ゾイド格納庫 展示ルーム Ver.3 |
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☆3/12:随分遅れて、ですが。物語追加で。(汗) コマンダークラス近接格闘型「剛竜」(ごうりゅう) 全高約55mと、コマンダークラスの中では比較的小型な部類。 しかし肥大化した上半身とそのパワー、重装甲により高い戦闘能力を持つ。 格闘能力を突き詰め進化した結果かHmBLOXに近い形状を獲得しており、 コマンダークラスでありながら単騎決戦に秀でた竜として闘う者には驚異となる。 火器は殆ど有していないもののその豪腕こそを最大の武器としており、 高硬度の装甲に包まれ肩部ロケットブースターで加速される拳は、大抵の標的を容易く叩き潰す。 この竜に率いられるネストは、攻撃に特化した棘山竜や自爆攻撃を得意とする瞬竜を中心とし 全体的に凶暴な傾向が見られる為、戦闘時には特に警戒が必要となる。 〜第4話<Lost Memory, Lost Tec. =B=> 刃を振るう。突っ込んでくる下級の"竜"は次の瞬間真っ二つになり、背後で盛大な爆発を起こし霧散した。 「これで――何匹!?」数えるのもイチイチ面倒、という所…元より調査を目的としての派遣だったのだから、 此方の戦力は圧倒的に不足している……大規模なネストの前に部隊は数、という不利を見せつけられていた。 刹那の間に額の汗を拭い、再度「ブレイズ・クイーン」を構え尚させるユイラン。 ――…一瞬、押し迫る"竜"達が左右に割れた。 「……?」 疑問を差し挟むより尚早く。それが、ますます危険な状態の前兆だったのだと理解させられる。 傅くように動きを止めたソルジャー達の海を割り……現れたそれ、は。「コマンダー」。 …思わず。喘ぐように口にしてしまう。 「剛竜………っ」 「ですから、先輩〜これも持って行くんですってばっ」 「はぁ?そんな遣えないモンほっとけ!」 騎士団がネストを食い止めている間に。調査団の面々は「遺跡」からの待避に移っている。 自爆攻撃を敢行する瞬竜の爆発や棘山竜のミサイルによる震動が遺跡を揺らす… その都度つんのめるようになりながらも。助手の言葉を言下に切って捨てた白衣の女性。 「これ」。そう称された、のは…遺跡で見つかった珍妙な兵器だった。 BLOX。しかしそれは酷く旧式で。ヒトガタをすらしておらず。まして…コックピットが存在していなかった。 一刻も早く待避せねばならない以上…それを竜が"食らい"強化される可能性も有ったが… それでも。とっとと逃げ出す方が先決だと。その場の大抵の人間が考えていた。…助手を除いて。 「きっとあのHmBLOXに関係してると思うんですよ、コレ。二つで一つ、二人は何とか、みたいな。 技の一号力の二号、二人合わせてぶいすりゃーっとか」 「…お前の訳わからん例え話は聞き飽きた。っていうか、その根拠は何だ」 ………大凡三秒程間を置いて。助手が自信満々で答えた、それは。 「色がお揃いですっ!!!」 時間停止。たっぷり5秒か10秒そこら。気のせいか、外部からの爆音すらその瞬間だけは遠かった。 「――よし。此奴も置いていくぞ」 「先輩いいぃっ!?」 そりゃぁもう情け容赦なく誰もが彼女に背を向けた瞬間だった。爆音が一際盛大に響き遺跡の壁に穴が開く。 突き出された竜の顔。下級ソルジャーのようではあった、が…生身の調査団なぞ。数秒で殺される。 誰もが混乱に陥ろうとした、刹那……舌打ちをした彼女だけが再度、Uターンに移っていた。 「って先輩私を助けに!?あぁっ駄目ですよ私達女同士なんですから……」 「だあああっ!お前は黙れ!!」 助手を微妙にかわしつつ。彼女、が飛びついたのは――「役立たず」の筈のそのHmBLOX。 「先輩、何を……て、まさかっ!?」 