グラキオサウルス ゾイドワイルド
製作時間:40分ほど
タカラトミーから発売された「グラキオサウルス」のレビューです!
「ゾイドワイルド」シリーズ初のXLサイズの大型ゾイドとして、「グラキオサウルス」が発売されました!ゾイドワイルド発表当初から存在感を放っていて、購入するのを楽しみにしていた人が多いのではないでしょうか。
ブラキオサウルスの特徴的なフォルムを再現しつつ、骨格とメカが融合したデザインは大変素晴らしく、旧ゾイドシリーズでも屈指の完成度を誇る「ウルトラザウルス」にも引けを取らない今風のデザインになっていると思います。
大型のキットになっていますが、組み立てはとても簡単。ランナーレスはもちろん、1つ1つのパーツが大型で組み立てミスを防ぐための工夫が取り入れられています。特に足のパーツは前後で組み間違えしないように接続ピンの位置が工夫されているのが良いですね。ただ個人的には「ハンマーボーン」のパーツを取り付ける時がちょっと難しかったかも。
モーターボックスは、「ワイルドライガー」など「ゾイドワイルドWave1のモーター駆動キット」とは異なる専用のものを使用しており、電池は単3形アルカリ乾電池2本使用します。
実際に歩行させてみると歩行音はゾイドワイルドWave1のキットと同様に静か。それでも迫力が凄まじく、「カブター」や「クワーガ」と同じ大きさの足、「ワイルドライガー」の胴体と同じ長さの首や尻尾を動かしながら歩く姿は圧巻です。
さらにワイルドブラスト発動時には、自動で歩くのを止めて、巨大な「ハンマーボーン」が左右から展開、首と合体し、ハンマーを地面に叩きつけます。
叩きつける時の音もすごいのですが、振動が机から伝わってきて、文字通りワイルドブラストの迫力を体感することができます。ワイルドブラスト解除も自動で行われ、何事も無かったように優雅に歩いていく姿は、大型ゾイドの余裕が感じられます。
その他にも破損が心配な首部分は、強い力をかけると根元が分離して、破損するのを防いでくれる作りになっていそうです。「ウルトラザウルス」と比較して、圧倒的に強固な作りになっていて、キッズにもオススメできる完成度の高いゾイドです。
■個人的に良いところ
ランナーレスの組み立てキット
箱や説明書の素晴らしいデザイン
生物的なスマートなシルエット
迫力のワイルドブラスト
■個人的に悪いところ
肉抜き穴が目立つ
■撮影カメラ:NikonD7200
■撮影レンズ:NikonAF-S Micro 60mm f/2.8G ED or NikonAF-S VR Micro Nikkor 105mm f/2.8 G IF-ED
■スピードライト:SB-700(天井バウンス)
■基本カメラ設定:f:8-16、SS:1/60~20、ISO:500、WB:オート
グラキオサウルス
箱はこんな感じ。
「グラキオサウルス」の周りに「ワイルドライガー」と「カブター」がいて、フラッグシップの雰囲気が出ていますね!
箱を様々な角度から
箱絵のグラキオサウルスはほぼ実物大の大きさになっています。
▼復元
箱を開けると、引っ張り出すための穴が空いていて、簡単に中身を引き出すことができます。
中身はモーターボックスで仕切られていて、Sパックと発掘パックA、Bが入っています。
大型キットですが、パックの種類が小型ゾイドと同じ3種類なのが良いですね。
小型ゾイドからステップアップした人が、大型ゾイドに尻込みしないよう工夫されている感じがします。
グラキオサウルスの発掘地域は密林地帯とのこと。
全体
40分ほどで復元が完了!
ボリュームある首は前面から骨格が見えるため、他キットよりも骨格が目立つデザインになっています。
そのため、ゾイドワイルドのコンセプトである、ボーンにアーマーを着せるデザインが顕著に現れていますね。
頭から尻尾までの背中のラインが綺麗なのですが、アーマー状態ではハンマーパーツがちょっと邪魔かも。
前後左右からみるとこんな感じ
「ワイルドライガー」と並べると、「グラキオサウルス」の巨大さがよくわかります。
頭部
モチーフ通り、頭部は巨体に対してかなり小さいのですが、正面を向いた目が力強く印象的です。
下顎は固定されていますが、上顎を動かすことで口の開閉が可能。
首はトゲトゲした正面と、滑らかな背面の対比が格好良いです!
首は手動で動かすことはできませんが、連動ギミックで前後に動きます。
ワイルドブラスト時には水平に倒すことができます。
首回りはパーツ数を少なくして、組み立ての障壁を下げているのに、複雑な造形になっているのがお見事!
胴体/足
胴体は正面に取り付けられているラジエーターのようなパーツがメカニカルで良い感じ
電池ボックスは、イージス艦などのミサイルハッチのようなデザインになっています。
電池は単3形アルカリ乾電池2本を使用。
足回りはパイプのディテールが多く、ゾイドらしい雰囲気。
パーツ数は少ないものの、旧ゾイドの「エレファンダー」や「セイスモサウルス」のように足を上げて歩くことができます。
胴体上部にはライダーが搭乗し、スイッチ周辺には武器パーツを取り付ける突起があります。
尻尾は3箇所が歩行と連動して動くようになっています。
ワイルドブラスト
ワイルドブラストは歩行と連動して発動します。
左右のハンマーボーンが前方に展開され、首と一体化した後に、地面に向けて振り降ろされます!
ワイルドブラストは自動で発動する「ワイルドライガー」や、迫力のすごい「ガブリゲーター」がありましたが、大型のモーターボックスを使用した「グラキオサウルス」の迫力は群を抜いています!特に自動で変形する様子はずっと見ていられますね!
まさしく一撃必殺の迫力です。
骨格形態
骨格形態は他のキットよりもだいぶ骨らしくて良い感じ。やはり首が長いことで影響していそうです。
骨格形態では「ハンマーボーン」を取り付けないため、背中の綺麗なラインがよくわかりますね。
アーマーパーツを並べるとこんな感じ
数は多いものの、大型のパーツなので、取り付けはそんなに大変ではありません。
しっかり取り付けることができるので、逆に取り外す時は破損させないように注意が必要かも。
ライダーやシールはこんな感じで、予備キャップは2つ付属します。
ゾイドワイルド初の大型ゾイドでしたが、組み立て易く、大型ならではの迫力のギミックはとても見応えがありました。
旧ゾイドでも、最初の大型ゾイドは竜脚下目(カミナリ竜)の「ウルトラザウルス」でしたが、やはり竜脚下目の大型キットはロマンがあって良いですね。
ゾイドワイルドは今後も大型キットの発売が予定されているようですが、発売はしばらくは先なので、しばらくの間は「グラキオサウルス」がゾイドワイルドシリーズのフラッグシップとして君臨しそうです。
組み立てと歩行の動画を作成しました。
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