キャノンブル レビュー | zoikino!

  お気に入り度:★★★★★
  製作時間:20分ほど
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タカラトミーから発売された「キャノンブル」のレビューです!

「キャノンブル」はゾイドワイルド セカンドシリーズから登場した兵器ゾイドとなります。 従来のゾイドワイルドシリーズとは異なる、バイザーを取り付けた目と大型の武器パーツが特徴的で、その姿は第1期や第2期の旧ゾイドに近いメカ要素の強いデザインになっています。

もちろん、旧ゾイドをそのまま再現するのではなく、最新ゾイドとして進化していて、個人的にはバイザーのデザインが格好良くてお気に入りです。 7月27日の発売と同時に発表されたアニメ「ゾイドワイルドZERO」のキービジュアルでは、「キャノンブル」も描かれていて、そのバイザー部分を発光させた姿があまりに格好良くて、今回のバイザーのデザインの良さを改めて実感しました。

その他にも、アーマーは他のゾイドワイルドシリーズよりも機械的なデザインになっていて、旧ゾイド「ディバイソン」をリスペクトしたようなデザインは従来のファンにも受け入れやすいのではないでしょうか。アーマーの武器取り付け用の凹凸も扱い位置に配置されているのも良い感じ。今回は「キャノンブル」を3体購入しましたが、「キャノンブル」のみで武器の組み替えがしやすく、そして簡単に格好良くなるのが素晴らしいですね。

ギミックに関しても旧ゾイドから進化していて、特にマシンブラストではカチカチと音を鳴らしながら砲門を動かす様子は迫力があって見入ってしまいます。「ビーストライガー」のエヴォブラストもそうでしたが、「キャノンブル」のマシンブラストも動きと音を楽しむことができるのが良いですね。発動方法もユニークなものになっていて、手動でフタを開けるのですが、その際にフタをスライドさせると、バネの力で砲門が飛び出てくるのが力強くて良いですね。

気になる点は特にないのですが、バイザーが頭部アーマーと一体成型になっているため、バイザーを取り外せないのは少し気になります。

>>動画によるレビューはこちら

■個人的に良いところ
ランナーレスの組み立てキット
箱や説明書の素晴らしいデザイン
ミリタリー色の強いデザイン
豊富な武器取り付け用ジョイント

■個人的に悪いところ
特になし

■撮影カメラ:NikonD7200
■撮影レンズ:NikonAF-S Micro 60mm f/2.8G ED or NikonAF-S VR Micro Nikkor 105mm f/2.8 G IF-ED
■スピードライト:SB-700(天井バウンス)
■基本カメラ設定:f:8-16、SS:1/60~20、ISO:500、WB:オート


箱はこんな感じ。
ミリタリー色が強く、複数の「キャノンブル」が兵士を連れながら進撃する様子が描かれています。
遠近法によって人が従来の1/72サイズのように見えるのもポイント。



箱を様々な角度から
「改造計画書」ではバイザーを取り外した対空仕様の「キャノンブル」が描かれています。

▼発掘/復元


箱の中身はいつものようにSパックと発掘パックA、Bが入っています。
「復元の書」の裏側には「キャノンブル」の個体数が多いことが記述されていて、改造プランは箱裏にあった対空仕様と隊長機がカラーで描かれています。


「ビーストライガー」やiPhoneXと並べるとこのくらいのサイズ感。


CMやイベントの展示でも複数体で活躍していたので、今回は3体を購入してきました!
草食獣の量産ゾイドは複数体を揃えると魅力が増します!


ところどころ、「キャノンブル」が複数写っていますが、商品としては1箱に1体のみとなるので、あしからず。


前後左右から見るとこんな感じ。
全体的にマッシブなデザインとなっていますが、装甲のスリットや尻尾の先端などで細い、もしくは鋭いデザインが取り入れてあって、全体で見た時にメリハリが出ている見飽きないデザインになっています。



前後左右から
背中の「9連キャノン」が大きく迫力があります。
「9連キャノン」は少々大きすぎでは・・とも思いますが、尻尾のラインや肩の大型装甲によって、キャノンの異物感を出しながら、ゾイド本体に馴染ませている良いデザインです。


頭部のバイザーは塗装が行われています。塗り分けも丁寧で良い感じ。
手動や歩行によって上顎を動かすことができます。


脚部は「キャノンブル」用に新造されたものになっています。
ヒヅメはゾイドワイルドでは初登場。馬や鹿ゾイドを作る時などに重宝しそうですね。


「9連キャノン」は後方にライダーが搭乗しています。
ライダー付近にはライダーを支える椅子や、手元にはコンソールを意識したデザインが取り入れられています。


尻尾は手動で可動します。
ちなみに尻尾を上に上げるとスイッチをONにすることができます。(尻尾でスイッチをOFFにはできません)


デザインがとても格好良くて、個人的には歴代のバッファローゾイドの中でも「キャノンブル」が一番好きかも。


拡張性も凄まじいことになっていて、今回は「キャノンブル」を3体購入しましたが、改造が捗りそう。
マシンブラストユニットの増設はもちろん、ツノを繋げれば鹿の角のようになるのが面白いですね。



マシンブラストでは手動で「9連キャノン」のフタを開けることで発動します。
内部にはバネが入っているようで、歩行に合わせてカチカチと音がするのが楽しい!


なんだか「ビーストライガー」が旧ゾイドに置ける「ゴジュラス」や「シールドライガー」の立ち位置で、「キャノンブル」が「レッドホーン」の立ち位置のような気がするので、「ビーストライガー」と対峙させるときには3体は並べたくなります。


背中のユニットはコツを掴めば、簡単に取り外すことができて、「ビーストライガー」と交換することができます。

お互いにブレードを振ったり、キャノンを動かすことが可能ですが、「キャノンブル」ではエヴォブラストの第2段階を手動で操作する必要があったり、「ビーストライガー」では首を上げることができなかったりと、別ゾイドの武器を取り付けるとそれなりの制約があるようです。
(タカラトミーの人いわく、パーツ交換をしても兵器ゾイドで必殺技を使うには、人の手を借りる必要があるそう)


骨格形態はゾイドワイルドでは珍しい牛の骨格となっています。
頭蓋骨や肋骨の太さが力強い。



モールドも非常に細かくなっています。
バイザーに埋もれてしまいますが、シルバーの目を取り付けることができます。


剰余キャップや付属するシール、ライダーはいつも通り。


「キャノンブル」は従来のゾイドワイルドシリーズとは大幅に異なるデザインですが、旧ゾイドらしさを出しつつ見事にブラッシュアップされています。敵側になると思われる兵器ゾイドですが、この悪っぽいデザインは多くのファンの心を掴みそうです。
あとは量産ゾイドを複数体買うのは良いですね・・!


組み立てと歩行の動画を作成しました。

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