パキケドス レビュー | zoikino!

  お気に入り度:★★★★★
  製作時間:20分ほど
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タカラトミーから発売された「パキケドス」のレビューです!

「パキケドス」は「アンキロックス」と同様にアニメの1話から登場していたゾイドです。発売はかなり遅く、アニメの登場してから約1年後の販売。そしてゾイドワイルドファーストシリーズの最終キットとなりました。発売時点のアニメではデスメタル帝国側のゾイドになっていますが、最終話でどのような結末になるのか注目ですね。

キットとしては「ギルラプター」と手足や尻尾のパーツを共有しており、新造パーツは背中のワイルドブラストユニットや頭部、足の爪となります。新造パーツは肉厚なデザインになっていて、完成後は「ギルラプター」と異なるマッシブなシルエットになるのが魅力的です。

また、ゾイドシリーズでは初のパキケファロサウルスゾイドであることも魅力の1つ。パキケファロサウルスはゾイド化が何度も検討され、開発スケッチやコンセプトアートブック、そして個人の改造作品で見る機会があったものの、35年の歴史を持つゾイドでは初のキット化となります。

パキケファロサウルスの特徴を再現していて、特にワイルドブラストでは頭から尻尾までを水平にして、頭突きの姿勢を取れるのが良いですね。個人的には二足歩行ゾイドが頭から尻尾まで水平にするのは、「ジェノザウラー」の荷電粒子砲発射形態のようで、とてもお気に入りです!
ワイルドブラストのギミックも個性的なものになっています。動かすと頭突きをする直前のギアの音が大きく、組み間違えたのかと心配になりますが、頭突きをする前にギアの音がするのは正常なようです。

スイッチとなる起動骨も操作しやすいようになっているのも良いですね。全体的に「ギルラプター」をブラッシュアップしたようなゾイドになっていて、ギミックやデザイン共に満足感の高いゾイドになっています。

■個人的に良いところ
ランナーレスの組み立てキット
箱や説明書の素晴らしいデザイン
ゾイドシリーズ初のパキケファロサウルス
ギルラプターとパーツを共有するものの起動骨が操作しやすい
ワイルドブラストで身体を水平にするのが荷電粒子砲発射形態のようで燃える

■個人的に悪いところ
頭部のボスクラウンが動かしにくい。+ワイルドブラストの手順を間違えると自壊しやすい。

■撮影カメラ:NikonD7200
■撮影レンズ:NikonAF-S Micro 60mm f/2.8G ED or NikonAF-S VR Micro Nikkor 105mm f/2.8 G IF-ED
■スピードライト:SB-700(天井バウンス)
■基本カメラ設定:f:8-16、SS:1/60~20、ISO:500、WB:オート


箱はこんな感じ。
城壁を突破した瞬間を描いたものになっています。頭突きで突破したことが一目で分かるのが良いですね。
従来のゾイドでも城壁を突破できるのは、レブラプター+パイルバンカーくらいでしょうか。



箱を様々な角度から
集合写真ではなぜかフリーダム団とアンキロックスが描かれています。


ワイルドライガーやiPhoneXと並べるとこのくらいのサイズ感。

▼発掘/復元



箱の中身はいつものようにSパックと発掘パックA、Bが入っています。
パキケドスの発掘地域は平原地帯とのこと。 平原地帯はアンキロックスの発掘地域でもありますね。


全体はこんな感じ。
ギルラプターと手足や尻尾を共通しながらも、頭部や首パーツの変更、背中のワイルドブラストユニットによってマッシブな見た目になっています。


後ろから見るとこんな感じ。
さりげなく尻尾のパイプパーツもギルラプターから変更されているのが良いですね



前後左右から
落ち着いた色合い、そしてブレードやドリルを追加することなく、元になった動物が持つ武器のみで構成されたシンプルなシルエットが格好良いです! シンプルさゆえに改造の素体としても重宝しそうですね。



頭部はマスク状の装甲を取り付けます。
左右2パーツのみで構成されていますが、兜のような複雑なデザインになっていて格好良いです。


上から見るとスプリング状のパーツが見えます。



基本フレームはギルラプターと共有していますが、装甲や尻尾のスプリングパーツ、足の爪が変更され、起動骨が追加されています。
特にギルラプターでは起動骨を操作するのが大変で、SNSでもギルラプターの気になる箇所として話題になっていましたが、パキケドスではそれが改善されているのが素晴らしいです。


シュプリーム団の中型ゾイドや、ギルラプターと並べるとこんな感じ。


ワイルドブラストは、頭部の「ボスクラウン」を立てて、首を水平にすることで発動します。



「ボスクラウン」のジョイントはちょっと固め
また、先に首を水平にすると「ボスクラウン」が浮いてしまうため、操作中に自壊しやすくなってしまいます。


最初にギミックを知った時には、頭蓋骨を飛ばすワイルドすぎるギミックだと思いましたが、慣れてしまうとめしゃくちゃ格好良いです!
小型ゾイドを弾き飛ばしているのが絵になりますね。



骨格形態は頭部の「ボスクラウン」が目立ちます。


ギルラプターの骨格形態と比べると、パキケドスがよりマッシブなデザインになっているのがよくわかりますね。
骨格形態でも強そう。

アーマーを並べたところ


ライダーやデカール、剰余キャップはいつもの感じ。


ギルラプター指揮官仕様を含めると、ギルラプターと共通のフレームを使ったゾイドはこれで3体目。
今後もラインナップが増え、ゾイドワイルドのセカンドシリーズでもビーストライガーに匹敵するギルラプターの強化機に登場して欲しいですね。


望めるのならアンキロックスとの活躍をもっと見たかったですね。

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