HMMライガーゼロイクス HMMゾイド
製作時間:7時間ほど
コトブキヤから発売された「HMMライガーゼロイクス」のレビューです!
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「ライガーゼロ」の真の姿にして、最強CASとなるイクスが登場!
コトブキヤのゾイドシリーズはアニメに登場した機体をメインにリリースしていましたが、アニメ未登場でも商品化アンケートで人気だったイクスがついに発売されました。
ステルス性能と電撃攻撃に特化した、今までのゾイドシリーズと通しても異色の機体となっていて、その存在感はなかなかのもの。
しかし、公式設定にある通り、設定上の完成度は84%。
脚アーマーが4つ不足しているので、ファンの間ではアーマー1つに付き4%完成度が不足しているのでは、と話題になっていましたね。
アーマーはコトブキヤなら追加してくれるのではと期待していましたが、先日のエアスタンドリバーで価格を抑えるために追加しなかったことが言及されていました。
HMM版では、肩のアーマーが巨大化しているので、アーマーが無い脚とのメリハリが強くなっています。
個人的には忍者の足のような雰囲気がして、好みのシルエットですし、大型化したクリアパーツから覗くメカニカルなモールドがとても格好良くてお気に入りです。
足の細さが気になる人は、他のCASを黒く塗って使ったり、コトブキヤのMSGを組み合わせても面白いかもしれません。
キット自体は少々ポロリが気になりますが、接着することで対応が可能です。
HMMならではのシャープな造形はもちろん、タカラトミー版ではオミットされていた、頭部アーマーのギザギザのモールドがあるのがとても嬉しい!
パーツ構成も比較的シンプルで組み立てやすかったです。
特に神経を使うクリアパーツのゲートが全く見えないように工夫されているのが良く、時間が掛かるもののストレス無く組み立てることができました。
■個人的に良いところ
HMMゾイドシリーズでは比較的簡単な組み立て難易度
ポロリが少なく、広い可動範囲と保持力を両立している。
ハイエンドモデルならではの細かな色分けと、複雑なモールド。
■個人的に悪いところ
特になし
■撮影カメラ:NikonD7200
■撮影レンズ:NikonAF-S Micro 60mm f/2.8G ED or NikonAF-S VR Micro Nikkor 105mm f/2.8 G IF-ED
■スピードライト:SB-700(天井バウンス)
■基本カメラ設定:f:8-16、SS:1/60~20、ISO:500、WB:オート
HMMライガーゼロイクス
箱はこんな感じで、バトルストーリーのワンシーンを描いたものになっています。
箱絵を良く見ると「ケーニッヒウルフ」のほか、「グリーンホーン」や「セイバータイガーシュバルツ仕様」の影があります。
箱の中身はこんな感じ。
コトブキヤショップ限定のイクスユニットを購入すると、無色クリアパーツが付いてきます。
全体
全体はこんな感じ。
ステルスならではの角ばったシルエットに、個性的なゴールドとブルーのコントラストが映えます。
この頃のゾイドシリーズは足し算の追加武器が多かったのですが、脚アーマーがなく、デザインがシンプルなイクスは洗練された格好良さがありますね!
肩に取り付けられたブレードもシルエットに個性を出しています。
このブレードのおかげで、「ライガーゼロ」のCASの中でも正面から見た時のシルエットが特に格好良いと思います。
各部
▼頭部
頭部についてはこんな感じ。
パイロットは一般兵が搭乗して、タテガミはタカラトミー版と同様に可動します。
特に頬の「カッターフェアリング」が独立可動するのが良く、平坦なステルス装甲から、突如シャープなフェアリングが出てくるメリハリが格好良いです!
▼スタティックジェネレーター
背中には高電圧を発生させる「スタティックジェネレーター」を装備。
冷却用と思われるフィンの隙間からは、内部メカが見えるのが良いですね。
また、タカラトミー版では、ジェネレーターと首アーマーが一体パーツになっていましたが、HMM版では首アーマーと別パーツになっています。
そのためシルエットを再現しつつ、可動範囲も確保しています。
▼エレクトロンドライバー/スタンブレード
腹部には主力武器の「エレクトロンドライバー/スタンブレード」を装備。
タカラトミー版よりも説得力のあるデザインにアレンジされていて、鋭利なブレードが4枚も背中に並んでいる姿は壮観です。
ブレードには伸縮ギミックがあり、「HMMライガーゼロ」素体の武器伸縮ギミックも合わせると、横幅がすごいことになります!
ブレードを展開した姿は、シュナイダーほどの派手さはないものの、「ブレードライガー」のような安定感のある見た目です。
その安定感から、イクスが「ブレードライガー」の影響を受けて開発されたように思えますね。
ブレードを4枚重ねた状態で前方に展開すると、「エレクトロンドライバー」発射形態になります。
正面からみると「エレクトロンドライバー」を中心にイクスユニットが設計されていることが良くわかります。
尻尾をアースとして地面に固定するところからも、どこか荷電粒子砲発射形態のようにも見えますね。
HMM独自ギミックとして、ブレードが独立可動します。
エクスブレイカーのようにブレードを展開したり、イクスの名前である「X」状にブレードを展開できるのが良い感じ。
発射形態で、左右のフィンが開くのも良く、見た目が大幅に変わるのも格好良いです!
▼対物ブレードセンサー/チャフディスペンサー/放熱フィン
そのフィンを展開する脚部アーマーは1軸で接続されているので、遊んでいるとポロリしやすいです。
接着したいところですが、接着すると素体にできないのが悩ましいところ。
内部は複雑なメカモールドが追加されていて、クリアパーツから透けて見えるのが格好良い!
▼ドラムコンデンサー
腰には「ドラムコンデンサー」を装備。
こちらもタカラトミー版と同様にコンデンサーを回転できるのが嬉しいですね。回転させて遊んでいたのを思い出す。
▼アースユニット
尻尾の先端にはアースユニットを装備。
アレンジが強い部分で、青いアクセントカラーが追加されて、シルエットがより格好良くなっています。
せっかくなので、エイプリルフールで作った「HMMケーニッヒウルフもどき」と遊ばせるとこんな感じ。
脚部アーマーのポロリが気になるものの、どのポーズでも格好良いのが素晴らしいです!
素体
素体にすることも可能です。
「HMMライガーゼロイクス」では、ゼロのアーマーが付属しないので、「ライガーゼロ」にすることはできません。
ユニットはこんな感じ。
とても格好良く、HMMアレンジによって背中武器の本来の魅力が発揮できた気がします。
特に「X」上に展開できる要素や、バスタークローのように1枚1枚を動かせるのには感激しました。ライバルの「ケーニッヒウルフ」が発売されるのも楽しみですね!
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