ゾイド格納庫 展示ルーム Ver.3 |
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ザハァク(上級悪魔型) アレス達が駐屯しているハルパリュケ要塞の指揮官、ガル・ガーラントの乗機 ロードゲイルのカスタム機であるが手を加えていない所はレーダー類のみでボディフレームから装甲、OSまですべて彼用にカスタマイズされている。そのせいか、通常コアであるのもかかわらずインフェルノコアのゾイドと互角で渡り合える。飛行機能と火器は失われており、かわりに絶大的なパワーを持っている。武装も腕のデストラクションクローのみとなっている。重型の弱点であるスピードは肩部のブースターにより補っている 不意打ちなどに使える高速で胴体を伸ばす機能がついている。うまく使えば空中戦もこなすことができる 9章:漆黒の牙(ebony fang ) 「アレス〜♪、ソレちょうだいっ!」 「・・・・やだ」 「いいから〜、よこしなさいって!」 エリスが無理矢理アレスの皿をひったくる 「うわっ、こらっやめろ。返せ!」 「返してほしかったらとってみなさ〜い」 「相変わらず、仲がいいね。君たちは」 ジムがパンを持って立っている。どうやら1部始終見ていたようだ。 「どこが!」 2人は声を合わせて言う。 「おいおい、それじゃこの間と一緒ですよ」 「あ・・・・・・、ふんっ!」 同時にそっぽを向く二人 「と、そう言えば二人とも聞いていますか。明後日あたりに遠征中だったここの指揮官が帰ってくるらしいですよ。私たちは居候みたいなものですから挨拶をした方がいいんじゃなですか」 「あっ、私も知ってますよ。ここの指揮官、通称漆黒の牙って呼ばれてるんですってね。いですね〜。あたしもかっこいい二つ名がほしいですよー」 「しかし遠征って何で?」 いつの間にか新しい皿を持ってきているアレスが言った。 「なんでも本部に呼び出しをくらったそうですよ。しかし有能な人がこんな辺境の地にくるのもだめですよ。どうせ自分の地位が危ないと思った上層部の人が左遷させたんでしょうね」 ジムがまじめに話している最中、アレスの皿に気づいたエリスが彼を追いかけ回していた。 「・・・・・聞いてない」 数日後 「ア〜レ〜ス〜、それちょーだーい!」 「いつも同じパターンで頼んでくるのやめろ」 「何よー、じゃ言い方変えたらくれるの」 「やらない」 いつものように駆け回る二人。それを楽しそうに見るジム。そこに 「いや〜〜。帰ってきたぜー。ひっさびさの食堂だーーっ!」 何か非常に妙な人物がはいってきた。結構若い方だろうか。おそらくアレス達より少しだけ上くらい。みんなが軍服を着ている中で、一人だけ黒いコートを羽織っている。そしてアレスの方を振り向いて 「あぁ、そこの君。食事中の所悪いんだけどね。今ここに来ているって言う黒き救世主と白き戦友のパイロットを呼び出してくれるかな」 いきなりはいってきて、命令してくる。ますます謎だ。 「俺です。俺がアムドゥシアスのパイロットのアレス・テルクシア中尉です。それと」 「あたしがサハリエルのパイロット、エリス・ヴァルハラ中尉でーす」 それを聞くと少し驚いた表情をした。しかし 「そうか。あぁ、探す手間が省けたよ。では私も自己紹介をしようか。このハルパリュケ要塞の指揮官、ガル・ガーラント中佐だ」 「えぇーーーーーー」 やはり同時に叫んだ。ジムも声には出していないが驚いた表情をしている。声に反応したのか一人の兵士が振り向いた。 「お前らうるさいぞ。静かにしろ!。あれっ、中佐帰ってたんですか?」 「おうっ、今帰ったぞ!」 その声にたくさんの人が振り向く。慕われてはいるようだがその話には威厳が全くない。まるで同僚と話をしているかのようだった。 「あれが指揮官?、信じられない!」 エリスは本当に驚いている様子だった。アレスも十二分に驚いている。 「では遅れながら我がハルパルリュケ要塞基地は君たちを歓迎しよう。ここを自分の家だと思ってくつろいでくれ。まぁ言うまでもなくあれだけ叫んでいるのだ。そのつもりだろう」 自分が叫ばしたという自覚はないようだ。 