ゾイド格納庫 展示ルーム Ver.3

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ラグナロックス
ラグナロックス
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別窓 原画



投稿者
朱美
分類チェンジマイズブロックス
シリーズアイと黒い龍
投稿日2004/11/14 00:33:48
最終更新2004/11/14 00:33:48
閲覧数4814
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コメント
どうも、朱美です
今までの三体の集大成が完成しましたので、投稿させていただきます
初めての大型(?)ブロックスの製作、パーツ数が少ないので苦労しました
最後の方は重力との戦い、このブロック数での保持力の限界に挑戦した感じです
ちなみに今、ラグナロックスさんは、撮影で全ての力を使い果たし、私の横でぐったりしております
本当に疲れているようにしか見えないのは不思議・・・
で、出来としては・・・迫力は表現できたものの配色がいまいち、羽の部分の色に統一性がありませんね、あと、飛べそうな感じを表現するためとブロック数の関係から、ボディがスマートになりすぎたところでしょうか、明らかに足が細すぎな感じ
代わりに、三つ首はうまく出来たと思います、左右の首を、『腕に頭をくっつけただけな感じ』に見せたくなかったので、真ん中の首を思いっきり下にして、鎌首をもたげるように左右の首を取り付けました、お陰で左右の首が首らしくなり、見下ろす感じで迫力が出ました、が、真ん中の首が少し不自然になったかも
まあ、そんなとこで、あとキャップをめちゃくちゃ使う奴でしたね、二十は越してます
大掛かりでしたがそれだけ愛着の沸くやつに仕上がりました、バトストのほうも一区切りなので、一緒に見てやってください

・・・ちなみに、尻尾についているのはコックピットではなくエネルギージェネレーターです
・・・ジェネレーターだってば

てなわけで、設定とか ↓

ラグナロックス

三頭龍型

主要装備

収束荷電粒子砲 1

二連中距離砲 2

ハイエネルギーブレード 3

ウイングスラスター 2

ウイングブレード 2

ウイングシールド 2

バイトファング 3

マグネイズテイル 1

マグネイズテイルスピア 2

三連ゾイド核砲『タイオーニオン・エレポス』 1

カイザーネイル 2

空中戦、接近格闘、電子戦など、海以外のあらゆる状況で圧倒的な戦力を持ったゾイド
と言うコンセプトの元、開発が進められていたネオゼネバス帝国大型ゾイド
通常のゾイドコアの三倍を超える出力を誇り、ブロックスながらその格闘能力は圧倒的
無装備でもゴジュラスを圧倒できるほどだ
さらに、ウイングはダークスパイナーの電磁波すら防ぐ高性能シールドを作り出し、尾のスピアからはジャミング機能つき、空中ではストームソーダー並の戦闘能力も兼ね備える(ただし、飛行速度は比べるべくも無いため、あくまで空での砲撃戦などを想定している)
そして何より、三つの首のコアを使用不能にすることを代償に放たれる封印兵器『タイオーニオン・エレポス(永久の闇)』は、現存するいかなるゾイドですら防ぎきること叶わない
という、まさに共和国、ガイロス帝国両軍の息の根を止める切り札にふさわしい性能を持った魔龍、ラグナロックス
・・・しかし、この魔龍は、結局一度も戦場の土を踏むことの無いまま、その役目を終えることとなる
ラグナロックスは、あるいは百年先の世にもその名を残すほどの力を持ちながら、とても数奇な運命の果て、歴史の闇に沈んで行ったのである

『三頭の龍』

アイゼントドラグーンが共和国首都を奪取、ネオゼネバスを建設した後、行われた近隣調査の際、奇妙な野性ゾイドが発見された
それは、トカゲのような細い体に、三つの頭、三又の尾を持ち、背中からから巨大な羽を生やしたゾイドで、飛ぶことは出来なかったと言う
ネオゼネバスはこのゾイドを直ちに捕獲、調査を進めたところ、度重なるジャミング電波や荷電粒子エネルギーの放出の影響によって近隣の自然状態が変化し、そのせいで三体のトカゲ型ゾイドが一つの体にくっついて生まれてしまった突然変異であることが判明した
さらに、もともとは三体のゾイドであったため、複雑に交じり合ったコアの出力は通常の三倍以上、兵器として使えば確実に成果を挙げるだろう、と言うことも明らかになった
ネオゼネバスは、共和国に引導を渡すための切り札としてこのゾイドの兵器化を決定、研究を進めたものの、複雑に混じったコアを一つのボディに収めることは容易ではなく、また共和国の残存部隊の抵抗も激しくなってきたため、開発は困難の一途をたどった
そして、とうとう研究開発の余裕が無くなったネオゼネバスは、このゾイドの兵器化を半ば強引にゾイテック社に引き受けさせ、激化する共和国、ガイロス帝国残存部隊の撲滅に国力を傾け始める
ゾイテック社は、強引なネオゼネバスの態度に不満を持ちながらも、未知の存在であるこのゾイドに興味を持ち、後に凱龍輝開発プロジェクトに携わることになる天才技術者(といっても、このころはまだ駆け出し同然であったが)を中心に開発を進めはじめた
技術者達は、このゾイドのコアを三つに分断することに成功、それらを、まだ完成後間もなかったブロックスシステムを使い、三つのコアブロックに収めた
さらに、胴体にもう一つ、三つのコアを制御、コントロールするためのコアブロックを設けて操縦ができるようにし、約一年ほどで、ブロックスゾイドながら並の大型ゾイドの三倍以上の出力を持つ三つ首の魔龍、ラグナロックスを完成させた

