HMMワイルドライガー レビュー | zoikino!

  お気に入り度:★★★★☆
  製作時間:5時間ほど
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コトブキヤから発売された「HMMワイルドライガー」のレビューです!
>>動画によるレビューはこちら

タカラトミー版ゾイドワイルドの対象年齢は6歳以上でしたが、今回コトブキヤから発売された「HMMワイルドライガー」は本格的なプラモデルとなっていて、対象年齢は15歳以上。

超密度のハイエンドモデルとなっていて、完成したキットのクオリティは非常に高く、特に手に持つたびに指にパーツが突き刺さり、ハイエンドモデルであることを痛感します!

「ワイルドライガー」自体はタカラトミー版が決定版と言えるほどクオリティの高いキットで、HMM化のハードルが高かったように思いますが、HMMでは「ワイルドライガー」の特徴を残しながら、より動物らしいフォルムにブラッシュアップされています。

何よりもアラシフィギュアが付属するのが嬉しすぎる・・!
美少女やアメコミのフィギュアを手がけるコトブキヤだけに、小さくても非常にクオリティの高いアラシとなっていて、アニメから飛び出してきたような存在感です!
ライダーであるアラシを含めて映えるようにデザインされた「ワイルドライガー」の真価がHMMで発揮されたと思います。

また、「ワイルドライガー」とアラシには、ワイルドブラストのエフェクトが付属するのが素晴らしすぎる。
まさしく人機一体!
ゾイドワイルドの原点と言えるコンセプトを再現したキットは、ぜひ手にとってもらいたいです!

ゾイドワイルドからゾイドに触れた人への注意点としては、HMMゾイドはニッパーやデザインナイフを使って組み立てる本格的なプラモデルとなっているので、ランナーからパーツを切り出す必要があり、歩行ギミックがありません。
その分、モールドが非常に細かいハイディテールとなっていて、手動で可動する関節など、好きなポーズをつけてディスプレイすることができます。
タカラトミーのゾイドワイルドに慣れていると、組み立て難易度が数十倍なので、購入したあとは時間かけて数日でゆっくり組み立てていくと良いかもしれません。

私も久しぶりのHMMゾイドということがあってか、「HMMワイルドライガー」は「HMMデススティンガー」や「HMMストームソーダー」よりも組み立てが難しく感じました。
特にランナーからパーツを切り離した後に行うゲート処理が難しく、ゲート部分が曲線の目立つエッジ部分に多いので、難易度が高め。せめて直線部分にあればアルティメットニッパーなどで簡単に処理できたのですが。実際に今回の「HMMワイルドライガー」では目立つ部分のゲート処理を失敗してしまいました。


■個人的に良いところ
アラシのフィギュアが付属する。
フル可動のハイエンドモデル。
ワイルドブラストが再現できる!

■個人的に悪いところ
組み立てに時間がかかる。
ゲート処理が難しい。
パーツが指に刺さる。
目が目立たない。

■撮影カメラ:NikonD7200
■撮影レンズ:NikonAF-S Micro 60mm f/2.8G ED or NikonAF-S VR Micro Nikkor 105mm f/2.8 G IF-ED
■スピードライト:SB-700(天井バウンス)
■基本カメラ設定:f:8-16、SS:1/60~20、ISO:500、WB:オート



箱はこんな感じ。
アニメで「ギルラプター」と初対戦したシーンを再現した、迫力の箱絵になっています。
私は通販で購入しましたが、ゾイドワイルドと比べると大型の箱となっていて、電車で持ち帰るのはちょっと大変そう。


HMMゾイドは本格的なプラモデルとなっているので、ランナーからパーツを切り出す必要があります。
タカラトミーのゾイドワイルドに慣れていると、どうしても本格的なプラモデルは難しく感じてしまいますね。今後発売されるHMMゾイドで徐々に慣れていければと思います。


箱の中には、いつもの用に「組み立て説明書」が入っています。
タカラトミー版の「復元の書」と比べると、普通のプラモデルのデザインとなっていて、若干の物足りなさを感じますが、中には簡単なストーリーと、詳細な設定画が載っていて見応えがあります。


