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フェイルドリザルド(デストラクティブ・インテンス)
フェイルドリザルド(デストラクティブ・インテンス)
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投稿者
江戸川次男
分類チェンジマイズブロックス
シリーズ紅き破壊者と黒き救世主
投稿日2004/11/23 21:50:17
最終更新2004/11/24 18:15:02
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フェイルドリザルド(デストラクティブ・インテンス)(ワイバーン型)

アムドゥシアス・クローセルによって損傷させられた出来損ないが、さらにいろいろとりこみ自己進化した機体。デストラクティブ・ウェーブがもう効かないと判断したこの機体は、それ以外の武器を重点的に強化した。ビームランチャーやビームライフル、AZハンドガンによる遠、中距離砲撃は、かなりの威力を誇る。また、不本意ながらデストラクティブ・ウェーブも強化されており、波長が非常に短くなったため、遮断する手段を持たないものは、非常に高温になり融解する(電子レンジの原理)。また、人や動物は内側から破裂する。また、首が長くなったが特に意味はない。羽が大きくなったことで、飛行速度がわずかながら上がりマッハ3.6で飛ぶ。花は体内に収納されており、破壊される可能性が少なくなった。

武装データ

火器
肩部ビームランチャー×2
肩部AZハンドガン×2
胸部ビームライフル×2
脚部AZハンドガン×2

格闘武装
バイトファング
ストライククロー×2
尾部エレクトロンランス

特殊装備
花×不明
デストラクティブ・ウェーブ改
マグネッサーシステム×不明
マグネッサーウイング×2

外伝3章:天かける混沌
                     ガルが帰ってきた次の日
「・・・雨か・・・。」
俺はぽつりとつぶやいた。
「そういえばあのときも降ってたな・・・」
アナザーの村襲撃時のことだ。
「アーレースー なーにやってんの。先に食堂行っちゃうぞ☆」
「いやそうしてくれ。また飯を取られたくない。」
「何よそれー。ふんっ、ほんとに行っちゃうから。」
・・・昨日は半分以上取られた。冗談じゃない。あいつにはもう脅しはきかない。何か別の手を・・・無い。 ぐあーーーーーー、どうすればいいんだーーーーー。
「ちょっとーーーー、こういうときはあわてて追いかけるのが筋じゃない?全く、この鈍感野郎」
「お前が先に行くって行ったんだろ。何で俺が追いかけなくてはならんのだ。」
「ひっどーい。 あっ、ジムさーん、ちょっときいてくださいよー。アレスったらあたしが一緒に食堂行こうって行ったのに先に言っててって言ったんですよー。しかも、あたしが怒りながら食堂に向かっても追いかけようともしないんですよーひどいと思いません?」
全く、ジムも困ってるじゃないか。
「・・・アレスさんにもいろいろと事情があるんですよ。ですよね? 近々エリスさんの誕生日ですし。」
事情はあるが、そういう事じゃない。
「あっ、そうかー。プレゼント何にしようか考えてるんだーー。うれしーー。えっとねー、あたしはブ○ガリの指輪かイヤリングがいいなー。」
「そんな金はないし、あってもやらん。第一そういう事じゃない。お前のことは考えてなかったよ。誕生日も知らなかったし。何でジムは知ってるんだ?」
率直に言ってしまった。最後の質問で少しは話題を変えられたが、いつ攻撃されるか解らないな。早めに飯食いに行くか。・・・とられるーーーー。攻められるよりはましか。
「ええっとですね、言いにくいのですがまだあの研究所にいたころあなた方について調べたんですよ。敵になるかもしれなかったんで。身長、体重、エリスさんのスリーサイズもわかりますよ。」
なっなに!? ス、スリーサイズ!?ジムーーー何で教えてくれなかっ、いや、なんて事を調べてるんだ。
「ス、スリーサイズ!?」
やっぱおどろくよな。発表されちゃうかもしれないしな。
「はい、すいません。脅しに使えるかと思って。発表してもいいですか。」
脅しってあんた・・・それでひるむのはエリスだけであとはみんな逆に教えてほしがると思うんだけどな。それはそうと発表!? 早くしろ。 エリス顔真っ赤。・・・かわいいな、エリス・・・なに考えてるんだ、俺は。
「や、やめてください。 もしそんな事したら訴えますよ。」
ばれないようにすればいいだけだろ。甘いな。
「わかってますよ。言うつもりはありません。てか、データはまだみてないんで正直僕もまだ知らないんです。ただあるってだけで。」
なんだ。おもしろくない。今晩あいつのところにおしかけるか。
「よかったー。そんなデータ早く消してください!」
「それはできません。ロックがかかっていてみられるんですが消せないんですよ。他にも重要なデータが入ってるんで壊すわけにも行きませんし。」
「なによそれーーー。あたしのデータは全部とっとかれるの?やだーーー!なんとかならないのーーー?」
なんとかするな。みたい。
「まぁ、とりあえず閲覧するのにもパスワードが必要なので人にはみられませんから。」
ちっ。まぁいい。あいつに開かせるだけだ。
「ほんとでしょうねーー。 もぅ、ほらアレス何にやにやしてるのよ。早くご飯食べに行くわよ!」
えっ、にやにやしてた? 表情には出してないつもりだったんだけどな。まぁいい。
食堂に着いた。
ガル中佐がいた。
「こんにちは、一緒にいいですか。」
振り向いた中佐の顔は赤かった。手には瓶が。
「ビ、ビールっすか。」
思わずきいてしまった。
「おうよ。お前も飲め飲め。ほら、ジョッキ4本追加ーーー。」
よ、4本!? そんなにのめねーよ。
「あ、あの、1本が限界です。」
「なんだーー、だらしねーな。エリスちゃんは、何本飲む?」
「ちゃん」だと? いくら上司でもそれは
「私も1本で限界だと。」
受け流してる。本人がいいならいいか。ジョッキが来た。
「でかっ」
でかかった。エリスも驚いている。飲めるかな。
「このくらいは飲めねーと俺っちの部隊には入れねーな。 おっ、ジム、お前も飲め。」
ジムはまだ21だ。俺やエリスと大してかわらんが、でも1年の差は大きい。大丈夫か?
「はぁ。じゃあ。」
と消極的な返事をした割にはいい飲みっぷり。何者だ。
「もうちょっと大きいのはないんですか。これじゃお猪口と大して変わらない。」
えええええええーーーーーーーーーーーーーー!?こんなでかいのが!?縦30センチ、直径15センチはあるかと思われるこのでかいジョッキが!?
「おおっ、なかなかつよいねー。よっしゃ、もっとうまいのを飲ませてやる。ウイスキーもってこい。」
待て、そのジョッキでウイスキーか。やめろ。ぶっ倒れるぞ。・・・このビール多すぎ。エリスは・・・涙目だ。部隊に入れないと言うのを真に受けているのだろう。かわいそうなくらい単純なやつ。
「おおーーーーー!?」
歓声が起こった。ジムがこのジョッキいっぱいのウイスキーを難なく飲み干したのだ。どういう体だ。顔色ひとつ変わってないぞ。
「もうちょっとアルコール濃いの無いんですか。これじゃビールと大して変わらない。」
なにをーーーーーーーー!?こっちはビールで苦労しているというのに。エリスは・・・今にも泣き出しそうだ。あっ泣き出した。
「ぐすっ ごめんなさい。全部飲めません。」
ほんとにかわいそうなやつだが、そこがかわいい。なんて言ってる場合じゃない。
「おいっエリス」
そう言いかけたとき放送が入った。全員が焦った。
「基地真上に出来損ないを確認 繰り返す 基地真上に出来損ないを確認」
なにっこんな時に あれっ まっすぐ歩けない。 うわっ いってー ころんじまった。
「アレスとエリスはここで待ってろ。そんなじゃ戦えない。 行くぞ、ジム」
「はいっ」
情けない。実に情けない。とりあえずエリスを慰めるか。
「おいっ、エリス。まさか、ビール飲めないと隊に入れないって言うの真に受けてないだろうな。」
「えっ!?」
予想どおりの反応。真に受けていた。
「おまえなー いくら何でもそれは。」
「よかったーーーーえっ、ほんとに冗談なの?」
「当たり前だろ。」
「もぉ、そうならそうと早く言ってよー。本気で隊に入れないって思っちゃったじゃないのーーー! このバカバカ」
軽くたたいてくる。 やめろ。 お前が勝手に勘違いしただけだろ。・・・すっかり忘れてた。外はどうなっている。

