ガノンタス レビュー | zoikino!

  お気に入り度:★★★★★
  製作時間:30分ほど
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タカラトミーから発売された「ガノンタス」のレビューです!

「ゾイドワイルド」の第1弾として発売された「ガノンタス」は、他のライオン種やカブトムシ種のような爪や牙、角を持たないカメ(プロガノケリス)種のため、個人的に見た目だけでは一般受けし難いのでは・・と不安に思っていました。 ところがタカラトミー公式アカウントがツイッターで公開した歩行動画が可愛らしくて、いざ発売されると普段ゾイドを買っていない人にも購入し、SNSで動画や改造作品をアップするほどの人気ゾイドとなりましたね。

実際のキットはゾイドワイルドシリーズとしては、組み立てが若干難しいです。これは他のライオン種やディノニクス種と比べてメリハリの少ないシルエットなので、パーツを見分けるのが難しいこと、ワイルドブラストの変形が複雑な事が影響しているのかもしれません。それでも組み立ては30分ほどで完了して、組み立てる時のストレスは全くありませんでした。

完成後はスイッチを入れると、丸いシルエットでノシノシ歩く姿がとても可愛らしくて、いつまでも見ていられます!ワイルドブラストすると、装甲が展開して攻撃的なシルエットに代わり、キャノンを高速で動かすギャップが良いですね。ただワイルドブラストはキャノンの展開方法にコツがいるので、慣れるまでは上手く変形できなくて大変かも。

装甲には多数の3mm軸が搭載されているので、今後カスタマイズパーツが発売されるのかもしれませんね。今の状態でも武器の取り付けがし易くて、他のゾイドは発売から1週間経ったSNSで塗装作品が多いのに対して、ガノンタスは武器やバッグを取り付けた作品を多く見ることができました。ライダーの見えないデザインなので、1/35のスケールに囚われずに改造を楽しむのにも最適なゾイドだと思います!

■個人的に良いところ
ランナーレスの組み立てキット
箱や説明書の素晴らしいデザイン
カメらしく可愛らしい歩行ギミック

■個人的に悪いところ
組み立てが若干難しい

■撮影カメラ:NikonD7200
■撮影レンズ:NikonAF-S Micro 60mm f/2.8G ED or NikonAF-S VR Micro Nikkor 105mm f/2.8 G IF-ED
■スピードライト:SB-700(天井バウンス)
■基本カメラ設定:f:8-16、SS:1/60~20、ISO:500、WB:オート


箱はこんな感じ。有刺鉄線の横を集団で移動する姿は中々ミリタリーチックです。



箱を様々な角度から。IQのステータスが現行のゾイドワイルドシリーズでは一番高い!

▼復元

箱を開けるとパーツを取り出し易いように、指を入れる穴が開いていました。
するりと中身を取り出すと、大地をイメージした梱包材と、梱包材に守られたパーツがでてきます。


ランナーレスのため、パーツは用途ごとに袋に仕分けされて入っています。
袋には切り込みが入っているため、ニッパーはもちろんハサミさえも不要で、工具なしでゾイドを完成させることができます。
(電池ボックスはねじ止め式なので、ギミックを確認する場合にはドライバーが必要)


「ガノンタス」の発掘地域はワイルド大陸の砂漠地帯とのこと。


30分ほどで復元が完了しました!
前からみると全身のほとんどが分厚い装甲で覆われていて、見るからに防御力が高そう。


後ろ側は、ワイルドブラストで甲羅を収納するためか、装甲がほとんどなくこの辺が弱点になりそうですね。
設定的には放熱用に装甲が薄いとか考えても良さそう



全体的に丸いシルエットが可愛らしいです。


頭部は他のゾイドワイルドシリーズと同様にマスク状の装甲が付きます。
何枚もの装甲を重ね合わせたような無骨なデザインが良いですね。


口は手動で開閉することができます。


脚は組み立て易いように、シルバーのパーツが右側、左側それぞれで前後共通になっていました。


装甲が少ない後ろ側には、電源スイッチになるバンパーと、電動で動く尻尾があります。



甲羅の上部にはコックピットハッチがあり、開くと中にいるライダーを確認することができます。


ライダーは「ワイルドライガー」や「ギルラプター」とは若干異なるタイプが付属。
装甲の内側にいるのは安全性が高そうですが、砲撃を行うととても熱くなりそうですね。


ワイルドブラストでは、装甲を開き、キャノンを構えた攻撃的なシルエットになります!
展開した装甲が頭部を守る位置にくるのが良い感じ。全身のシルエットがトリケラトプスなど角竜類の頭部のようにも見えます。



装甲の展開は、「前甲羅」→「側甲羅」→「背甲羅」の順で展開して、「背甲羅」を展開後に前でスライドして、キャノンを連動軸に接続すれば完了します。これが中々難しい・・


キャノン砲のデザインはこんな感じ。


アーマーを取り外した骨格形態はさらに可愛らしい感じになります。特に顔がとても可愛くて良いですね・・!!
亀の甲羅は肋骨が進化したものなので、肋骨があるのもそれほど違和感は感じません。


アーマーの取り付けは現行のゾイドワイルドシリーズでは一番複雑かもしれません。
接続軸が細いので、取り付けたり、外したりする時には軸を折らないように注意。


片側だけに装甲を取り付けると、内部分解図みたいで面白いですね。


ライバルとなるガブリゲーターと並べると、長さでは敵わないものの、密度では圧倒的。


ライダーや剰余キャップ、シールはこんな感じ。


「ガノンタス」はギミックが注目されがちですが、デザインも魅力的なゾイドになっています。
マッシブなデザインは渋めの塗装をしたくなりますね!


組み立てと歩行の動画を作成しました。

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