スタッカート
製作者：キノさん
| ガイロス帝国にとって、ドラゴン型のゾイドは特別な存在である。 旧大戦においても「ギルベイダー」や「ガンギャラド」のような旧暗黒軍の最強ゾイドはドラゴン(ワイバーン)型であり、その機体がもたらした戦果はもはや言うまでもない。 また、旧暗黒軍、現ガイロス帝国の国旗に描かれているものドラゴンであり、これからもガイロスにとってドラゴン型ゾイドの絶対的な存在が確認できる。 そして、現在。ネオ・ゼネバス帝国が惑星の支配権を握っている。 その支配を脱するためにかつての宿敵へリック、そして東方大陸の異文化との同盟を結び本土防衛を強化したガイロス帝国はゼネバスへの反撃をするために、絶対的な存在力を持つドラゴン型ゾイドの製作を開始し、そして成功させた。 それがこの「スタッカート」である。 この機体の特徴は左右の翼に搭載されたプロペラと大型ミサイルポッドを積んでいることである。 プロペラとマグネッサーシステムにより安定したホバリングが可能になり、その安定した状態からミサイルポッドからミサイルを発射する。 そのミサイルは爆発せず、空中で破裂し、辺り一面に液体性の燃料を拡散させる。 この燃料はちょっとした砲撃はおろか、ゾイドの駆動系電圧でも引火するもので一回引火すると止めることは出来ず、周りの酸素を取り込んで、一気に燃え上がり、その圧力で地上に存在するもの全てを押し潰し、熱も全てを焼き払う。 熱線により全てを焼き払い、爆風は全てを吹き飛ばし、圧倒的な圧力は全てを押し潰す。 まさに「断音符」そのものの悪魔的破壊である。 しかし、その圧倒的な破壊を生むための燃料は翼やタンク、本体に搭載されており機動力を大幅に低下させていしまっていることも事実である。 空中戦の能力もとても低く、レイノスやグレイブクアマなどの純粋な飛行ゾイドはもちろん、ダブルソーダーやサイカーチスにですら撃墜されてしまう。 そのため、主な活動時間は夜間で、基地などの施設破壊を主な任務としている。 頭部：レドラーの頭を中心に製作。セバリオンのパーツを使って、顎を製作しました。 牙はディロフォースから拝借して、手動で開閉します。 上部アーマーはパテで整形して、緑のクリアパーツはレッドコマンドウルフのものを加工して接着しました。 コックピット内部には発光ダイオードを入れていて、歩行と連動で点灯します。 首：レドラー２機を使って、やや延長。レイノスのパーツをくっ付けて、ボリュームを出しています。 胴体：電動で歩行できるように、サイクスのモーター部を使用。ギアも追加して、翼のプロペラが連動で動くように加工しています。 アサルトユニットのミサイルポッドを展開するとスイッチがあり、それをＯＮにすると歩行と各連動ギミックが動き出します。 足：デススティとレイノスのパーツを使って、全体のバランスをとるために延長しました。 ツメはパテで鋭くして、そのアーマーの合わせ目もヤスリで消しました。 尻尾：首同様にレドラー２機を使って延長して、レイノスのパーツとアサルトユニットのウィングをくっ付けたものを接続。 アイアンコングのミサイルも接着しています 腰のウィングは無加工です。 翼：プラ板とパテ、各ジャンクパーツで製作。 プロペラは胴体から輪ゴムを通して、歩行と連動して回転するようにしました。(目立たないですが) 底面には穴埋めをしたシンカーのブースターを装着していて、そこに電池を入れています。 ミサイルも片翼に５つ搭載してみました。 私、初のゼンマイゾイド電動化でした。 スイッチ入れて、目を光らせながら、プロペラを回しながら、歩行する姿は圧巻です(ぉ 塗装も、ゾイド全体の強度もなかなかの出来で、私の作品なかでは１、２を争う出来です(爆 |