ゾイド格納庫 展示ルーム Ver.3

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イスペルシオン
イスペルシオン
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投稿者
Ini
分類チェンジマイズブロックス
シリーズアイと黒い龍
投稿日2004/11/21 12:22:24
最終更新2004/11/23 19:40:37
閲覧数3761
コメント数5
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コメント
作品投稿はお久しぶりなのです。
こうゆう多人数参加型ってゆうのには参加せずにいられないので・・・。
最近BLOXいじってなかったんでリハビリもかねて作ってみました。
コンセプトはズバリ、BLOXを極力露出させないです。

バトストもありますが、問題あったら指摘お願いします。

写真の白い背景作ってみました。
画用紙でなっ!!orz


[機体設定]
イスペルシオン
一角竜型
戦術移動速度:230km/h(戦闘時における最高速度)
最高移動速度:260km/h
武装:バスターホーン*1
   クラッシャーファング*1
   ストライククロー*4
   3連ショックカノン*2
   ギガントテイル*1
   3次元レーダーデバイス*2
共和国と帝国が合同製作した重機動突撃戦用ゾイド。
両軍の間に終戦協定が結ばれてからしばらくして、互いの技術提供の一環として製作された。
コンセプトは敵陣に真っ先にたどり着き、その前線を崩す破城槌としてのゾイドである。
そのコンセプトどおり本機は、
単機で敵陣まで突っ込むための高い機動性、
多少の攻撃にも怯まない耐久性、その機動性を生かした角による一撃必殺の突撃、
の3点に重点が置かれている。
しかし、突撃戦闘に特化しすぎたために、
格闘能力や射撃能力、さらには小回りといった兵器として必要最低限の能力がおざなりになり、
結局9割がた完成したところで放棄された。
しかし処分される直前にある傭兵に拾われ、そのまま彼女の愛機となる。
そのさい新たに脚部のレーダーデバイス、ショックカノン、尾のギガントテイルなどが追加され、
開発当時の問題点はいくらか解消されている。

作品を楽しく見るためのコラムこーなー その5
なし・・・orz


<バトルスーリー>
轟音と共にまた1機の共和国軍のゾイドが地に伏した。
そのゾイドを踏み砕き、紅いBLOXが一歩、共和国軍に迫る。
ジリッ・・・、
と、
たった1機、たった1機のBLOX。
しかし、2個小隊規模の共和国軍がそのたった1機のBLOXに圧されていた。
その紅いBLOX―イスペルシオン―のコクピットの中でパイロットの女はその光景を見て鼻で笑う。
「全く、なっちゃない、なっちゃないねぇ。」
さも、ウンザリした。と、ゆうように肩をすくめる。
「それでも正規の軍人かね?たった1機のゾイドも倒せない様で、よく軍人なんてやってられる。」
おー、やだやだ。なんて言いながら先ほど撃破したゾイドの残骸を更に踏み潰す。
「ま、確かに終戦してからもう結構経つから、ケツの青い新兵ばっかなんだろうけど・・・」
だけどねぇ・・・。
ディスプレイの向こうの敵を、先ほどのヒョウヒョウとした目とは別の、
そう、獲物を狙う猛禽の眼で睨みつける。
「こちとらだって、ギャラが貰えるかどうか、生きるか死ぬかなんでね!
 あんたらにゃ悪いがここで死んでもらうよッ!!」

機体を急発進させて手近にいたゾイドの腹にバスターホーンを突き刺す。
振り向きざまに後ろから飛び掛ってきたゾイドをギガントテイルで叩き潰し、
その勢いのまま更にその後ろから迫ってきたゾイドに
バスターホーンを未だに突き刺さったゾイドごと叩き付ける。
銃声、跳躍、つい先ほどまでイスペルシオンのいた地面に弾丸が叩き込まれる。
空中で機体を捻り、その発砲したゾイドの上に着地。
足元で金属のひしゃげる音と人間の断末魔が聞こえたが全て無視。
更にその反動を利用して少し離れたところにいるゾイドのどてっぱらにバスターホーンを捻じ込み、
その真横にいたゾイドに叩き付け、そのままショックカノンを掃射、たちまち折り重なった2機がスクラップになる。
最後の1機、尻を向けて、逃げ出したゾイドに真上からギガントテイルを叩き付ける。

