ゾイド格納庫 展示ルーム Ver.3 |
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ソレはヒトとケモノの境 しかしだめだった ソレはリュウ成る道をはずされた だがよみがえった ソレの今の姿 半分がヒト半分がリュウ ソレはこういった 私はすべてのものに悪夢を見せる 急な警報音。それがすべての者を目覚めさした。いや、すべての者を眠らせたのだ。外を見れば町から火の手が上がっている。それに気づかない者はどこにもいなかった。すぐに警備隊が駆けつけた。町を破壊している張本人は町の向こう木のない山の頂にいた。そいつの姿はまるで獣人。爪があり尾があり手に銃を持ち2足で立っている。その姿を見て駆けつけた者は皆畏怖した。いや、一人勇敢な者がいた。そいつは通信を開き相手に向かいしゃべった 「お前はどこの所属の者だ。今すぐ武装を解除して投降しなさい!」 威風堂々としたしゃべり方だった。だが相手は思わぬ返答をした 「私はみんなに夢をみせる。悪夢を見せる。そう・・・こんなな風に!」 相手の持っている銃口が火を噴いた。そして警備隊の1体が吹き飛んだ。コクピットは無事だ。だが機体は腕、足、頭すべて吹き飛んでいる。 「私の名前は夢魔。私の名前はナイトメア。みんなに悪夢を見せるナイトメア。今からあなた達は夢の中。私の出てくる夢の中。私はみんなが見ている夢を悪夢に変えに来ました〜!」」 そう言うと持っていた銃を投げ捨ておいてあったランスのような物を手に取った。そして高く跳ね上がった。 「どこへ消えた。今の今の行動からお前を犯罪者と見なす。各自散開、虱潰しに探せー!」 そうここからが真の恐怖の始まりだった。探していた1機のレーダーに反応した。 「どかだ!どこにいる。出てこい!」 探す暇も無かった。いった直後に真上から降ってきた。ランスを下に掲げて、串刺しにして。だがコクピットは安全だ。安全にことを済まそうと考えているのかとも見れた。がさらに酷いことを考えてのことだった 「私はナイトメア。みんなに夢を与えるの。すべての人に夢を。それを伝える人がいる。だから人は殺さない。みんなに夢を見せるため」 そう、こいつは恐怖を与えるのだ。我々だけでない。町の人も、ここに集まった選手たちも。その圧倒的な力を見せつけるために。 「ちくしょー!、くらえー!」 仲間の誰かがあれに向かって銃を撃った。確かに当たり爆風がした。塵も舞った。だが塵がひいた時、それは目の前にいた。傷ひとつ無しで。そしてランスを振りかざした。まるで笑っているかのように見えた。そして機体は横にまっぷたつに切り裂かれた。もちろんコクピットは無事だ。だが逆に皮肉にも見えた。相手の思い通りとはいえ、生かしてもらっているのだ。それほど嫌なこともあるだろうか。 「結局、出てこない。貘は出てこない。仕方がない。起こすよ。でもその前に。みんなに味あわないとね。悪夢を」 それは動いた。一人、また一人、倒れていく。そしてこっちに向いてこういった 「アナタは最後。1番おいしそうだから」 男ははっとした。おびえて動いていなかった。仲間を救おうとしなかった。何も出来ないままではだめだ。そう決めた 「次はアナタ〜〜〜〜〜〜」 逆の方向に向かっていく。そしてランスを振りかざす。突き刺そうとした。だが 「でやぁーーー」 反対側からブーストをふかして動いた。そしてとっさに倒れていた仲間をとって助けた。逃げながらも銃を乱射した。効いてるとは思えない。 「何するの。じゃまするのならアナタを先にやってあげるわ」 1歩前に進んだ。だが見た。その下に逃げ遅れた親子。そしてコクピットから出た警備隊の一人。だが グチャ 次に1歩前に進んだ後にはただの 肉塊 があるのみだった。 「あら、3人夢が見れなくなちゃった。