オメガレックス ゾイドワイルド
製作時間:30分ほど
タカラトミーから発売された「オメガレックス」のレビューです!
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非常に満足感の高いゾイドになっていて、ゾイドにおける伝説の兵器「荷電粒子砲」を装備した、待望のゾイドになっています。
発射形態への”自動変形”や、ゾイドシリーズ初の荷電粒子砲の”発光ギミック”と、砲塔の”回転ギミック”を搭載しているのも大きなポイント。
旧ゾイドの「デスザウラー」や「ジェノザウラー」、「バーサークフューラー」の良いところ取りをしてさらに進化させた、まさしく荷電粒子砲搭載ゾイドの<<決定版>>と言える存在です!
荷電粒子砲以外にも装甲のデザインは旧ゾイドを彷彿するようなメカニカルさと、最新キットならではの新鮮なデザインを合わせもち、ゾイドワイルドシリーズ全体を通してもベストバイゾイドと言える仕上がりになっています!
豊富な武器が取り付けられていて、特に背中に搭載された6発のミサイルは取り外して遊べるのが良い感じ。
ミサイルを手に持ってブーンドドドする遊びが捗りそう。ミサイル搭載ゾイドといえば、「アイアンコング」が思い浮かびますね。
機体の側面に取り付けられた「収束シールド」はメカニカルなデザインになっていて、「オメガレックス」を上から見上げると、大型のビーム兵器やレールガンを取り付けているように見えて格好良いです。
頭部のデザインは、従来の荷電粒子砲搭載ゾイドの特徴を全て併せ持ちつつ、「ギルラプター」から通じる左右のウイングが搭載されていて、伝統と革新が融合した素晴らしいデザインになっています。正面から見たときにちゃんと目のバイザーが見えるのも良い感じ。
荷電粒子砲発射形態への変形はゾイドシリーズの決定版と断言できるレベルで、「デスレックス」とは異なるモーションで発射シーケンスを再現します。
動きを見ていても楽しいのですが、個人的には「収束シールド」と本体の密着感が素晴らしく、「ジェノザウラー」などの変形よりも、さらにゾイド全体が砲身として説得力のあるシルエットになるのがお気に入りです。
「オメガレックス」は新ファンはもちろん、旧ファンには荷電粒子砲ゾイドの決定版とも言えるゾイドで、非常におすすめできるゾイドになっています!
■個人的に良いところ
ランナーレスの組み立てキット
箱や説明書の素晴らしいデザイン
荷電粒子砲発射形態への自動変形と、発光/回転ギミック
素晴らしいアーマーのデザイン
■個人的に悪いところ
背中のファンが回転しない
■撮影カメラ:NikonD7200
■撮影レンズ:NikonAF-S Micro 60mm f/2.8G ED or NikonAF-S VR Micro Nikkor 105mm f/2.8 G IF-ED
■スピードライト:SB-700(天井バウンス)
■基本カメラ設定:f:8-16、SS:1/60~20、ISO:500、WB:オート
オメガレックス
箱はこんな感じ。
「オメガレックス 」に破壊された都市を描いたものになっていて、いたるところで緑色の炎が燃え上がっている、禍々しい写真になっています。
アニメでもラスボス候補と思われる「オメガレックス」に相応しい悪っぽさが素敵。
箱を様々な角度から
箱の大きさは「デスレックス 」や「ジェノスピノ」と同じく巨大なものになっていて、サイズだけではなく、手に持った時のずっしり感が所有欲を満たしてくれます。
▼発掘/復元
復元するために箱を開けるとこんな感じ。
XLサイズの大型ゾイドですが、中身はシンプルで「モーターボックス」、「Sパック」、「発掘パックA」、「発掘パックB」、「復元の書」が入っています。
復元の書の裏側には「移動要塞仕様」と「空路進撃実験機」が描かれています。
「オメガレックス」自体がボリュームのあるゾイドですが、改造計画書ではさらにボリュームのある改造が行われいて、これを再現するのは大変そうです。「空路進撃実験機」は旧ゾイドの「デスザウラー」を飛行型に改造した「デスバード」のように見えますね。
「ライジングライガー」と比較するとこのくらいのサイズ感。
「オメガレックス」の方が一回りから二回りほど大きく、見るからに強そう。
全体
全体はこんな感じ。
「ライジングライガー」のゴールドと対照的な光沢のある黒いアーマーが取り付けられて、重厚感のある雰囲気になっています。
背中にミサイルを取り付けた無骨なデザインですが、昔からのゾイドを知っている人は、背中に武器を搭載したシルエットに安心感を覚えるのではないでしょうか。
後方から見ると「収束シールド」のディテールが際立って、生物よりも砲台のイメージが強くなります。
前後左右から
旧ゾイドの荷電粒子砲搭載ゾイド(恐竜型)は、正面から見ると目が見えない欠点がありましたが、「オメガレックス」では正面でもバイザーを見ることができます。
無機質なバイザーなので、銃にロックオンされているかのようなプレッシャーがあって格好良い!
