キルサイス ゾイドワイルド
製作時間:20分ほど
タカラトミーから発売された「キルサイス」のレビューです!
>>動画によるレビューはこちら
久しぶりの完全新規の小型ゾイドとなっていて、昆虫の中でもカブトムシやクワガタムシに次いで人気のありそうな、カマキリをモチーフにしたゾイドです!
カマキリの再現性は非常に高く、昆虫が苦手な人が見ると、嫌悪感を感じてしまうほど。
悪役としてデザインされているのか、「カブター」などと比べると思い切ったデザインになっていて、腹部のモールドやハネを広げた時の昆虫感はもちろんですが、何よりも「タイムボム」のデザインがだいぶ攻めてるというか、攻め過ぎ!
カマキリの卵のようなデザインになっていて、「スコーピア」や「ラプトール」のゼンマイユニットとは違った良い意味で気持ち悪さがあるデザインになっています。この腹部パーツは卵とかハリガネムシとか色々想像してしまうヤツ・・!
全体的にカマキリのシルエットをよく再現していて、歴代のカマキリ系ゾイドでも決定版と言える完成度になっています。
特に細身の胴体を再現しつつ、連動してカマが動くようになっているのが良いですね。購入するまでカマが動くことを忘れていて、機構を見た時に驚きました。ゼンマイの力だけで歩行+αのギミックがついている小型ゾイドは良いぞ・・!
個人的なお気に入りポイントは、足のキャップが上側に取り付けられていること。
歴代の小型昆虫ゾイドはみんな、下向きにキャップが取り付けられていましたが、「キルサイス」では珍しいキャップの配置になっています。
上向きになることで、アクセントカラーがよく見えるようになるのが良いですね。
■個人的に良いところ
ランナーレスの組み立てキット
箱や説明書の素晴らしいデザイン
カマキリの特徴を完全再現した完全新規造形
小型で細身のシルエットなのにゼンマイでカマが動く
■個人的に悪いところ
特になし
■撮影カメラ:NikonD7200
■撮影レンズ:NikonAF-S Micro 60mm f/2.8G ED or NikonAF-S VR Micro Nikkor 105mm f/2.8 G IF-ED
■スピードライト:SB-700(天井バウンス)
■基本カメラ設定:f:8-16、SS:1/60~20、ISO:500、WB:オート
キルサイス
箱はこんな感じ。
集団で進行する「キルサイス」を描いた、量産機らしいパッケージになっています。
描かれている「キルサイス」と、復元が完了したキットのサイズがほぼ同じなのも、店頭で中身のサイズ感が分かって良いですね。
箱を様々な角度から
箱裏ではXLサイズの「グラキオサウルス」を攻撃するシーンが描かれていて、旧ゾイドの「ゴジュラス」と「レブラプター」の戦いを思い出すやつ。
▼発掘/復元
箱の中身はいつものように「復元の書」と「発掘パックA」、「発掘パックB」が付属します。
改造計画書もカスタムパーツを使うことで再現しやすくなっているのが良い感じ。
全体
完全形態で全体をみるとこんな感じ。
カマキリの特徴を再現していて、旧ゾイドを含めてもカマキリゾイドの決定版と言えるシルエットになっています。
特に後方からみると、カマキリらしいお腹の膨らみと胴体の細さのギャップがよくわかります。
搭乗しているライダーはちょっとお尻が浮いていて、着座できていないように見えるのが気になるところ。
意外とどっしりした体系になっていて、安定性が高そう。
各部
ここからは追加武装を見ていきます。
▼頭部
頭部は「ツインレーダーアンテナ」を搭載。目の部分にも何か機能があるかと思いましたが、特に説明はありませんでした。
今回は3体購入していますが、個体によっては塗装のはみ出しがありました。
特に気にならないレベルですが、小さく複雑なデザインなので、塗装が難しいのかもしれませんね。
はみ出しが気になる人は全身にドライブラシをして、汚し塗装を行っても良いかも。
頭部は上下に動かせるようになっているのも嬉しいポイント。
▼電磁サイス
特徴的な「電磁サイス」はゼンマイで連動して動くようになっています。
この大きさと胴体の細さで、連動ギミックがあるのはすごすぎる・・
▼胴体/足
胴体には「シールドウイング」と「スモークディスチャージャー」を装備。
腹部は骨格を意識しつつも、中々リアルなモールド。
特に「タイムボム」のモールドは大人がみると、やりすぎ感がありますが、メインターゲットの男子小学生は絶対に好きなデザイン。
足は前後でデザインが違うものが採用されているのも、他の昆虫系ゾイドにはない要素。
マシンブラスト
マシンブラストでは「シールドウイング」の先端に取り付けられた「チェーンソーナイフ」を展開します。
特にゾイド伝統の穴が開いた羽を広げることで、華奢な感じが強調されて、昆虫らしさが倍増。
Youtubeの紹介動画をみると、当初はマシンブラストで火器を展開する予定だったとのことですが、チェーンソーを取り付ける方が格闘戦メインのカマキリっぽくて良い感じ。
チェーンソーは換装することができるので、カスタムウエポンを取り付けても良さそうですね。
集団で羽を広げているところを見ると割とドン引きするヤツ。
「チェーンソーナイフ」は接続軸に角度が付いているので、展開させる位置によって見え方が変わってくるのが面白いです。
骨格形態
骨格形態については、メカニカルで格好良く、このまま販売されても違和感のない完成度!
特に頭部は目のパーツがなくても、ロボットの頭部として成立するのが良いですね。なんだかファフ○ーとかにいそう。
目のパーツを取り付けることもできて、正面を向いた目はなんだかちょっと前のアニメキャラクターっぽい。ゴンスケとか・・
触覚も眉毛のように見えて、この状態でもなんとも言えない愛着がある顔になっています。
単機での戦闘能力は低いそうなので、3体集まってもカブトムシの「カブター」とかに負けそう。
カブトムシの強さを舐めない方が良いぞ・・!
いつものように剰余キャップとシール、ライダーを並べたところ。
久しぶりの完全新規ゾイドとなっていて、生物の再現性が高くカマキリの魅力をうまく表現しているゾイドです!
私は勢いで3体を購入しましたが、複数体を購入して正解でした。「オメガレックス」の周りに複数体を並べたいですね。
組み立てと歩行の動画を作成しました。