出来損ないは雲のすぐ下にいた。
ナベリウスが大量に基地から出る。
「ジム  でる!」
「あまりあつくなるな。 ガル でる」
ガルが冷静に言った。
「そういえばまだ君の腕をみてないな。どれほど強いのかみさせてもらうよ。」
「みてないで戦ってくださいよ。」
お前らーーーーー、戦闘中に何まんざいしてんだーーー
先に仕掛けたのはジムだった。
我意場闇を分離すると一気に出来損ないに向けて飛び立った。
「戦ってほしけりゃ地上におびき寄せな。こいつはとべん。」
確かに。すごいなあいつ。 でも・・・
ジムは我意場闇を有効に使いながら逃げ道をふさぐように戦っていた。
バチッ
花が壊れた。 チャンスだ。 ジムは、一気に接近、かみついた。いや、そう見えた。だが・・・素早く体をくねらせ、出来損ないは攻撃をよけると同時に紅を地面めがけてたたき落とした。
「ぐあっ」
ジムが叫ぶ。 ジャキーーン。 音がした。 ジムは落下中に我意場闇を使って、出来損ないを攻撃したのだ。右足の爪が一部とんだ。 出来損ないは攻撃を受け怒ったのか、口を大きく開け電波を強くはなった。無論きかない。はずだった。だが、ナベリウス数機の波破無宇途が急に動かなくなった。強すぎる電波にさらされ故障したのだ。
「まずい。」
ジムは機体を着地させ、我意場闇で出来損ないを地上付近に誘導した。
「よっしゃー、いくぜーーー」
ガルはそういうと、出来損ないめがけて爪を繰り出した。
それと同時に我意場闇は荷電粒子砲を撃つ。
だが、出来損ないは思わぬ行動に出た。
ザハァクに向かっていったのだ。
ザハァクは胴体を伸ばす。
あたる。 誰もがそう思ったとき、ザハァクが横に吹っ飛んだ。
「なにっ!?」
出来損ないが素早くしっぽをたたきつけたのだ。
着地の構えすら撮れず、地面にぶつかり両腕が壊れるザハァク。
「フェ・イ・ル・ド・リザルドーーーーーーー」
ジムはそう叫びながらつっこんでいった。
無謀だ。やめろ。
だが、急に出来損ないが上空目指して飛び立った。
我意場闇がぴったりその後ろをとらえている。なるほど。ただつっこんでた訳じゃないって訳ね。
出来損ないはそのまま雲の中に消えた。
ジムも深追いはしなかった。
全員帰還した。
「あ、おかえりなはい」
エリスは舌が回っていない。
相当よっている。
「ああ、疲れた。 とりあえず寝かせてください。」
ジムはそういった。
「なぁ、1つ聞いていいか。 フェイルドリザルドってなんだ。」
ガルの問いかけにジムはきょとんとした顔で答える。
「えっ、なにって、出来損ないの正式名称ですけど。」
・・・ええーーーーーーーー!?マジで? 
「・・・そうなのか?俺は、混沌の出来損ないとしかきいていないが。」
「あれ、言ってませんでしたっけ。 あの・・・2度と失敗をくり返さないようにと思って。失敗した結果って意味なんですよ。」
なるほど。納得。
「じゃぁ、今度からはそれで読んだ方がいいのか?」
ガルがきく。
「いや、いいですよ。ながいですから。出来損ないでも。ていうか、実際出来損ないですから。」
「そうかならいいんだが。 そうとわかれば宴会だ。出来損ないの正式名称を知ったお祝いにな。」
ガルは、むちゃくちゃだ。エリスも寝かかって 
      こてっ
・・・こてっ? ・・・エリスが俺の肩により掛かりながら寝てるーーー。(俺とエリスは座っている。)うわーーーどうしよ。・・・かわいい。いやいや、しょうがない。運ぶか。
「中佐、すいませんが、こいつ寝ちゃったんでとりあえず部屋まで運んできます。」
「おおっ、わかった。変なことはするなよ。俺もねらってるんだから。」
「し、しませんよ!」
したら殺される。てか、ねらうな。 こうして夜は更けていった。
「明日は晴れるといいな。」
俺はつぶやいた。