各部
▼頭部
頭部は「デスザウラー」や「バーサークフューラー」、「デススティンガー」を合わせたようなデザインになっていて、さらに頬にはゾイドワイルドの獣脚類共通のウイングパーツが付いているのがめちゃくちゃ格好良いです。
恐竜形ゾイドの完成形のような格好よさ。目の下のモールドを塗装して複眼にしてもよさそうですね。
▼ライダー周辺
ライダーは首の部分に搭乗して、手前にはちゃんとコンソールのモールドが存在しました。
▼A-Z 3連誘導ミサイル
背中には「A-Z 3連誘導ミサイル」を装備。
目標を自動追尾できるミサイルになっていて、荷電粒子砲のチャージ中に敵機が接近するのを防ぐのが主な用途だとか。
ミサイルは6発搭載されていて、どれも1パーツ構成なので組み立て時にストレスはありませんでした。
3.2mm穴が空いているので、市販のスタンドに取り付けてディスプレイしても面白そう。
ミサイルの基部も左右共通になっているので、組み立てが簡単で助かりました。
武器取り付け用の凹凸が沢山あるので、武器パーツのマウントとしても使うことができそうです。
ミサイルを取り付けるアーマーパーツは、「デスレックス」のアーマーとは全くの別デザインになっていて驚きました。
▼脚部装甲/対地対空両用速射砲
脚部の装甲には「対地対空両用速射砲」を装備。
こちらも荷電粒子砲チャージ中の防衛が主な用途のようです。
足の装甲と一体成形になることで、歩かせると連動して動くのが良いですね。
▼粒子強制吸収ファン
背中には「粒子強制吸収ファン」を搭載。
「デスザウラー」のように回転ギミックはありませんが、マシンブラスト時には上下に動くようになっています。
メカニカルなディテールが非常に格好良いです!
▼尻尾/エンバイアカーボンアーマー
尻尾のアーマーは「エンバイアカーボンアーマー」となっていて、その名の通り帝国が開発した特殊炭素繊維とのこと。
▼収束シールド
側面の「収束シールド」は荷電粒子砲の収束に利用されたり、盾としても使える武器のようです。
デザインも素晴らしく、改造に使うときは汎用性がたかそう・・!シルエット的にはデスブラストキーのようにも見えますね。
マシンブラスト
マシンブラストは「収束シールド」を展開、さらに口を大きく開き、口内の「荷電粒子砲」が発光&回転&伸縮する驚異のギミックです!
かつて、荷電粒子砲発射形態に自動変形する「バーサークフューラー」が存在しましたが、オメガレックスはさらにギミックが豊富になっています。
「収束シールド」が展開することによって、より砲台感が強まります。
ギミックも「デスレックス」とは異なるものになっていて、2回口を開閉した後に長い時間口を開けることで、荷電粒子砲を発射しているように見せるモーションに変更されています。
背中では「粒子強制吸収ファン」も展開されます。
左右のミサイルによって目立たないので、ファンをゴールドやシルバーで塗装しても良いかもしれません。
「収束シールド」は顔との密着感が良いですね。
砲身の発光や回転、伸縮のギミックは、過去のゾイドシリーズを通じても最も豪華で、決定版と言える荷電粒子砲のギミックになっています。
荷電粒子砲の砲身は「ジェノザウラー」の砲身をベースに、先端を露出したような複雑なデザインになっています。
必見の荷電粒子砲ギミックは、後ほど動画で紹介できればと思います!
骨格形態
骨格形態では、シリーズ初のシルバーが採用されていて、特に説明がなかったものの、アニメでは「デスレックス」の突然変異種と言われていたので、シルバーの骨格には何か理由があるのでしょうか。
基本的に「デスレックス」と同じ構造になっていて、骨格形態では口内の荷電粒子砲も外した状態になるので、色とキャップが見分けるポイントになります。
アーマーを並べるとこんな感じ。
「デスレックス紫龍形態」と並べてみました。
「デスレックス」は「デスザウラー」のような曲面主体のデザインでしたが、「オメガレックス」は「ジェノザウラー」や「バーサークフューラー」のような角ばったデザインになっていて、ゾイドから受ける印象が全く異なります。
いつものようにシールとライダー、剰余キャップ。
「オメガレックス」は荷電粒子砲搭載ゾイドの最高傑作と言える完成度になっていて、荷電粒子砲が好きな人にはぜひおすすめしたいゾイドです!
組み立てと歩行の動画を作成しました。