zoikino!

  お気に入り度:★★★★★
  製作時間:-
  ← 画像をドラッグすると360度回転します →  


コトブキヤから発売された
ZAジェノブレイカーのレビューです。

ZAシリーズ初の2足の恐竜型ゾイドとしていきなりジェノブレイカーが発売されました。
ジェノブレイカーはHMMでも特に人気のゾイドですが、組み立てが困難なのが難点でした。 ZAは組み立て済みとなるため、そんなジェノブレイカーをすぐに遊ぶことができるのが良いですね。
ただ値段は複雑なデザインとボリュームから高額になってしまうようで、 その値段はHMMジェノブレイカーとほぼ同額となるので購入を迷っている方が多いかも HMM版のジェノブレイカーは相当なアレンジが行われていて賛否が別れるキットでしたが、ZAではアニメ基準でデザインされていてタカラトミー版と比較した時のアレンジは少なめの印象です。 ちなみにあまり目に見えない細部では足のブースターなどでディテールの追加が行われるなど、控えめながらもアレンジ自体は行われていました。
全体的にトゲトゲしたデザインで動かしていると手や顔に刺さりそうで、若干怖いくらいシャープなアクションフィギュアになっています。 可動範囲は一通り用意されている上に、頭部にはクリアパーツを仕様していて見た目上では不満点が少ないです。

特にHMMと比較してよかったのが自壊率の低さで、ZAではタカラトミー版で可動していた足と尻尾のアーマーがガシガシ無理に動かしていると自壊しやすかったです。 HMM版ではアーマーどころか、胴体が崩壊したりするので、ZAでアーマーが外れるくらいはまだかわいいものかもしれませんね

ただデザイン上、仕様がないのか接地バランスが悪く、私の場合はすぐに後ろに倒れてしまう状態でした。
手足を動かして見た目を良くしようとするとかかとが浮いてしまうのですが、爪先立ちは恐竜としては正しいスタイルながらも、フィギュアとしてはそれが原因で立たせる時にはちょっと前傾に傾ける必要がありました。
とはいえ、全体的に完成度が高く、ZAのサイズやデザインに拒絶反応がなく、HMMの組み立て難易度、自壊率の高さが気になる人にはとてもおすすめできます!

▼良いところ
組み立て済み
ジェノブレイカー複雑でボリュームがあるデザインを再現
リボルテックとは違い、頭部にちゃんとクリアパーツが使われている

▼悪いところ
後ろに倒れやすい
首や背中のディテールが若干貧相


箱はいつものような感じですが、中身が目立つ赤色の二足ゾイドで、巨大なバックパックが付いているので、ライガー系と異なる印象が新鮮で良いですね!




各アングルから
ジェノブレイカーは武装の位置や角度によって印象が異なりますね
個人的に通常の立ち状態ではシールドを斜めにした状態がお気に入りです


上からみるとこんな感じ
ジェノ本体部分の首と背中のディテールが簡素なので、メカメカしさが薄いのがちょっと残念・・


HMM版と比較するとこんな感じ
タカラトミー版よりもアニメ版に近い印象があります


頭部の「レーザーチャージングブレード」は可動します
タカラトミー版やHMM版とは異なり、後ろに倒すとセンサーユニットに接触し、前に倒すと水平にはできないです。 とはいえリボルテックではそもそも可動しなかったので、この小さなパーツを動かす判断をしてくれたコトブキヤはさすが分かってる・・!


口は大きく開くことができ、引き出し式の頭部関節と合わせて荷電粒子砲発射形態を再現することができます
個人的にジェノブレイカーで一番好きなポーズがこの写真で、荷電粒子砲発射形態で角はたたんで、スラスターを展開しているシルエットが流れがあって良いです


引き出し式関節により頭を左右に向けることができます
そしてHMMでは固定されていた首の前面アーマーがちゃんと可動するようになっています!
前面アーマーは首を太くできるので良いですね


後頭部や口内のデザインはこんな感じ



腕の可動範囲は広く、HMMジェノブレイカー以上です!
爪はそれぞれが独立可動し、ティラノサウルスらしく腕を畳むこともできます


足も大きく広げたり、恐竜らしく内側で揃えることができます


足も若干曲げることができます
シリンダーが伸縮するように見えるのが良いですね


アンカーとアレンジが比較的強く行われたブースター部分はこんな感じ


足の裏側には特にディテールがありませんでしたが、あんまり見るものでないので別に良いと思ってます
ただヒール部分の可動範囲はもう少しあればよかったですね
この部分の可動範囲がイマイチなのでポーズによっては自立が難しく、ホバー状態でアンカーを下に向けた状態にできないです


小さくても尻尾のフィンが展開するのは素晴らしいです


尻尾自体は上に猛烈に曲げることができますが、水平よりも下に向けることができませんでした


横方向の可動はこんな感じ
HMMのように尻尾を曲げると自壊する、というようなことはありません
安心して動かせるのは良いですね


胴体部分は足のジョイント部分が大きいです
胸のコックピットハッチは開かず、尻尾の付け根はフライングベース用パーツに交換可能です


フライングベースに乗せるとこんな感じ
アンカーを下に向けられないのでどうもポーズが決まりません・・


武装パーツはタカラトミー版を再現しつつ、バランス良くアレンジを加えたデザインになっています

▼ウイングスラスター・荷電粒子コンバーター

ウイングスラスターと荷電粒子コンバーターはこんな感じ

▼フリーラウンドシールド


フリーラウンドシールドの基部は可動範囲が広く、いろいろな位置にシールドを展開することができます

▼エクスブレイカー


エクスブレイカーは若干大型化しているようで、アレンジ少なめの無骨なデザインが良い感じ
保持力もあり、MSSコマンドウルフやゴドスが挟むのにちょうど良い感じです

▼レーザーチャージングブレード・ウエポンバインダー

レーザーチャージングブレード・ウエポンバインダーは可動します


ブレードライガーと比較するとライガーの方が若干大きめに感じました
ライバル機同士を並べるとすごく良いですね
ムラサメ系も早くヴォルケーノを・・


HMMデススティンガーと並べるとバトストのデスステ戦の絶望感が味わえそう


そんな訳で、ZAジェノブレイカーのレビューでした
組み立て済みで頑丈な可動ジェノブレイカーとしてとても魅力的です

気になる接地性はポーズでカバーすれば良いのですが、個人的には口と背中の単純なディテールが残念ですね
ここがもっとメカニカルだと全体ののっぺり感が無くなっていたかもしれません
パーツ配置的にはジェノザウラーも出せそうなのですが、今後に注目したいですね


>>トップページ

ページ上部へ