完成した状態で全体をみるとこんな感じ。
メカニカルなアーマーと、生物チックな骨格のコントラストが格好良く、シリンダーなどの細かな色分けを成形色で再現しているのは、ハイエンドモデルならでは。

個人的には目のクリアパーツが目立たないのが気になるところ。購入後にメタリック塗料で塗装したり、電飾をいれても良さそうですが、ハイエンドモデルなら目の見え方にも拘って欲しかったですね。



前後左右からみると、スマートなプロポーションが素晴らしく、まるでアニメのCGモデルが立体化したような存在感です。
これはアニメを見ていて人には堪らないデザイン・・・!

ここからは各部を見ていきます。

▼頭部

目は旧ゾイドのようにクリアパーツで再現されていますが、奥まった場所にあるため、あまり目立ちません。
このクリアパーツの問題は、私も過去にクリアパーツの目を作った時に気付いた部分。ゾイダーさんと話しているとクリアパーツの要望が多かったのですが、ゾイドワイルドでメタリック塗装の目を採用しているのは大正解だと思いました。
コトブキヤならクリアパーツとメタリック系の2パターンの目を入れて欲しかったですね。


首は上下左右に可動しますが、首の根元が背骨からずれているので、動かしているとシルエットに違和感があります。


タテガミは裏側にフック状のモールドがあるのが良い感じ。
説明書の設定画を見ると、このフックに旅の荷物を引っ掛けれるようになっているようです。
ゾイドワイルドの世界観を広げてくれるこのアレンジは最高すぎる・・!
思わず荷物を自作して、引っ掛けたくなるやつ!


首回りのパーツと「咆哮砲」。アニメのトラウマシーンみたいになってしまった。
「咆哮砲」は口の開閉の邪魔にならないように動かすことができます。


鞍パーツは馬や牛の鞍とバイクを合わせたようなデザインになっています。
前方の台座にはゾイドキーの差込口があり、実際にゾイドキーを差し込むことが可能です。


目は1軸によって動かすことが可能。
ただ奥まった場所にあるので、動かす際にはクリアパーツを傷づけない細いパーツを使うか、アーマーを取り外して骨格形態にする必要があります。

▼ゾイドコア


ゾイドの心臓部とも言える「ゾイドコア」も再現。
サイズは既存の「HMMライガーゼロ」などよりも小型ですが、「HMMプテラス」などよりも大型の新造パーツとなります。

▼脚部


脚部は組み立てやすさが大幅に改善されています。
今までのゾイドとは異なる骨格を意識したデザインでも、違和感なく可動軸を設けているのはお見事。
ただ組み立てる時には、組み間違えが発生しそうな構造になっているので、組み立て時の山場になると思います。



可動範囲は広く、ほとんどのポーズを取ることができます。


お座りポーズも問題なく可能でした。


アーマーのインテークなど、メカニカルなアレンジはHMMならでは。


アーマーの「シールドライガー」のような「脚部冷却フィン」は手動で開閉が可能です。
ワイルドブラスト時にはこちらのフィンも展開して冷却を行うようです。


アーマーの武器取り付けジョイントは他のHMMゾイドのように凹ですが、凸ジョイントが付属してタカラトミー版の武器を取り付けることができます。


爪は手動で開くことができます。
爪はそれぞれが独立パーツでランナーから切り離すのが大変ですが、ゲート位置が処理しやすい場所だったのでストレス無く組み立てることができました。


爪を開いてポーズを取らせるだけで、アニメのワンシーンのようです!


