ファングタイガー ゾイドワイルド
製作時間:30分ほど
タカラトミーから発売された「ファングタイガー 」のレビューです!
ついにファングタイガーが発売されました!
アニメ1話から登場していたファングタイガーが半年以上間を開けての販売です。延長の理由は商標の問題や、ワイルドブラストユニットの問題、ワイルドライガーと売り上げを食い合ってしまうなど、様々な憶測がありましたが、どれが本当なのか気になるところ。
肝心のファングタイガー自体はワイルドライガーとフレームを共有しながら、アーマーを取り付けると別のゾイドになるのがお見事。ライガーとタイガーの関係性は、旧ゾイドのサーベルタイガーとシールドライガーを彷彿させますね。
装甲のデザインにも通じるものがあり、ファングタイガーの曲面を多様したスマートなシルエットは、サーベルタイガーなどゼネバス帝国ゾイドの遺伝子をはっきりと感じさせます。また透明度の高いキャップを中心に配置した装甲のデザインが新鮮で、CAゾイドのような滑らかな装甲は、ゾイドの特徴でもあるキャップが映えて良いですね。
難点としては、ワイルドブラスト時に開閉するバックパック部分が、通常状態でもすぐに開いてしまうことです。ギミックとの兼ね合いがあるので仕方がないと思いますが、気がつくと開いているのでもう少し改善してもらいたいところ。
■個人的に良いところ
ランナーレスの組み立てキット
箱や説明書の素晴らしいデザイン
基本フレームはワイルドライガーと共通だが、パーツの取り付けによって印象が大きく異なる。
■個人的に悪いところ
バックパックの装甲が開きやすい
■撮影カメラ:NikonD7200
■撮影レンズ:NikonAF-S Micro 60mm f/2.8G ED or NikonAF-S VR Micro Nikkor 105mm f/2.8 G IF-ED
■スピードライト:SB-700(天井バウンス)
■基本カメラ設定:f:8-16、SS:1/60~20、ISO:500、WB:オート
ファングタイガー
箱はこんな感じ。
ノーマルワイルドライガー同様に青空を背景にしていて、黄色い装甲が映えて格好良いですね。
パッケージのファングタイガーは3Dプリント品を利用しているのか、頭部周辺には積層痕が見えます。
積層痕を消す余裕が無いほど何かが忙しかったのでしょうかね。
箱はこんな感じ。
▼発掘・復元
ワイルドブラストユニットと黄色い装甲、復元の書以外は基本的にワイルドライガーと同様のものが付属します。
サイズ感比較のため、ワイルドライガーやiPhoneXと並べました。
ギルラプターなど、同クラスのゾイドと比較してボリュームのあるワイルドライガーと比べても、引けを取らないボリューム感です。
全体
全体をみるとこんな感じ。
タテガミが無い分、ワイルドライガーよりもスマートなシルエットになっていて格好良いです!
ボリュームのあるバックパックもシルエットにメリハリを出しているのが良いですね。
斜め後ろからみるとこんな感じ。
透明度の高いキャップが良いアクセントになっています。
キャップを取り付ける軸部分をシルバーに塗装すると、さらにキャップの透明感が強調されそうですね。
各アングルからみるとこんな感じ。
各部
骨格こそはワイルドライガーと同様のものですが、先に記述した通りタテガミが無い分、小顔に見えて格好良いです!
胸部にはハンターウルフのように武器(?)が取り付けされていますが、武器なのか説明はありませんでした。
口内にも咆哮砲のようなモールドがありますが、こちらも詳細不明です。
▼脚部
脚部も骨格はワイルドライガーと同様のもの。
取り付けられている装甲は、曲面を多様したシンプルなものになっています。
キャップの透明感が美しいです!
爪はタイガーオリジナルのもの。
前足の爪の方が長くなっています。
▼バックパック
背中には主力武器が満載で「ツインドファング」の他、1000万ボルトのイナズマを発生させる「エレキジェネレーター」、それらを格納するアーマー「パンテラアーマー」が装備されています。
「エレキジェネレーター」は手動で動かすことができます。
尻尾にはムチとして使える「サンダーテイル」を搭載。
ワイルドライガーで存在していた○モールドにパーツを取り付けるのが良いですね。ただのモールドだと思っていたものが、新製品のことを考えて、ちゃんと機能を持ってデザインされていることを知る発見があるのが面白いです。旧ゾイドのサーベルタイガーATのカスタマイズパーツがデスザウラーに対応しているなど、見慣れたパーツでも見方を変えると新しい発見があるのはゾイドの面白さの1つ。
ワイルドブラスト
ワイルドブラストでは、「ツインドファング」を前面に展開します。
発動はワイルドライガーと同様に頭を手動で下げての発動と、歩行に合わせて自動での発動ができるようになっています。
後ろから見るとこんな感じ。
「パンテラアーマー」に隠されていた「ツインドファング」が露出して、情報量が増えるのが良いですね。
「エレキジェネレーター」は手動で展開します。
骨格携帯/その他
骨格形態にするとワイルドライガーと同じフレームを使っているのがよくわかります。
骨格形態でも大型の牙「ボルドシックル」と、「ツインドファング」があるため、ファングタイガーの方が攻撃的なデザインになっています。
アーマーを並べたところ。
ワイルドライガーの骨格形態と並べるとこんな感じ。
お互いにフレームは共通なので、装甲を交換することができます。
予備キャップやライダー、シールはこんな感じ。
ワイルドライガーとフレームを共通しながらも新しい発見があったりと、大人でも楽しむことができるゾイドになっていて、満足感が高いです!
望むのならアニメに再登場してもらいたいところ・・!
組み立てと歩行の動画を作成しました。