「それと、そこに立っている若い子は誰だい?。あんな子の話は聞いていないが。君たちの連れかい?」 ジムを指さして言う。彼が来たのは最近だから情報が行き届いていないのだろう。 「私はジム・リスパンサブルです。元大学助教授です。軍に所属しているわけではないですが訳あってここにいます」 さすがにイミテーションコアのことは言えなかったのか、少しためらった様子であった。しかし 「ジム・・・・・どこかで聞いたことがあるなぁ。どこだったかな・・・・・。まぁいいや。ジム君、君も歓迎するよ。その用事が済むまでどうぞゆっくりしていってくれ」 はっと思いアレスは言った。 「そう言えば何で遠征をしていたのですか?」 「ん、あーそれに関しては後々会議のときに話すとするよ。現在の状況もその時に聞かしてくれ」 すごい性格だ。この場にいた全員が思ったろう。いつの間にか飯を食べ終わっているガルが言った。 「では早速模擬戦闘場に行こうか」 「えっ・・・・」 突然のセリフにまたもや驚いた。 「君たちの実力が知りたい。新開発のゾイドっていうのにも興味がある。それに1度拳を交えれば自然とうち解けるものさ」 めちゃくちゃなことを言いながら食堂から出ようとする。その間際。 「とくにアレス君。君とはとくにやりたいな。良ければ教えてくれないかい。君がそんな悲しい眼をしている理由を。何か悪いものでも見たのかい?、そんなときは思いっきり動け!。気分が晴れるぞ」 その言葉はアレスの胸に刺さった。忘れたかった町が全滅したことを思い出したのだ。 「・・・・・・・・・」 エリスは心配そうにアレスを見る。 「・・・・・ふーん。よしっ!行くぞー!!」 察したのかガルは強引に3人の手をひぱって行った。 「では、始めるぞ。あくまで親睦を深めるための練習試合だが火器は実弾使用だから気をつけろよ」 「中佐こそ。その機体火器を一つも持ってないじゃないですか」 練習場に2体の黒い機体が向き合う。1体はアムドゥシアス。もう1体はロードゲイルのカスタム機であろうザハァクという名の巨大な爪を持つ機体だった。 「行くぞ!」 ガルの駆るザハァクは駆けだした。重装型にしては意外と早い。アムドゥシアスは肩のマグナムバーニアを撃つ。しかしなかなか当たらない。近くに来たザハァクが爪を振りかざす。その瞬間にアムドゥシアスは飛び立つ。爪はむなしく空を切っただけだった。 「中佐。その機体では飛べないでしょう。火器もないのにどうやって倒すんですか?」 「さて、どうやってやろうかな」 にらみ合う2体。そのころ観覧席ではエリスとジムが戦いの様子を見ていた。 「インフェルノコアを持つゾイドと帝国屈指のエースパイロットの対決ですか。興味深いですね」 「しかしあの人すごいですね」 「確かにあの操縦技術はすごいですね。アレス君の戦闘記録は見たときは並以上だと思ったんですが。彼はそれを軽々と・・・」 「確かにそっちもすごいんですけど。あたしが言っているのはアレスの心を読んだことですよ。私たち、あのことについて何か話しましたっけ?」 「・・・・彼もアレス君と似たような境遇にあったことがあるそうです」 「えっ」 2体のゾイドはにらみ合ったままだ。 「それってどういうことですか?」 「ちょっと彼の部下の方に聞いたんですけどね。昔の話です。彼がまだ新人だったとき、ある部隊に所属して町を守っていたんです。そんなときに共和国の奇襲にあっったそうです。抵抗したそうですが部隊は彼ともう一人を残して全滅。町の住民も全員殺されて壊滅したそうです」 「そんなことが・・・・・」 にらみ合ったまま静止しただけの状態から変化があった。ザハァクがブーストをふかし跳んできた。空中では動きようがない。目前まで迫ったときにアムドゥシアスのマグナムバーニアが再び火を噴いた。しかしその瞬間、ザハァクはブーストを上に向け急降下。アムドゥシアスの攻撃を回避した。 「ん〜、不意打ちのつもりだったんだが。やるもんだな」 「甘いですよ。どうしました。それで手は尽きましたか?」 「まさかっ。まだまだ行くぜ!」 再びジャンプをする。それを撃ち返すアムドゥシアス。そんな動作が延々と続く。 「くそっ、何で当たらないんだ」 アレスが叫ぶ。