のデカールを貼ると、アクセントが増えて良いかもしれませんね。



いろいろなアングルから
横幅が広く、着陸状態でディスプレイするには棚の面積が必要かも。フライングベースで空中に展示したほうが良いかもしれませんね。
そして胴体の分割線はちょっと気になるかもしれません。


頭部はパッと見ではゲートが全く見えない、脅威のイケメンになっています!
口の中とか後頭部を見れば、なんとか2、3個見つかりますが、コトブキヤ凄いことをする。
「トップソード」は摘んで引き出しますが、爪が短いと引き出すのが大変かも


コックピットはタカラトミー版同様に上顎から出てきます。
上顎には絶対に見えない位置にコンソールのモールドが刻まれていました。


首は上下に可動し、首もとのダクトモールドも可動します。
頭の接続は引き出し式のボールジョイントと、ローリングジョイントが採用されていて、可動範囲が広いです。


首を下に向ければ地上ゾイドに格闘戦を挑んでいるようなポージングも
タカラトミー版の箱裏で、ジェノザウラーを威嚇しているストームソーダーが猛烈に好きだったので、このポーズを取れるのが嬉しい!


当然のように口の中にも複雑なモールドがあります。


翼は巨大で、鋭いエッジと合わせて刃物のようです。


翼は意外とアレンジされていて、特に地面側はアームやブレードの保持パーツなど真新しい要素が多いです。


翼は根元が回転し、翼自体を中程で前後に曲げることができます。
「ウイングブレード」も展開することができて、タカラトミー版のように途中で展開が止まる事なく、胴体側までブレードを展開することができます。


タカラトミー版同様に「アイアンクロー」と「2連パルスレーザーガン」を選択することができます。
「2連パルスレーザーガン」はスキッドが付いているのが気になるところです。空気抵抗が凄そう。


アームを伸ばして着陸状態を再現できますが、個人的にはあまり好みではなく、飾るならフライングベースを使用すると思います(^^;


正面からみると「ウイングブレード」が翼本体をぴったり密着しているのがわかります。
タカラトミー版ではブレードと翼が分離するのが気になっていので、HMMのこのシルエットはお見事です!



胴体はインテーク部分とノズル部分がボールジョイントで可動します。
遊んでいると外れやすい部分なので、気になる人は接着したほうが良いかも。


ゾイドコアは胴体の前面ブロックごと取り外すことができます。


フライングベースネオ用のスタンドが付属しますが、3mm穴を使って通常のフライングベースでもそれなりにディスプレイできました。

▼足

足は変形機構が備わっていて、飛行形態ではまっすぐに伸ばして、ブースターのようにすることができます。
太もも部分とふくらはぎはフック状のパーツで固定することができます。ふくらはぎのロックパーツはパッと見でバリのように見えるので、組み立て時に切り取らないように注意が必要です。


つま先を曲げることができるので、小型ゾイドを掴んだポーズを取れるのが良いですね。

▼尻尾

尻尾は可動範囲が狭いものの、各関節が可動して、金属の塊がぐねぐね動く不思議な感覚があります。

▼エンジンポッド


エンジンポッドは前が太く、後ろが細いメリハリのあるシルエットに。
接続軸にはジョイントが取り付けられているので、上下に角度をつけることができます。
そしてエンジン後方には、タカラトミー版のような展開ギミックがあるのが良いですね。


エンジンポッドを取り外した胴体側はこんな感じ
胴体左右の張り出したインテーク部分がゾイドっぽくて格好良いですね!

▼デカール

付属するデカールはタカラトミー版の再現になっていて、貼ると良いアクセントになりそうです。


相棒のブレードライガーと
ガンスナイパーを揃えればバトストのシーンを再現できますね!


そんな訳で、ストームソーダーのレビューでした。
満足度はとても高く、来月のアーラバローネ仕様も購入するか検討し始めました(^^;
一部パーツでポロリはありますが、羽はしっかり保持されていて、羽の角度を変えるだけでも大分印象が変わります。
このままレドラーやレイノスにも期待したいですね。


組み立ての動画を作成しました。




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