なげーーーーーー むっちゃなげーーーー長すぎ 削れる部分あっただろう。読んでくださった皆さん、コメントしてってね☆(苦情ばっかくるよ。あきらめろ。貴様はそういう運命だ。・・・独り言です。
マリ君さん、結局戦友は出てこないことになってしまいました。すいません。次回かその次回あたりにご出演願おうかと。
作者コメント
とりあえず強化型を。 これであいつらにリベンジだーーーーーーとか言っていますが今回のバトストに救世主は出てきませんでした。リベンジならず。
機体の変更点は少ないです。武器くっつけて羽のねもと変えて、首のばして装甲少し変えて。

【ホークイーグル】2004/11/24 09:46:00

格好良いですね。
見事なワイバーン型ですね。
とてもバランスのとれている作品だと思います。
バトストも長くて読み応えがあります。

マリ君2004/11/24 13:59:14

これは見事ですな。
良い奇形だからか、不気味で良い感じです。
遮断できそうな方法なら、既に考え済みだったり。
機体を強化する事はないでしょうけどw
そろそろ、作品を出しますかね。
参戦者数が増えて、こちらも制作意欲が沸きましたし。
【ハサミ揚げ】2004/11/24 17:19:37

長い機体は大好きですよ。ザハァクは伸ばすと自立できないんですがこれは立っているのですごいですね。ちょっと羽根が短いかなと思いますがこれはまだ許容範囲です
バトストも面白いですよ。もうみんなの性格が出るに出てるって感じ。ジムがざるなのもグーですね
アレスとエリスは相思相愛という感じですね。
ガルも最高ですよ。ちゃん付けとか、狙う宣言とか。バリバリに酔ってますね。自分では酒で出た虚言だと信じております
私もちょっと敵キャラを作ろうかと思っていたり
江戸川次男2004/11/24 18:15:02

皆さん、コメントありがとうございます。
<ホークイーグルさん
読み応えありっすか。嬉しいです。正直長すぎると思っていたんで。
<マリ君さん
お褒めいただき光栄で(かたっくるしいんじゃボケ
遮断方法考え済み!?まずい。新たな武器くっつけないと。
<ハサミ揚げさん
長い機体は僕も好きです。ただ、写真を撮るときにどうしても小さくなってしまうんですよね。自立ですが、首が長いぶんしっぽも長いんで。あとは間接の強度の問題です。
酒で出た虚言か。果たしてそうか(ラーリアットーーーーー

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