たった数分、そのたった数分で2個小隊規模の共和国軍は全滅した。


「ほら、ギャラだ。」
投げてよこされたキャッシュを掴み、中も確認せずにカウンターの中にいるバーのマスターに手渡す。
「こん中の半分、足りる分だけ酒とツマミを。」
ウンともスンとも返事もしないマスターを気にも止めずに女はタバコをふかし店内を見回す。
目に映るのは荒くれ者達、ギルドに属さない傭兵やテロリスト、凶悪犯罪者、その他もろもろ。
この街の裏の裏にあるバーはこう言った者たちの溜まり場だった。
仕事のオファー、情報交換、自慢話、人身売買、麻薬、密売、ets...ets...
社会の、この街のありとあらゆる闇がここから流れ、ここへ戻ってくるといっても過言ではない社会のゴミ溜め。
それがこのバーである。
女もそんな荒くれ者たち、ギルドに属さない傭兵の1人だった。

ギルドとはその名の通り傭兵達の集まりであり、総元締めでもある。
本来は、そこに登録することで正規の傭兵となり、仕事を受け、報酬を貰う。
しかし、いかな傭兵とはいえ犯罪紛いの事まではやらない。
ギルドには正規軍や一部の富豪たちからもオファーがくる、
そしてそういった連中は総じて犯罪者を嫌っていた。
だからギルドも犯罪者を嫌い、そういった者たちはギルドに登録出来ないし、逆に排除しようとする。
ギルドに属さない傭兵は、
ギルドの嫌う犯罪者上がりのゾイド乗りや、犯罪を起こしてギルドを追放された傭兵達のことであり、
女は後者だった。
そういったギルドに属さない傭兵たちは、
主にテロリストや公には出来ない依頼(殺人や誘拐など)を持った富豪たちなどからオファー受ける。
そんなならず者たちは、今一つの話題で持ちきりだった。
曰く
漆黒の竜が現れてテロリストを皆殺しにしてゆく
曰く
その竜を駆るのは小柄な女性でありその名をAIとゆう
曰く―
AIと漆黒の竜に触れるべからず

女が3本目のブランデーを開けようとしたときに
飛び込んできた男が持ってきた話題もAIと漆黒の竜の話だった。
その話題を適当に聞き流しつつ、最後のウォッカ(ブランデーはさっきので最後だった)を飲み干すと、
そのまま席を立ち、騒いでいる男の後頭部に空になった酒瓶を叩き付けた。
「その話、詳しく聞かせろ。」
頭から血を流して痙攣している男を蹴飛ばしつつ目の前で固まった男達を睨みつけ、そう切り出した。

あらかたの話を聞き終えると女は席を立った。
「おい、そんな話聞いてどうすんだ。」
無精髭にスキヘッドの男が訪ねる。
「決まってる、そいつに喧嘩を吹っ掛ける。」
女のその言葉に、バーの中が静まり返った。
誰の顔にも同じ表情が浮かんでいた、この女は何を言い出すのか。と。
「ふんっ、別に殺そうとか言ってる訳じゃないんだよ。
 ただ喧嘩を売りに行くだけ、文句ある?」
「おい、だけどオブッ!」
あくまでも強気な態度の女に声をかけた男の顔面に女の投げた皿が直撃する。
そんな男を一瞥もすることなく女は店内を見回し鼻で笑う。
「こちとら客商売なんだよ。それがどうだい?
 奴のせいでこれまで得意先がどれだけ潰されたよ?
 それに、私を誰だと思ってるんだ?」
その言葉に、どっと笑いが沸き起こる。
「そうだ、ちがいねぇ!」
「くそ、悔しいがこの女ならやりそうだぜ・・・。」
「賭けろ賭けろ!即金で1,000からだ!」
やんや、やんや。
いきなり騒ぎ出す男達に流石の女も呆れ果てる。
「手伝わせてもらうぜ。」
その騒ぎの中、1人の男が近づいてきた。
女と度々コンビを組む、腕の確かな男だ。
「好きにしな。」
そっけなく返し。
足元で既に動かなくなった男を残して、
女は男と連れ立って店を後にした。

to be continued...?


作者の戯言:勉強する気がおきません、サー!

