HMMシャドーフォックス HMMゾイド
製作時間:4時間
コトブキヤから発売された「HMMシャドーフォックス」のレビューです!
コマンドウルフに続く、中型の犬科ゾイドということで、ライガーよりも一回り小さなサイズになっています。
サイズは小さくても、各可動部分には引き出し式間接が入っていたり、モールドはHMMコマンドウルフよりも細かく、密度感あるゾイドになっています。
実際に手に取ってみると、一部パーツは接着が必要ですが、全体的にはしっかりした造りになっているので、安心して遊ぶことができます。
他のHMMは自立できなかったり、パーツがポロリしやすくて、遊び難いのですが最新の「シャドーフォックス」はハイエンドモデルの魅力を躊躇することなく楽しめます。
可動範囲は最もフォックスで必要とされそうな首の可動範囲が脅威的ですが、脚首の可動範囲があまり広くないので、動きのあるポーズでのディスプレイは難しそうです。
最大の問題点は大きすぎる上顎の牙で、見た目が悪いだけではなく、口を閉じると牙が邪魔で口が開けられなくなる問題があります
また、金色のパーツと、爪や牙・武装の銀色のパーツはランナーごと塗装されているので、組み立てる時のゲートの処理がちょっと大変でした。
■個人的に良い所
・組み立てが簡単
・首の可動範囲が広い
・精密なディテール
・引き出し式間接
■個人的に悪い所
・上顎の牙が大きすぎる
・口を閉じたらピンセットなどがないと開けられない
・頭のジョイントが直ぐに外れる
・脚首があまり可動しない
・足首のジョイントが直ぐに外れる
・首の付け根とウェポンアームの接続パーツが干渉して、パーツがえぐれる
・塗装済みパーツが多い
HMMシャドーフォックス
いつものように箱から
森林でヘルキャットと戦闘を行うアニメの初戦が描かれています
箱の大きさは他の小型HMMゾイドと大体同じくらいでした
斜めの前後から。
可動範囲を生かして、首を上げたイヌ科っぽい背中のラインを出すことができます。
今回は口を若干開けた状態で撮影しています。
前後から。
耳が大きいので、けっこう目立ちます。
頭部
頭部はこんな感じ。
スマートなシルエットや鋭い耳と牙が印象的。
大きな耳はタカトミ版のように可動はせず、固定されています。
口を閉じると下顎が上顎の牙で隠れてしまいます。
首の可動部分は引き出すことが出来るようになっていて、簡単に真横を向くことができます。
さらにほぼ真上を向いて遠吠えをしているようなポーズを取ることができます。
口内にもディテールが追加されていて、コックピットの開閉ももちろん可能です!
胴体・足・尻尾
▼胴体
胴体にも引き出し式の間接が入っています。
スモークディスチャージャーの網目は上半身のみ成型色で、パーツの色分けが行われています。
胴体の下にはディスプレイスタンド用の穴と、ゾイドコアの格納ハッチがあります
足の取り付け部分も引き出し式の関節になっていて、下から見た画像の
上が引き出している状態、下が閉まっている状態です
引き出し式間接を使うことで、振り向いたポーズを取ることもできます
▼尻尾
尻尾は二重間接で上下に大きく可動します
左右への可動はパーツが干渉するので、あまり広くないです
AZ70mm内蔵型電磁ネット砲を展開することもできます。
捕らえた敵ゾイドの電子機器を破壊するのが目的の武装だとか。
▼脚
脚自体はそれなりに可動しますが、脚首の可動範囲が少ないので、安定して接地させたり、ポーズを取らせるのが難しい印象です。
アンカーも可動します。
機体の固定が目的ではなく、山岳地帯などで高速走行した時の強制ブレーキだとか。
そのためか、ジェノやBFのように綺麗に接地することができません。
あとは可動させていると足首のジョイントが直ぐに外れるのがちょっと気になるかもしれません。
脚の装甲は外すことができますが、今回は外さずにレビューをしています(^^;
見えなくなる内部メカもタカトミ版のデザインを元に作られているのが良い感じです!
各部の可動を生かして、いろいろなポーズを取ることができます!
武装
武装はAZ30mm撤甲レーザーバルカンと補助ブースターがウェポンラックについています
ガトリングは手動で回転しますが、タカトミ版のように横のつまみとは連動しないです
アーム部分はタカトミ版にあったシリンダーパーツが無くなっていますが、取り付け位置を変更することで、武装を支えるのに問題は無さそうなデザインになっています
アームを可動させるときには首パーツと干渉するので、首パーツをスライドさせる必要があります。
やりすぎるとパーツがえぐれそうです(^^;
アームの可動範囲はタカトミ版と同じですが、ガトリングの付け根が上下左右に可動するので、ガトリングを色々な角度に向けることができます。
HMMの共通武器穴が開いているので、他のHMMゾイドの武器を取り付けることができます!
亀のキャノンは上に乗せているだけですが、プラズマ粒子砲の発売に期待しています(^^;
そんな訳で、シャドーフォックスのレビューでした。
細かいところで気になるところはありますが、ライガーゼロやBFなど、アニメで一緒に活躍したゾイドがHMMで発売されているので、並べることで、細かいところが気にならないくらい魅力が増しそうです!
そういえば、初回版の「HMMシャドーフォックス」にバラッドのフィギュアが付いてくることをすっかり忘れていました。
今回は座っている状態のフィギュアが付いてきます(^^;
マーキングプラス版には付属しないので注意が必要です。

■吾妻さんの改造作品:シャドーヴィクセン
タカトミ版フォックスを強化武装した作品です

■ちょこびさんの改造作品:クライムハザード
タカトミ版フォックスをベースにした鮮やかな蒼のオリジナルゾイドです
HMMシャドーフォックス 前情報
▼2012年01月28日:HMM ZOIDS MODELERS MEETING 2012

コトブキヤ秋葉原館で行われた
HMM ZOIDS MODELERS MEETING 2012でガトリング部分が公開されました
当時はシャドーフォックスの名前は出なかったのですが
この武装からあっという間に特定されていました
▼2012年04月28日〜5月6日:KOTOBUKIYA HMM ZOIDS ARCHIVE2012

KOTOBUKIYA HMM ZOIDS ARCHIVE2012でイラストと原型が展示されていました
小さいながらも精密な作りになっていそうで、この頃から期待度が高いです

▼2012年06月26日:シャドーフォックス | KOTOBUKIYA
コトブキヤの製品ページがアップされました
▼2012年7月29日:WF2012[夏]

WF2012[夏]で遠吠えをしている状態で展示されていました
可動範囲が物凄いことになっているのがよくわかります
▼2012年8月4日:コトブキヤ秋葉原館にて展示

コトブキヤ秋葉原店にて展示されていました
インテーク部分のエッジが鋭いのがわかります
▼2012年8月18日:コトブキヤ秋葉原館にて成型色サンプル展示1

コトブキヤ秋葉原店にて成型色のサンプルが展示されていました
かなり成型色の段階で細かく色分けが行われていそうです
金色パーツのウエルドラインは個人によって好みが分かれそうですね
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