それでも当たらない。そして次にジャンプしたときに変化が起こった。 「!エネルギー切れ!。くそっ」 「ふふふ!、万策尽きたかいアレス君。では決めさせてもらうよ」 ザハァクが突っ込んでくる。 「負けるかぁー!。くらえ!クローセルフィンガー!」 アムドゥシアスの手にエネルギーが溜まる。 「来るなら来い。相手になってやる!」 2体の機体の拳がぶつかった。いやぶつかる寸前。ザハァクは何と胴体を伸ばしクローセルフィンガーの上を通ってアムドゥシアスの頭をつかんだ。 「奥の手は最後までとっておくものだろう。勝負あったな」 「・・・・負けましたよ。中佐・・・・・・」 その日の晩、アレス達は食堂にいた。エリスはまたアレスに食べ物をねだっている。いつもどおりの食堂に再びあの男が来た 「ようよう、アレス君、エリス君、ジム君。相変わらずそこの二人は仲がいいねー」 「どこが!」 またまた声をそろえて言う。ジムが笑っていった。 「そう言うところがだよ。自覚がないのかい?」 「そんなに仲がよさそうに見えるのかな?」 エリスがいう 「そんなの知るか」 「おっ、いいねー。眼がいい色しているよ。吹っ切れたかい?」 「えぇ、おかげさまで。次にあったときは絶対倒します」 「おうおう、元気があっていいね。んじゃ、お礼と言うことでこれでももらおうかな」 そう言ってアレスのもっている皿を取っていく」 「あっ、俺の」 「まぁまぁ、気にしない気にしない」 アレスはため息をつく。 「こらこら、元気だせ。へこんでちゃ俺の部下らしくない」 「はぁ?」 これにはエリスも不思議がる。 「ちょっと待ってください中佐。私たちは破壊者を追ってここまで来たんですよ」 「いや、だからさ、それがれっきとした独立部隊として認定されたんだって。でその部隊長に俺が選ばれたって訳。ちなみに拠点としてここ使うことにしてるから」 突然のことのまた驚く。そう言えば彼が帰ってきたときに二人が来たことを知っていた。ジムが口を開いた。 「じゃあ、この間の遠征は・・・」 「うん。このことについてだよ。研究内容を隠蔽していた研究所にいたジム君」 このセリフにはジムは驚いた。 「いつから・・・・」 「アレス君との戦いが終わってから思い出したんだよ。おそらく君がここに来たのはその研究所から出てきたという謎のゾイドのことについてだろう」 つくづくすごい人だ。 「そうだ。良ければ君も入らないかい?」 「私がですか?」 「そう、それに一緒に動いた方が君が追っているゾイドとあえるかも知れないよ?」 「そうじゃなくて。私はその怪しい研究所にいたんですよ。軍法会議ものですよ」 「べつにそんな過ぎたことは気にするなよ。ようはそれをどのように解決するかだろう。背負ったままだと苦しいだけだぞ」 「・・・・・いいでしょう。私も入りますよ」 その言葉を聞いてガルはほほえんだ。 「よしっみんな。今日は良い日だ。頼もしい仲間が3人も増えたぞ。今日はパーティーだ!」 「おぉーーー」 どんちゃん騒ぎ出す。歌う者もいれば踊る者もいる。その様子を壁際でアレスとエリスは見ていた。 「なぁ」 「何?」 「ここは楽しいな・・・辛いことを忘れさせてくれる」 「・・・・・うん」 夜は過ぎる バトスト長かった。勝手に重要な話にしてしまったことをお詫び申し上げます。しかも意味不明だ。それと気づいた人はいないと思いますがガルは過去に私の作品のバトストに出てきたキャラクターです。そのことも少し本編に出しております 設定ではロードのカスタム機ですが似ているのは見た目だけです。いや見た目も似てないかも。とりあえず言葉だけです パイロットのプロフィールを書いたので追加をお願いします ガル・ガーラント(男)年齢:29 階級:中佐 ゼネバスの中でも5本の指にはいるほどのパイロット 基本的にまじめだが堅苦しいところが無くむしろ明るい。面倒な仕事も何やかんやいいながらちゃんとする 過去に町を護衛していたときに共和国に襲われ部隊と町が壊滅したことがあリ、そのことを思い出すのかときどき物思いにふけることがある また、その所為で戦争は早く終わればいいと思っている。ちなみに今までいなかったのは本部にまで遠征していたからである 搭乗機はザハァク |