だって死んじゃったもん」 その声は罪の意識もなく、まるで子供のような。どうしようもなかった。ただそれに恐怖するしか。そして目の前に立つ 「君は私のじゃまをしたね。その覚悟はあるのかな?」 ランスが真上に来た。これは今までのとは違う。コクピットもやる気だ。本気で俺をやる気だ。そう思い、目をつむった。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 次に見えるのは自分の死体だと思った。だが目を開けて見えたのは、武器が壊れ飛び退くそれと、自分の向こうに立つ白い機体 「アンサラー・・・・・」 だった。アンサラーがさらに砲撃をかける。それをかわす相手。そして 「やっと出た。貘。貘よ。悪夢を喰い希望を生む貘よ。悪夢である私を喰らって見せろ!」 それは叫んだ。今までの子供のような態度とは違う。まるで好敵手を見るような。獣のような感じだった。 「貴様は誰だ。何が目的でここに来た!」 アンサラーのパイロットが言った。だが半ば無視したように 「見つけたわ。貘を。アンサラーを。さぁその仮面をはいであげるわ」 アンサラーのパイロットは1瞬。動揺した。まるで正体を知っているかのような言葉に。だがその1瞬。それは眼下にきた。そしてその鋭い爪を顔にぶつけた。その1撃で頭の仮面が取れた。自分と向き合っているが異様な物に見えた。 「次はーこーこー、キリュゥゥゥゥッッゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッゥゥゥゥゥゥ!」 相手はコクピットを指して異様な奇声を向かってくる。やられると思った。その時だった。反対側からの銃声。それは警備隊の一人の撃った銃。威力など無い。だがそれで敵は1瞬、隙を作った。そこを狙うなど高速体になったアンサラーにはたやすいことだ。回し蹴り。それが当たった。1瞬遅く相手の手がもげたただけだった。 「キルゥゥゥゥゥッゥッゥゥゥゥゥゥッゥゥッゥゥゥゥゥゥゥッゥッッゥゥ」 尾をアンサラーに対してぶつけその場を飛び退いた。そして 「きゃきゃききゃきゃ。見つけた。貘。残念ね。もう朝だわ。みんなが起きてしまう。朝は私のだめな所」 そう言って去っていった。悪夢が通り過ぎ、日が照らし始めた。その場にあったのはボロボロに崩れた町と所々に散らばるロボの残骸。アンサラーは正体を隠さなければならない。動揺するパイロットに対し警備隊は 「言うわけがない。大会の楽しみが減るからな。がんばって決勝まで行けよ」 笑いながら答えた。 それは大会前の夜のことだった。 この機体は可変機のプロトモデルとして開発されていた。本来は龍に変形するようになっていたがシステムの問題上、変形が難しくなりフレームのみの採用となった。その性能は申し分ない物になっており、スピード、パワーも高い物だった。大会にも出場する予定だった。だがその機体性能は高くなりすぎた。乗るパイロットが見つからなかった。そして出場停止。保管されていた。だがつい先日。忽然と姿を消した。開発元はガイロス帝国より発展したと思われる企業である(なのでシンボルであるドラゴンに変形するように設計された)。 基本スペック(同クラスhmBLOX比) 出力:A 装甲:B− 機動力:S 火力:NO(ただし追加装備可能) 武力:A+ 特殊装備 グラム専用大型槍”ニーベルゲン” :特に変哲のない槍だがグラムの指先に付いてるセンサーに反応するようになっており、他の機体がさわると電流が流れる仕組みになっている あぁ、書くの途中にして放棄してた。やっと完成。お話に勝手にアンサラーを出してしまいました。(略)さんすいません。内容も幾分酷い物に。 名前は北欧神話の「ニーベルンゲンの歌」に出てくる英雄ジークフリートの持つ魔剣から拝借しました。 まだまだ修行が足りん。色の統一もできるくらいになりたいなぁ |