ボルメテウス・ホワイト・ドラゴンZOIDS ゾイドワイルド
製作時間:20分ほど
タカラトミーから発売された「ボルメテウス・ホワイト・ドラゴンZOIDS」のレビューです!
発表当時はデュエル・マスターズの20周年記念なのに、何故かゾイドが付属してメインビジュアルもゾイドになるという謎仕様でしたが、実際に販売されるとデュエマファンからもそれなりに好評なようでよかったです・・!
ゾイドファン的にも「ボルメテウス・ホワイト・ドラゴンZOIDS」は個性的で、ゾイドワイルドの世界観ではそれほど違和感がないので、比較的受け入れやすい感じ。
ゾイドワイルドよりも造形が複雑になり、生物感が増しているのが良く、ゾイドとしてもデュエマのフィギュアとしても存在感があるアイテムになっています。
■個人的に良いところ
個性的なフォルム
デュエマのフィギュアとしても見栄えが良い
■個人的に悪いところ
単体で売ってもよかったかも
ボルメテウス・ホワイト・ドラゴンZOIDS
「ボルメテウス・ホワイト・ドラゴンZOIDS」は、「デュエル・マスターズ超全集 20thパーフェクトBOX」に含まれるセットの1つ。
非常に豪華ボックスになっていて、段ボールも特別な印刷が行われたものでした。
箱を開けるとこんな感じで、1番上に完全限定カード2枚があります。
カードの袋には「ボルメテウス・ホワイト・ドラゴンZOIDS撮り下ろしワールドポスター」も付属。ポスターはB2サイズで、表はデジラマ写真、裏は森下直親氏のイラストになっています。
その下には「ボルメテウス・ホワイト・ドラゴンZOIDS」、さらにその下には「20年分網羅 カードカタログ」「超獣集結 超美麗イラスト集」「松本大先生厳選イラスト&超極秘設定資料集」が入っています。
本はこのセットの本体とも言える圧倒的なボリュームで、段ボールを持ち上げる時にその重さにびっくりしました。
装飾も豪華な本になっていて、デュエマにそれほど詳しく無い私でも、質感・内容ともに物凄いアイテムになっているのが分かるほど。
今回、メインでレビューする「ボルメテウス・ホワイト・ドラゴンZOIDS」についても専用の箱になっています。
箱は前後でデュエマのカードのデザインに、側面ではゾイドワイルドになっていて、2つのプロダクトを合わせたデザインが良い感じ。
ゾイドワイルドらしく、箱を開けると発掘パックが出てきます。
説明書は他の「ゼノレックス」のXAシリーズと異なり、専用のものが1つ付属。
その説明書には「ボルメテウス・ホワイト・ドラゴンZOIDS」の詳細な説明が記載されていて、形だけのコラボではなく、ちゃんと設定があるのが良いですね。
全体
完成させるとこんな感じ
設定上は、惑星Ziから飛来したゾイドコアと融合して、ゾイド化したボルメテウス・ホワイト・ドラゴンとなっています。
ゾイドコアを持つ、ちゃんとしたゾイドという設定ですが、従来のゾイドシリーズとは大幅に異なるデザインが個性的ですね。
キットのベースは「ゼノレックス・ストーム」ですが、頭部を中心にした追加パーツによって、受ける印象が「ゼノレックス」と全く異なります。
頭部は「ゼノレックス」よりも小顔になっていて、塗り分けによって内部メカと外装に分かれているように見えるのが良いですね。
何よりも細く鋭いシルエットが格好良く存在感があるので、ゾイドワイルドを知らない人に”ラスボスゾイド”と言っても信じてしまいそうな格好よさです。
後方からみると、尻尾のカラーリングが統一されているのが良いですね。
これを見ると、歴代の「ゼノレックスXA」でカラーリングを統一してこなかったのが謎すぎる・・!
各部
▼頭部
頭部周りの造形が素晴らしいです。
ゾイダー的にも細かい突起や武器が付いているのは燃えるポイントで、「ゴジュラス」や「レッドホーン」に小さい武器がたくさん付いていたのを思い出しました。
首周りは新造パーツとなっていて、上からみると生物的な関節がデザインされているのが特徴的。
ちなみにノーマル「ゼノレックス」の頭部パーツは付属しません。
頬の丸いパーツは取り外しが可能で、パーツを取り外してもハンサムな顔になっています。
丸いパーツ自体も接続穴が多く、汎用性が高いパーツになっていました。
▼腕部
腕部にも丸いパーツが付属しますが、こちらは「Z-BWシールド」という名前が付いています。
説明をみると「ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン」の両肩に装備された装甲。Zーボルメニウムにより強化され高度が高くなった、とのこと。
「Z-BWシールド」は「ゼノレックス・ストームXA」に付属した小型の火器に取り付けるようになっています。
▼脚部
脚部には追加装甲と「Z-BW3連装レーザー砲」を装備。
足の位置に武器が取り付けられているのは、「ジェノブレイカー」を彷彿しますね。
「ジェノブレイカー」のオマージュではなく、接続場所の変更、独自のデザインになっているのが良い感じ。
追加装甲については特に説明はありませんでした。
「Z-BW3連装レーザー砲」については、3mm穴ではなく、キャップと同じ5mm穴となっていました。
これは汎用性が高く使えそうです。
▼翼(Z-BWウイング)
翼についても「ゼノレックス・ストームXA」のものですが、こちらは塗り分けが追加されています。
背中に装備していますが、歩行に連動して羽ばたきません。
一応、手動で翼を折りたたむことができますが、接続軸はかなり固く、動かしているとパーツが破損しそうで怖いです。
▼A-Zフレア・メガブラスター
背中には「A-Zフレア・メガブラスター」を装備。
Z-ボルメニウムにより対ゾイド兵器として強化された背中の主砲で、全てを焼きつく威力があるとか。
「ゼノレックス・ストームXA」では謎の凸パーツになっていた箇所に装備するもので、手動で上下に可動させることができます。
兄弟機の「ゼノレックス・ストーム」と並べるとこんな感じ。
こうしてみると「ゼノレックス・ストーム」はゾイドらしいデザインになっているのが分かります。
頭部を中心にしたパーツ差し替えで、これだけ印象が変わるとは・・!
異色なゾイドですが、しっかりとした存在感があります。
改造に重宝しそうなパーツも多いのですが、8000体の限定ゾイドなので、何かの機会にカラーバリエーションを一般販売して欲しいですね。