そして、来るべき試運転の日
社内屈指の実力を持つテストパイロットの駆るラグナロックスが、同じく試運転の為に輸送されてきた強化型ヒューラーと向き合った
軽い試運転を兼ねたスパーリング、そんな気持ちで、誰もがこの後に起こる悲劇を予想することは無かったのだが
試運転は、大失敗だった、そして、ゾイテック社前代未聞の大惨事ともなった
ラグナロックスは、パイロットが起動させた瞬間、制御不能となり、突如暴走を始めたのだ
完成すればネオゼネバスの主戦力になるはずだったカスタムフューラーを、ものの三秒足らずで鉄くずに変え、止めに入ったゾイテック社のゾイド達をなぎ払い、切り裂き、撃抜いて、オーバーヒートを起こすまでさんざ暴れまくったラグナロックスが機能を停止したころには、周りの地形すら変わっていたという
結局、この事故によって、ラグナロックスに搭乗していたパイロットが極度のストレスにより入院、社自体も、多大な損害を被る事となった

やはり、自我の強すぎる三つのゾイドコアを制御することは理論的にも物理的にも無理があった

そういった結論に達した研究者達は、何とか少しでも社の負担を軽減させるため、このゾイドを別々のブロックスに分断、それぞれを新型のゾイドとして販売することにし、タイプの違う三つのゾイドを新たに設計、量産を始めた
このうち、最も性能が安定していた一号機『女神の盾』を、すでに凱龍輝の件で友好関係を結んでいた共和国に、詳細を明かさず販売、ゼネバスとの最終決戦にて成果を挙げたという
次に、装甲に若干難があったが、すでに開発されていたレオブレイズの技術を取り入れることで実用に耐える性能を獲得した二号機『夜闇の切り裂き魔』を、すでに戦争が終結した後の治安部隊に販売、対テロリスト戦において絶大な威力を発揮し、人気商品となった

しかし、結局、高出力ゆえパラメーターが安定せず、暴走の危険性を拭い去ることの出来なかった三号機『熱砂の翼竜』は、すでにゾイテック社の経済危機が解決していたこともあって、開発は中止、開発を進めていた天才技術者の手で、設計図もろとも秘密裏に破棄する、と言う運びとなった

・・・こうして、戦争と、そして偶然が生んだ魔龍、ラグナロックスは、歴史の表舞台に出ることも無いまま、その数奇な運命を終えた
三つあったはずのラグナロックスのコアブロックのうち二つは、試運転時の暴走の際に、熱暴走を起こし消失
最後の一つが『熱砂の翼竜』の試作機に搭載されていたものの、これも天才技術者の手で破壊されたといわれ
結局、このゾイドが存在していたと言う証拠すら、もう残ってはいない

・・・ただ、もう誰も、思い出すことも、ましてや話題に上ることすらない話だが、この魔龍の話には、一部の人間しか知らない後日談がある
『熱砂の翼竜』が、廃棄されたかどうか、まったく解っていないのだ
残骸すら、それこそ装甲の一部すら、見つかった記録は無い
本人に聞こうにも、『熱砂の翼竜』の破棄を一任されていた天才技術者は失踪しており、唯一の血縁であった娘も失踪
真実は、まさに闇の中に消えていた
それから、この『熱砂の翼竜』が社での話題に上ったのは一度だけ
出世欲が強く、それゆえ嘘が得意だった社員の一人が、失踪した技術者宅を調べたところ、禍々しい翼竜のようなゾイドが倉庫にあった、と上司に話し
『熱砂の翼竜』の事情を知る社の重役と連れ立って技術社宅の倉庫に行ったところ、ゾイドなど何も発見されなかった、と言う小さな事件の折(ちなみにこのとき、出世欲の強い社員は三ヶ月の減給を喰らった)、重役が漏らした『熱砂の翼竜』と言う言葉を偶然耳にした出世欲の強い社員が、減給の腹いせにそのことを友人全員に吹聴して回った、その一度きりである
それから今に至るまで、一度としてゾイテック社の社員の間に『熱砂の翼竜』や、ラグナロックスなどの話題が出ることは無かった
・・・しかし、世間では
それらの魔龍は、名を、そして形を変えて、今でも各地で話しの種になっているということを、ゾイテックの社員や重役連中が知ることは、もうない


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