「あぁ…そのまさかだよ、しゃーないだろ」 火を消した咥え煙草を吐き捨てて。コックピットへと躍り込む。 「お前達はとっとと下がれ――ソルジャークラスの一匹くらいなら、あたしでも何とか止められるだろ」 「っく、は……っ!!?」 期待を揺らす激しい衝撃。「剛竜」の拳を受けたサーミックアローがへし折れ宙に舞う。 …特別機ではあるが指揮や分析などを得意としているブレイズ・クイーンに取って、 この凶暴性と強力とで知られるコマンダーは最も相性の悪い相手と言えた。 連射する小型火器ではその重装甲を打ち破れず、拳は掠めただけでもごっそりと此方の装甲を削り取る。 「せめて。せめて――全員が撤退出来るまでの間……っ」 ユイランの視界が霞む。額から滴り落ちてきた脂汗のせいらしい…拭う間、が与えられない。 部下達は他の竜と戦い続けている。調査団の撤退は今だ完了していない。 コマンダー……この相手だけは。なんとしても、自分が引きつけておかなくてはならないのだ。 「でも――」考えてしまう。此処にラティスがアランが、エグゼムスが居れば。 …………「彼」が。「Jack」の彼が今も尚居てくれたのなら――――「!?」 操縦桿から、力の入らなくなりつつあった指先が滑る。機体の動きが一瞬乱れる。 間髪入れずに引き絞られた「剛竜」の拳。一撃必殺のそれが今、正に放たれ―――― 轟音。爆発。 ” !? ” 一瞬誰もが動きを止めた。剛竜でさえも。それは……「ソレ」は遺跡から現れたのだ。 サファイアの如く煌めく碧に全身を包み――獅子を抱いたその、「騎士」は。 〜第4話<Lost Memory, Lost Tec. =B=>→NEXT. 私的分析の結果で作った異形、畸形。ですがー。 改めて見ると「竜」として異形ではあれ「人」っぽい、というのは問題やもな。(かくん) イメージとしては対HmBLOXに特化した竜という感覚でしょうか。 そして案の定目はありません。口内のリングキャップは、口を開きっぱなしにして固定する為だけの物という事で …一応目立たない黒を選んだのに、画像だと見えてしまっているのが残念な。(駄目) ネーミングは私的バイブルの一つである漫画から、でした。 |
【オート馬人・兄】 | 2005/02/09 23:38:36 | ||||
いやはや、ナイス分析ですよYUKIさん。これです。こんな敵を待っていましたよ! 正面からの重厚なフォルムに対する背面のシャープなカッコよさにも驚きです。 4枚目の写真素敵。と言うか姿勢や重量バランス的に自立し辛そうにも見える…様な気もするけども、その姿勢、そのバランスが好き。 単騎決戦…良いですねぇ。ネストの編成も強烈…。これは手強いわ(苦笑) ストーリーも期待させて頂きマス。 | |||||
【ハサミ揚げ】 | 2005/02/11 19:56:50 | ||||
メタルゲラス!? これは結構似てるかも。別に関係ないから良いけど 相変わらずディアントラーの脚部の使い方がうまいですね 竜にも人っぽいのがいるのは面白いかも。個人的には足を短くしてゴリラっぽく見えても良かったかも | |||||
【ドラゴン型好き】 | 2005/02/11 21:31:22 | ||||
ま、マッチョだ、マッチョ!! ガッシリとした上半身、一変してスマートな下半身のアンバランスさが、 また見事なスパルタンを演出していていい感じ。 相変わらず見事な鹿ントラー使い(?)で作られた腕も、 パワー有り余ってるゾ、 みたいな? なんだかドラミング(ゴリラが胸を腕で叩くヤツ)が非常に似合いそうな見かけですな。 気にしている口のリングキャップ、下級の 竜 には目がない、という意見をお持ちでしょうが、 いっそのこと、赤いリングキャップに変更して、口内にある一つ目、みたいにしてみるのも、 異形っぷりに拍車をかけるのでは? サイクロップス。 みたいな? 追加されるバトストにも期待! | |||||