江戸川次男 | 2004/11/22 23:13:34 | ||||
おおっ。ついにハサミ揚げさん流紅黒登場っすね。 ロードのカスタムっすか。救世主もロードですし、出来損ないもロードがベース、戦友もセイントなので(記述があったか?)これでロードが4体目。最多出演賞をロードゲイルに。 ぱっと見たとき爪が印象に残りました。あれで敵を引き裂いているところを想像してます。救世主とかぶっているはずなのにそういう印象全くなし。はっきり言ってかっこいいです。設定やらが乗ったときまたコメントさせていただきます。 イミテーションとアナザーの間っていうとハルパリュケ要塞に着いてからハーメニーが滅びるまでの間って事っすよね。すると、ハーメニー襲撃時や、私のキャラ、ジム君が現れたときに何でこいつがいないって事になっちゃうかも・・・なんて考えちゃってますが、僕のバトストは矛盾が多いと思うので気にしないでください。できればハーメニー襲撃時や、ジム登場時はどこか別のところに行っていたと言うことでお願いしたいのですが。(てか、許可申請は俺に対して? 絶対違うような) | |||||
江戸川次男 | 2004/11/23 15:39:38 | ||||
連続コメント申し訳ございません。 バトスト、すごいっすね。 5本の指に入る部隊長。設定もなんか隊長向きな感じで。29って事はあと少しでおじんの仲間入r(殴 私のジムを仲間に入れていただいてありがとうございます。 いつかこれと僕のどれかを戦わせていいですか? ある程度損傷ありで。どっちが勝つかは未定ですが。 誠に恐縮ながら、トゥトゥルソムのバトストを8章としてしまったので、こちらのを9章に変更してください。お願いします。 | |||||
マリ君 | 2004/11/23 16:47:43 | ||||
ぉぉ。これがザハァク。 相変わらず、金属感があって良い感じです。 特に驚いたのが、体が伸び縮みする事ですね。 バトストも、かなり良いです。 戦闘中の表現が特に。楽しませていただきました。 重要な話にしてしまったとの事ですが、 お詫びなんていらないですよ。むしろ嬉しいですし。 自分は、現在ネタ切れで、 バトストのアイデアが浮かばないので・・。 遠慮なく本編に入れちゃってください。 それと、登場人物、追加しておきましたよ。 後、ガルさん、あの凱龍輝を小型BLOXで 倒した英雄ですよね?w(探したら出てきました。) >江戸川次男さん 後もう一機ゲイルタイプが増えると思いますよ。 まだ製作中との事ですので分からないですが。 誰が作っているかとかは、失礼ですので、 あえて書きませんw | |||||
【ハサミ揚げ】 | 2004/11/23 16:47:46 | ||||
コメントありがとうございます。この通称漆黒の牙をかっこいいといってくれてありがとうございます。たしかにロードゲイルタイプ多いですね えぇ、もう彼はおじんですよ。もうすぐ三十路だというのに元気な人です 損傷ですか?いいですよ。むしろ大歓迎ですよ。よろしくお願いします | |||||
【ハサミ揚げ】 | 2004/11/23 16:58:08 | ||||
とマリ君からも返信が 伸び縮みギミックは結構大変でした。かっこよさはマリ君の救世主や戦友には及びませんよ バトストもお褒めいただきありがとうございます 過去のガルを見ましたか。まさに彼です。今は明るく振る舞ってますがそのことでまだ苦悩しているのです。いずれ親友のウィルソン(37)も出そうと思っていますので ゲイルタイプまだ増えますか。楽しみですね! ガルもいずれ乗り換える予定なのでその時はよろしくお願いします | |||||
【光輝】 | 2004/11/23 18:21:58 | ||||
うーん…格好いいですねぇ。 でかい爪、長い腕、それとは不釣合いな脚というこのスタイル。好きです(何 伸びる胴体も斬新なアイデアだと思いますよ! 肩部分のがっしり感もまた…。 独立部隊ですか。レッドインペリアルも一員にさせてもらいますよ(強制かよ | |||||