アニメでよく使いまわされていたあのポーズも再現可能。

▼胴体


胴体は3ブロックで構成されていて、中央部分にはフライングベース接続用の穴が空いています。


引き出しジョイントは無いものの、それなりの可動範囲を持っています。

▼腰部放熱ユニット


腰に取り付けられた放熱ユニットはジョイントによって左右フィンが可動します。
唯一クリアパーツが採用されていたり、裏側には複雑なモールドがあるなど、メカニカルな要素が特に強いパーツです。

▼尻尾


組み立てもそれほど大変ではありませんでした。
グリグリ尻尾を動かして、表情を付けやすいので良いですね。

▼タテガミクロー

タテガミクローはかなり大型のパーツになっています。
私が組み立てた時はパーツが合わず、ブレード部分に隙間が空いてしまいました。
組み立てが難しい時は注意しながら接着剤でくっ付けても良いかもしれません。


様々なポーズが綺麗に決まるので、弄っていて楽しいゾイドです。
ただパーツがやたらと刺さって危ないので、興味を持った対象年齢未満の人が遊ぶには注意が必要そうです。


「ナックルコング」など他のゾイドのHMM化も楽しみ。

▼アラシフィギュア

アラシフィギュアは非常にクオリティが高くて、単品でも欲しくなってきます!
ただパーツ注文はNG。パーツ注文は欠品に当たって困っている人のための仕組みなので、アラシが欲しい人は「HMMワイルドライガー」を丸ごと買うか、メルカリなどで単品売りを待つことになりそうです。

▼タカラトミー版との比較

タカラトミー版の「ワイルドライガー」と比べると、「HMMワイルドライガー」の方が一回り大きく見えます。
これは可動範囲の確保やポーズの変更によるものでしょうか。

こうしてみると、タカラトミー版もHMMに匹敵する十分なクオリティであることがわかりますね。


さらにHMMに付属するアラシは、タカラトミー版の「ワイルドライガー」に搭乗することができます!


アニメ放送当時から憧れていたゾイドワイルドが、2年の歳月を超えてついに手元に!!なんとも言えない感激があります!


俺の魂と共に!本能解放!ワイルドブラスト!!!


うぁぁぁぁ!差し替えでワイルドブラストの再現が可能です!
変形はもちろん、タカラトミー版では再現ができなかった炎のエフェクト、そしてライダーも炎を纏ったゾイドワイルドの根幹とも言える必殺技モードを完全再現できます!

こ、これが欲しかった・・、アニメの放送から2年まってついにワイルドブラストが手元に!!


ワイルドブラストは差し替えで表現しています。
ライガー側は目を裏返すことで接続用の穴が出現して、そこに炎のエフェクトを差し込みます。
アラシの方は頭部の差し替えで、ワイルドブラスト状態になります。この表情も再現度が高くて最高にテンションが上がります!


こ、これが!
本能解放だ!
ぎえー!格好良すぎる!!!!!!


タテガミクローは僅かではありますが、伸縮することが可能です。


HMMオリジナルギミックとして、台座が競り上がるようになっています。
背中のアームによってブレードを展開するのは「ムゲンライガー」のようで、ポーズが付けられることで迫力も増す良いアレンジです。
タテガミクローも3本が独立して可動します。


キングオブクロー スパイラル!
いや、こういう攻撃なのか分かりませんが、アームよってタテガミクローに角度をつけることが可能です。


巨大な炎エフェクトによって、頭部付近に緑色の光が差し込むのがワイルドブラストっぽくて最高すぎる・・
ありがとうコトブキヤ・・


ゾイドワイルドらしく骨格形態も再現が可能です。
骨格形態でもアーマーや目の取り付けられていて、タカラトミー版とは異なるアレンジが行われています。


骨格形態にすると目がよく見えます。
ちゃんと「起動骨」のモールドがあるのが良いですね。


骨格形態でも格好良くて、早く「HMMガブリゲーター」や「HMMステゴゼーゲ」の骨格が見たいです。


アーマーパーツはこんな感じ。
頭部は上から被せるタイプに変更されていますが、その他のパーツはタカラトミー版と同じ様な取り付け方法でした。


ゾイドキーは2パターンが付属。
キャップも画像では1個だけですが、予備として2個が付属して、その辺もゾイドワイルドっぽい。
ラベルについてもタカラトミー版を再現したものになっていました。


初のゾイドワイルドのHMM化ということで、細かなところで気になることがありますが、それを全部吹き飛ばしてくれるワイルドブラストの完全再現が素晴らしすぎるキットです。
まずはゾイドワイルド1期に登場した全ゾイドのHMM化に期待したいところです!


組み立てと歩行の動画を作成しました。

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