ラプトリア レビュー | zoikino!

  お気に入り度:★★★★★
  製作時間:20分ほど
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タカラトミーから発売された「ラプトリア」のレビューです!

「ラプトール」の突然変異種として、「ラプトリア」が発売されました!
基本的には「ラプトール」のカラーリングを変更して、爪を追加したバリエーションゾイドとなりますが、爪によってシルエットが変わってなかなか格好良くなっています。「ファングタイガー」を彷彿するような透明度の高いキャップも良い感じで、光の当たり方によってはキャップが光っているように見えます。

最大の特徴は追加された6本の爪です。爪はゾイドの武器取り付け用の凹凸に対応していて、「復元の書」の通りに復元しても良いですし、好みに合わせて取り付け位置をカスタマイズすることもできます。設定でも土地ごとに爪の付き方が異なると明記されているので、公式でもカスタマイズを推奨しているのが伝わってきますね。

比較的、値段も手頃な小型ゾイドのため、初めてゾイドを購入する小・中学生のカスタマイズ入門キットとしても最適で、「ラプトリア」が1体入れば爪の取り付け場所のみで、無限のカスタマイズを楽しむことができます。 大きなお友達なら旧ゾイドの「レブラプター」風に左右に爪を取り付けるカスタマイズを行っている方も多いのではないでしょうか。

また、腕に追加された爪はある程度の可動が可能になっていて、「ラプトール」の不満点だった腕の可動を補うことができるのが良いですね。

「ラプトール」の簡易的なバリエーションゾイドと思われがちの「ラプトリア」ですが、ゾイドワイルドやゾイドのカスタマイズの入門キットとして最適なブラッシュアップが行われていて、ゾイドを始めるにはお勧めキットになっています。 アニメや漫画でも味方サイドになっている上に、「ラプトール」や「ディロフォス」の上位互換機、人気のブルーのカラーリング、かつ特別な変異種である設定は、子供達としても十分に魅力を感じるのではないでしょうか。

>>動画によるレビューはこちら

■個人的に良いところ
ランナーレスの組み立てキット
箱や説明書の素晴らしいデザイン
豊富な武器取り付け用ジョイント
単体でカスタマイズを楽しむことができる
最適な入門ゾイド

■個人的に悪いところ
特になし

■撮影カメラ:NikonD7200
■撮影レンズ:NikonAF-S Micro 60mm f/2.8G ED or NikonAF-S VR Micro Nikkor 105mm f/2.8 G IF-ED
■スピードライト:SB-700(天井バウンス)
■基本カメラ設定:f:8-16、SS:1/60~20、ISO:500、WB:オート


箱はこんな感じ。
集団で森の中を移動する様子が描かれていて、歩くポーズを再現するため、足首のデザインがキットから大幅に変更されています。
果たして改造してこの足首を再現する猛者は現れるのか・・



箱を様々な角度から
ゾイドワイルドセカンドシリーズでは、初の小型ゾイドの箱となります。
小さいため、箱裏の改造バリエーションは小さめの画像になっています。文字の密度も凄いことに。

▼発掘/復元


箱の中身はいつも通り、発掘パックS、A、Bと「復元の書」が入っています。


「ビーストライガー」やiPhoneXと並べるとこのくらいのサイズ感。



全体はこんな感じ。
「ラプトール」のバリエーションゾイドとなりますが、追加された爪によって「ラプトール」とは異なる個性的なシルエットになっています。
合わせて、ブルーの装甲とキャップが美しく、突然変異種という設定通り、特別なゾイドの雰囲気が出ています。



前後左右から
追加された爪が突出していて、非常に目立ちます。


突出した爪によって動物らしいシルエットを失っていますが、突然変異種という設定や、過去のゾイドでは「バイオヴォルケーノ」の前例があるため、あまり気にはなりませんでした。



むしろ爪によって得られたものが多く、小型ゾイドである「ラプトリア」単体でもカスタマイズを楽しめるのが大きなポイント。
「ラプトリア」本体と爪の豊富な接続軸によって、カスタマイズのパターンはほぼ無限と言えます。
加えて、店頭やイベントで配布されている武器パーツを入手すれば、さらにカスタマイズを楽しむことができそうですね。



もちろん、爪は「ラプトール」や「ディロフォス」にも取り付けることができて、「ディロフォス」の突然変異種を考えてみるのも楽しそう。


エヴォブラストでは「ドスクロー」に加えて、胴体と足に取り付けた爪を前に展開します。


発売時点では、アニメや漫画での活躍がまだ見れていませんが、前作ではやられ役になっていた「ラプトール」のリーダーのような立場で「ラプトリア」には活躍して欲しいですね。
箱裏では早速、「ビーストライガー」と連携して「キャノンブル」を撃破していましたし、個人的には一番応援したいゾイドです。



骨格形態は「ラプトール」と「ディロフォス」とほぼ同じ。
違いとしてはキャップのデザインが異なることと、目の色が違うくらいです。


「ラプトール」系の骨格形態を並べるとこんな感じ。
個人的にはキャップ以外にも特徴を出してもらえるとよかったですね。


剰余キャップやシールはこんな感じ


「ラプトリア」は最適な入門ゾイドに仕上がっていて、多くの人に手にとってもらいたいゾイドです。
「ラプトール」の不満点の1つだった腕が動かない箇所が爪の追加によって改善されていますし、すでにゾイドワイルドのキットを購入している人にも、爪は改造パーツとしても重宝しそうなので、お勧めできるゾイドだと思います。


組み立てと歩行の動画を作成しました。

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