YUKI2004/11/21 16:17:43
icon
気分が乗らないままするよりは、一度ぱっと気分転換した方が良いのです、サーイェッサー!(びしっ)

という事でお久しぶりですが、相も変わらず貴方様の作品は格好良いのです。
一角獣ならぬ一角竜、だったり。空想生物の創作としても充分に魅力的なのではとー。
ぱっと見るとディアントラーの凄まじいヤツ、みたいでありつつも。
恐ろしいまでの攻撃的イメージも。ひしひしと感じさせられてしまうのでした。

物語。遂に彼女と闘う側の物語、でしょうか。
勝敗は、結末は、戦いは――いや、闘いはいかなるものなのか。
注目の一戦、文字通り刮目なのでしたっ!
巫鎖姫2004/11/21 20:48:42

…あまり格好良く見えないディアントラーの顔(失敬;)が
長い脚とBLOXの露出を抑えたスマートなボディとの
組み合わせでここまで化けるとはッ!(驚愕
そして…イイんですよ…あの脚ッ!引き締まったボディっ!
…むぅー…これ以上の賛美の言葉が思い浮かばない自分の頭を
叩きたくなります(ポカポカ 

ストーリーの方もあの鋭い角を振りかざし、疾風の如く
敵の群れに突っ込んで長大な尾で薙ぎ払う…。
美しくも凶暴、それでいて幻想的な獣を想像してしまいました…;
そして傭兵の彼女について行った男の正体は? その愛機は?
今後の展開に期待せずにはいられないのでした(^^)
(略)2004/11/21 21:40:59

尻尾が最強の武器?っぽい所が素晴らしい着眼点ですな。まさに鈍器!!どんなゾイドでも粉砕しそうな。
ディアントラー上位型?と思いきやきっちり小さい腕があって「だから一角竜か!」と感嘆。名前のセンスが相変わらずの素晴らしさです。

お話のほうも、相変わらずのこなれた文章で、読んでて色んな意味で安心できます。ここで続くってことは・・・?

BLOXは気分転換には丁度良いかと。適度に休み適度に勉強して頑張って乗り切ってください。
白狐2004/11/22 01:04:47

そのセリフ、白黒付ける人を連想してしまったり。
デカい尻尾を見て、某ゲームにてドラゴンの尻尾でぶっとばされまくった記憶が鮮明に蘇りました。
色合いも良いですねぇー、暗め、明るめ色んな赤が。
ちなみに、うちの写真背景はカレンダーの紙だったりorz

息抜きと始めた事に熱中して気づいたら朝だったという事態にはお気を付けください(笑
【ドラゴン型好き】2004/11/23 19:40:37

>YUKIさん
>巫鎖姫さん
>(略)さん
>白狐さん
コメントありがとうございます。

>勝敗は、結末は、戦いは――いや、闘いはいかなるものなのか。
え、勝敗つけるんですか・・・(汗
ぶっちゃけた話、この話続かないんですが・・・。

>長い脚とBLOXの露出を抑えたスマートなボディ
そこら辺がイスペのチャームポイントなのです。
ゴチャゴチャ組んでる内に胴が長くなり、それにあわせて脚が長くなり、バランス保つために尻尾を長くしたり・・・。
で、胴が長くなって味気なくなってしまったのでBLOXを隠したり、と。
 >そして傭兵の彼女について行った男の正体は? その愛機は?今後の展開に期待せずにはいられないのでした(^^)
  !この男の人ただの傭兵仲間ですよぉ〜。
  別に正体とか、なんとか、そんなもの無いです・・・。
  てゆうか今後に期待されても続かないです・・・(爆死

>尻尾が最強の武器?っぽい所
グハッ!
こいつの主武装は頭の角なのですよ。
まぁたしかに尻尾は1番気合入ってますが。
ちなみに前足がちっこいのはただの趣味だったりw

>デカい尻尾を見て、某ゲームにてドラゴンの尻尾でぶっとばされまくった記憶が鮮明に蘇りました。
同志が!
何を隠そう。この機体の元ネタはその某ゲームの一角竜なのですよ!
奴と初めて戦ってからあの角に惚れてBLOXで作ってみたいと思ったのがこの作品の製作理由だったり。

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