プロトビーストライガー ゾイドワイルド
製作時間:20分ほど
タカラトミーから発売された「プロトビーストライガー」のレビューです!
タカラトミーモール限定で販売されたゾイドになっていて、「ゾイドワイルド列伝」の第3弾となります。
>>動画によるレビューはこちら
ゾイドワイルド2年目の”始まりのゾイド”とも言える「プロトビーストライガー」が立体として登場!
1話を中心にアニメの転換期で活躍したゾイドで、帝国軍を相手にした戦闘はもちろん、進化して「ビーストライガー」や「ライジングライガー」になる活躍を見せてくれました。
シンプルな造形が印象的で、タカラトミーのYoutubeチャンネルでも再現作品が作られるなど、登場した話数は少ないもののインパクトのあるゾイドでした。
こうしたアニメオリジナルゾイドは、旧ゾイドでは改造するか、コトブキヤから販売されるのを待つしか無い状態でしたが、ゾイドワイルドではタカラトミーモール限定で販売してくれるのがありがたいですね。
また、ノーマルの「ビーストライガー」にすることも可能で、複雑なシルエットが特徴の「ビーストライガー」ですが、落ち着いたカラーリングにすると独特の存在感が出て良い感じ。
ゾイドワイルドシリーズでは見ないカラーリングになっているのも良く、落ち着いているのに確かな存在感があるゾイドになっています。
■個人的に良いところ
ランナーレスの組み立てキット
箱や説明書の素晴らしいデザイン
ノーマル形態にすることもできる
■個人的に悪いところ
特になし
■撮影カメラ:NikonD7200
■撮影レンズ:NikonAF-S Micro 60mm f/2.8G ED or NikonAF-S VR Micro Nikkor 105mm f/2.8 G IF-ED
■スピードライト:SB-700(天井バウンス)
■基本カメラ設定:f:8-16、SS:1/60~20、ISO:500、WB:オート
プロトビーストライガー
箱はこんな感じ。
列伝恒例の丈夫な箱となっていて、このままパーツをしまうのに重宝しそう。
箱の中には発掘パックABCSが入っています。
先に発売されたファングタイガー改ほどではないものの、塗装済みパーツが多くて、個別梱包されているパーツはプレミア感があって良いですね。
「復元の書」と「改造メモ」、剰余キャップが付属します。
シールは付属しませんが、本体のカラーリングが落ち着いているので、アクセントになるレッドやブルーのデカールを貼ってもよさそう。
組み立ては20分ほどでサクっと完了しました。
全体
全体を見るとこんな感じ
「ビーストライガー」からパーツを外す、引き算の改造ゾイドとなっていて、細めのシルエットは実際のライオンに近い気がします。
武器も爪と牙を除くと、ブースターのみというシンプルなものになっています。
全体的にコントラストが低く、よく言えば落ち着いた、わるく言えば地味なゾイドになっています。
シリンダーも塗り分けされていますが、あまり目立たず、”プロト”の名前の通り、まだ本領を発揮しきれていない雰囲気が良く出ています。
逆にこのカラーリングを生かして、ミリタリー風に改造しても面白そうです。
各部
頭部については、下部のタテガミが無くなっています。
そのままではタテガミ取り付け部分に隙間が開きますが、新造パーツによって埋めるようになっています。
脚部アーマー新造パーツは、タカラトミー純正パーツだけあって、取り付けた時の違和感のなさはもちろん、取り外しも容易になっているのが素晴らしいです!
▼脚部アーマー
脚部アーマーは「プロトビーストライガー」状態では、前足のみに装備されています。
ノーマルのアーマーを簡略化したシンプルなものになっていて、ド派手なノーマルもよかったのですが、このシンプルなデザインは骨格の良さが伝わってくる、ゾイドワイルド1期のような雰囲気が出ていて良いですね。
▼タテガミクロー
タテガミクローの取り付け部分にも隙間を埋める新造パーツが用意されているのも良い感じ。
パーツをオミットしてもデザインにスカスカ感が無いのが良いですね。
▼ロケットブースター
特徴的なブースターについても新造されていて、無骨なデザインが格好良いです。
ブースター本体は2パーツで構成されていますが、塗り分けによって安っぽくならず、存在感が出ています。
ブースターについては2軸で可動し、角度をつけることが可能です。
大型ブースターを取り付けた姿を斜め後ろから見ると、どこか「ライガーゼロイエーガー」を彷彿します。
▼他のゾイドとの比較
進化後の「ビーストライガー」と並べると、プロトとの違いが一目瞭然です。
デザインの違いはもちろんですが、カラーリングの差が大きく、純白でハイコントラストな「ビーストライガー」と比べて、プロトはどこかくすんだ印象を受けます。
全体的にコントラストが低いので、2体を並べてもシリンダーの塗り分けはパッと見では気づけないかも。
他のライガータイプと比べてもプロトは落ち着いた存在感を放っていて、アーマーが少ないデザインはやはりゾイドワイルド1期に登場しそうな雰囲気です。アニメ映えしそうなカラーリングにすればそのまま1期に登場しても違和感がなさそう。
そのほか
▼ビーストライガー状態
もちろんノーマル「ビーストライガー」にすることも可能で、こちらはカラーリングはプロトと同じですが、尖ったデザインが格好良く、「ビーストライガー」のデザインの完成度の高さが良くわかります。
ゾイドワイルドシリーズのライガーでは、個人的に「ビーストライガー」が一番好みのデザインです。格好良いぞ!
▼ワイルドブラスト
プロトではワイルドブラストすることができませんでしたが、「ビーストライガー」にすることでワイルドブラストも可能になります。
▼骨格形態
骨格形態は見慣れたものになっていて、プロトの落ち着いたカラーリングでも違和感を感じませんでした。
追加パーツはこんな感じ。
良く見るとブースターのみ別の成型色になっているのが分かります。
ノーマルにブースターを取り付けることも可能で、こうすると攻撃力も機動力も相当高そうな見た目になります。
列伝シリーズでは、新規パーツが付属するもののちょっと地味な存在の「プロトビーストライガー」ですが、ゾイドワイルド2期の初まりのゾイドがこうして手に入るとは、ファンにとって良い時代になりましたね!
組み立てと歩行の動画を作成しました。