マリ君 | 2005/02/11 23:25:34 | ||||
カ ッ コ イ イ ! こういうマッチョな機体は大好きです。 特に、手の構造に惚れ惚れ。 メカらしい感じが凄くツボにはまりました。 ブロックを意地でも隠しているあたりも素敵です。 かなりゾイドらしいかと。 頭部の構造にも驚きです。 デスレイの頭部にこういう使い道があったとは; 後、下級の竜にも目が有ってもいいと思いますよ。 自分の塔竜も目がありますし。 目を付けるか否かは、個人の自由でしょうけど。 良い物見させていただきました。バトストも 下に同じく期待しております。というか、 嫌でもさせていただきますのd(殴 それでは次回作もバトスト同様期待させて頂きます。 | |||||
YUKI | 2005/02/12 21:14:28 | ||||
コメント有り難う御座いますーっ。 >オート馬人・兄様 前に装甲過多、というのは。有る意味こういう敵のお約束という事で。 実際バランスは非常に危うかったりなのですが。 爪先とプラズマレールガンと、更に尻尾。この5点で辛うじて支えているのです。 ネストの構成。やっぱり指揮官に影響されるのではと思いつつ、早速使わせて頂いたのでした。 >ハサミ揚げ様 ……はっ。そういえば確かに犀っぽくもある!?(ががんっ) いや、格好良いので良いのです、ミラーモンスター。 ディアントラーは色が色なので、こういう場合には非常に使いやすいのかもなです。 脚を短く…うむむ確かに。太く短くしていればもっと安定出来たかしらん。(’’:) >ドラゴン型好き様 マッチョ全開なのは、月末発売された某ミクロい方の影響だったりな。 あぁいったイメージで、上半身のみのゴツさを目指したのでした。 鹿の脚ー…ジョイントが少ないってトコのみが問題ですが。 長くデカい物を作るには便利なのです。 >マリ君様 手。っていうか、パンチ。グローブっぽいのでしょうか。ボクシング。 ゾイドらしさ、というよりはやはりキメラらしさを目指していたりなのです。 頭部はオート馬人様の棘山竜に対抗した形でしょうか。 あのワイツ頭に、そういえばと思いつかされてしまった故にな。 >纏めて、目について。 「目がないor奇っ怪な位置に有る」ってのは、あくまで私なりの判断で。 勿論、普通に有ったりしても大丈夫なのではと思うのです。 私もマリ君様と同じく「竜=異形」なイメージを持っておりますので… その最たる所の一つとして、人格を想起させる「顔の造形」を崩す事を選んだ、と。 ……で。「口内の目」にするって。最初考えましたとも。 でもそうしたら(略)様のキュクロプスと被るんですものーっ!!(泣いた) >バトスト ちょっと順序変更で別の前後編をお送りしますので。暫し後になるのでした。(かくん) | |||||
(略) | 2005/02/17 20:56:16 | ||||
胸装甲のつけ方が非常に興味深いですな。そんなんありかよ!?とw 背部写真の情報密度は圧巻です。ボクシンググローブのごとき腕部も面白いです。 格闘戦に向いている、という設定が一目で分かる作りは流石、と言うしか有りませんな。バトスト楽しみにしています。 | |||||
YUKI | 2005/02/19 16:20:08 | ||||
(略)様にコメント感謝の花束を。(ぶわぁ) 胸。実は胴体ブロックは軽量化の為一列なので、の苦肉の策だったりですが。 これが上手くいって居たのなら幸いな…構造上左右に開けるので、 主砲なり何なり仕込んでおけば面白かったのやもなのですが。 イメージは取り敢えずアクロイヤーの某氏と、 「伊達や酔狂でこんな頭を〜」な。格闘戦は大好きなのでした。 背後の部品の多さは、正面がフラットになってしまう事に対して、という事で。 | |||||