ナックルコング ゾイドワイルド
製作時間:30分ほど
タカラトミーから発売された「ナックルコング」のレビューです!
ゾイドワイルドWave3で発売されたMサイズのゾイドになっていて、初見の時は装甲の取り付け位置のバランスが悪く思えましたが、実物を見るとそれほど気になりませんでした。
何よりも実物を手にして分かったことは「ナックルコング」の魅力はワイルドブラストにあり!ワイルドブラストさせた瞬間に今までの印象を全部吹き飛ばす凄まじい魅力を発揮します!
Mサイズのゾイドになっているので、ボリュームは「ワイルドライガー」や「ギルラプター」と同じくらいです。「アイアンコング」など大型のゴリラ型ゾイドを想像していると、思っていたよりも小さい印象を受けるかもしれません。
ブラックとグレー装甲、パープルのキャップは、暗黒軍やガイロス帝国の「ギルベイダー」、「ジェノザウラー」、「ヴァルガ」を彷彿するメリハリのあるカラーリングになっていてとても格好良いです。
目は黒い装甲の奥まった位置にあるのですが、光を当てると光を反射して光っているように見えるのが良いですね。
腕に取り付けられたキャップは、ゾイドシリーズでは珍しい正面に向けられたデザインになっています。合わせて斜めになっている肩の接続部分は今までのゾイドに無い新鮮な構造で、組み立てるのが楽しかったです!
この特徴的なデザインはモチーフの再現はもちろん、ワイルドブラストのギミックを実現するため。
注目のワイルドでは、「ドスゴドス」のように手足の関節を外すことでドラミングを行うようになります。歩行は行わないものの、ゴリラ型ゾイドを作ると誰もが憧れるドラミングをパーツの差し替えなしの「変形」で実現しているのが素晴らしいです。
「ナックルコング」は通常状態でも格好良いのですが、ワイルドブラストさせている時が一番輝いていますね!ぜひ実物を手にとってワイルドブラスのギミックを見ていただきたい、必見のゾイドになっています。
■個人的に良いところ
ランナーレスの組み立てキット
箱や説明書の素晴らしいデザイン
ボーン形態が格好良い
ワイルドブラストのドラミング!
ワイルドブラストのドラミング!!
ワイルドブラストのドラミング!!!
■個人的に悪いところ
通常状態では、装甲が偏っているように見える
■撮影カメラ:NikonD7200
■撮影レンズ:NikonAF-S Micro 60mm f/2.8G ED or NikonAF-S VR Micro Nikkor 105mm f/2.8 G IF-ED
■スピードライト:SB-700(天井バウンス)
■基本カメラ設定:f:8-16、SS:1/60~20、ISO:500、WB:オート
ナックルコング
箱はこんな感じ。
森(山?)を焼き進行する姿は悪役の風格!
先輩のレジェンドゾイドの「アイアンコング」登場時には、「山が 動いた!」と相手パイロットに言われていましたが、山を焼き前に進む姿は伝説を塗り替える意思の現れなのでしょうか。伝説は塗り替えるもの!「ナックルコング」は十分にその才能があると思います!
箱を様々な角度から
モーター駆動のゴリラ型ゾイドは、どうしてもアイアンコングに引っ張られ大型のイメージがありますが、Mサイズのため箱の大きさは「ワイルドライガー」や「ギルラプター」ほどです
▼復元
箱の中身はいつものように、Sパックと発掘パックA、Bが入っています。
ナックルコングの発掘地域は密林地帯とのこと。
全体
30分ほどで復元が完了!
装甲の配置が上部に偏っていますが、斜め前からみると見事な逆三角形になっていて格好良いです。
ゾイドらしいカラーリングとザラザラしたアーマーの質感も素晴らしいです。
後ろからみると背中の装甲が若干さみしい感じ。気になる人は他のゾイドからアーマーを持ってきて取り付けると良さそうです。
お尻には起動骨があり、骨のディテールでスイッチが上手く隠されています。スイッチも入れやすくて良い感じ。
前後左右からみるとこんな感じ
難点は横から見たときに下半身のボリュームが不足していることと、足先が歪な形になっていることです。
アンカーはまだ分かりますが、足の甲が上がっているのは歩行のためとは言え気になるなぁ・・。
頭部
頭部はイケメン!
ブラックの装甲に浮かび上がるようなレッドの目や、アーマーの隙間から見える牙や頭蓋骨パーツが素敵です。
口は歩行と連動して動きますが、手動による開閉はできません。
頭自体は手動で上や下に向けることができます。
胴体/足
腕はゾイドでは珍しいキャップが正面を向いたタイプ。
肩より先はボーンが見えているので、どこかガイコツのような不気味さがあります。
その他の部分はこんな感じ。
やはり背中や後ろ足が簡素な感じがしますね。
ワイルドブラスト
背中や後ろ足が簡素なのを吹き飛ばすのは、脅威のワイルドブラストギミックです!!
「ナックルコング」の真骨頂はワイルドブラストにあり!!!!!
ワイルドブラスト発動時には、立ち上がり、顔が正面を向き、
「パワーショルダー」がナックルに移動します。
肘を曲げ、背中の「放熱弁」を展開!
ワイルドブラスト!!
「ナックルコング」のデザインは、ワイルドブラスト1点に特化しているように思えます。
そのワイルドブラストのドラミングは素晴らしい!!イベント会場でドラミングをさせて、その横で売れば爆売れだと思います。
「パワーショルダー」はどこか爪のようなデザインで格好良いです!
「パワーショルダー」は差し替え無しで、アームを使って肩からナックルへ移動します。
TFでは良く見る技術ですが、ゾイドで変形用のアームが利用されるのは初めてかも。
ワイルドブラストのギミックでこれほど感激したのはこれが初めてです。
ゴリラのドラミングの再現はゾイダーの悲願だったのだ・・!
骨格形態
骨格形態にして、アーマーを並べるとこんな感じ。
「ナックルコング」も「トリケラドゴス」に負けず、骨格形態が格好良く、そしてお美しい!
ガイコツの不気味さを纏っていて、この状態で「デッドリーコング」風に棺桶や鎌、"彼"をつけてもよさそう
剰余キャップはいつも通り2つあります。
これだけ凄いギミックを持っていても、サイズはMサイズ。
ワイルドブラストのギミックは「ガブリゲーター」も凄かったのですが、「ナックルコング」は今まで見たかった夢をついに実現した、ゾイドに置ける一つの到達点だと思います。
組み立てと歩行の動画を作成しました。
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