ゾイド格納庫 展示ルーム Ver.3

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ナイトシックル
ナイトシックル
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投稿者
朱美
分類チェンジマイズブロックス
シリーズアイと黒い龍
投稿日2004/11/09 21:33:49
最終更新2004/11/10 17:31:09
閲覧数3322
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コメント
どうも朱美です
二つ目の改造作品『ナイトシックル』です
改造といってもただ色変え+αといった程度の簡単なものです
過武装なのは好かないので武器の追加は足のブレードのみでとどまりましたが・・・だからと言っても、もう少し捻れって話です・・・
しかも、消音フットのモールドもやってないです

・・・手抜き?

えーと、でもまとまりのあるフォルムは気に入ってます、ブロックからジョイントまで徹底して黒にこだわったので

てなわけで、設定とか↓


レオブレイズ発展機

『ナイトシックル』

ライオン型


主要装備

ザンブレード 1

高出力エネルギーブレード 2

小型Eシールド 1

イオンブースター 1

消音フット 4


夜、視界が利かない中での隠密行動の為にカスタマイズされたレオブレイズ
徹底的に反射を抑えられたブラックの装甲は、夜の闇に溶けるように同化、余計な火器を一切搭載しないシンプルな武装は、ほとんど無音に近い攻撃を可能にし
ストライクレーザークローが使用不可能になった代わりに取り付けられた消音機で、闇の中を音も無く走り、ブレードの一撃で音も無く敵の急所を仕留める戦法を得意としている
その分、直接的な戦闘力は高くないが
闇と静寂、この二つの武器さえあれば、『ナイトシックル』は、ほぼ無敵の、見えない暗殺者として、敵を震え上がらせる存在となりうる
実際、戦争時において、マリアの駆るナイトシックルが敵部隊に居るという噂が流れただけで、ゼネバスのゲリラ部隊が全員目の下に隈をこしらえたと言うのだから、この期待が実践においても重要な位置を占めていたということが伺えるであろう


アイと黒い龍 『犬』

氷河が削った大きな谷
切り立った崖に囲まれ、自然の要塞に守られた小さな町があった
へリック共和国の最北端に位置し、肥沃な土や水があるわけでもないそこは
古来より戦争の標的にされることもなく、人が増えることもなく、細々と小さな町が、旧大戦以前より存在していた
・・・しかし、昔から続いてきた貧しくも平和な日々が、ついに打ち破られるときが来る
大陸での戦いが終結した後、この谷にやってきた『ゼネバス軍の残党』などと名乗るテロリスト達が、大型ゾイドによる武力を見せ付けてこの町を蹂躙、月に一度町から食べ物を奪いにやってくるばかりか、近隣の地形を破壊するなど、討伐軍が攻めあぐねているのをいいことに、好き放題に破壊活動までやり始めたのだ

事態を重く見たゼネバス、へリック共同の討伐隊は、隠密活動に特化した十五人からなる決死隊を編成、黒いレオブレイズ『ナイトシックル』を駆るマリア少尉を筆頭に、夜間の奇襲戦を計画した
勝つか負けるか、負ければ恐らく討伐隊は、軍部への援軍を頼むことになる
そうなれば、町の奪還作戦は大幅に遅れるであろう、恐らく、もう手遅れになるくらいまで
そんな、町の命運と討伐隊の威信をかけた戦いを始めようとしている最中
ギラリと輝く目が四つ、切り立った谷の上にある仮本部を、さらに上空から、静かに見下ろしていた
周囲に流した妨害電波のお陰で、誰にも捕捉されないような状況の中で

それから一日経った、午前零時
綿密に練られた計画の下、決死隊は行動を開始した
谷を静かに下りたゴルヘックスがジャミング電波を流し、テロリスト達のレーダーを無効化
さらに援護射撃のため、熱探知レーダーと暗視スコープ、バスターキャノンを装備したカノントータスが二機、バスターの有効射程距離ぎりぎりに配置された
それを確認してから、マリア率いる隠密高速ゾイド隊十余機が、音もなく暗闇に紛れ、谷を駆け下り始めた

作戦は、ほとんど成功だった

完全に寝首をかかれた状態のテロリスト達は、ゾイドに乗り込む暇もなく、次々と捕縛、あるいは殺害されていった
決死隊は、一人の死者も出すことなく、任務を終えた・・・かに見えた
暗闇から、セイバータイガーが顔を出すまでは
奥に隠れていた、恐らく頭目か何かだろう男は、辛くも奇襲を逃れ、自らの大型ゾイドで反撃に出たのだ
こうなってしまうと、隠密性と速さを重視された、中、小型ゾイドの部隊は完全に分が悪い
じりじりと後退を始めるマリア等決死隊、そのうち、一番後ろにいたレオブレイズとヘルキャットが、暗闇から飛び出したアイアンコングに叩き潰された
大型が二体、こうなると、もう決死隊に勝ち目はない
決死隊は、退路に立ちふさがったセイバータイガーに一斉に飛びかかり、一撃を食らわすと、そのままの勢いで逃げ出す
マリアのレオブレイズの放った一撃が、セイバータイガーの首のパイプを叩き切って行動不能にしたが、代わりに決死隊のほとんどが、逃げ切ること叶わず、後ろからアイアンコングのミサイルで貫かれ、散る

暗い、谷の底に響く、部下達の断末魔

響き渡る声に、一機だけ逃げ切れる位置にいた黒いレオブレイズの歩みが、ひたと止まった

こちらゴルヘックス部隊!妨害電波のせいで狙撃が・・・

ざっ!

マリアは無線機のスイッチを叩いて切り、コングを見据える

すかさず、こぶしを振り上げるアイアンコング
その巨大な拳を、マリアが咆哮と共に叩き割った
代わりに吹き飛ぶレオブレイズの右前足
突然の反撃にあせり、振り払うコングの左腕に、レオブレイズが死に物狂いで食いついく
コングは何とか引き剥がそうともがくが、叩きつけてもミサイルを食らわしても、一向に牙が離れる様子はない
すでにスクラップ同然と化したレオブレイズの中から、マリアの叫びが響いた

「貴様の顎を食いちぎるためなら・・・もはや死のうとかまうものか!」

暗い谷底に響き渡る声
応える者も、その必要もない言葉に

月の光をふさぐように暗い夜空に浮かぶ、夜より暗い何かの影が、応える

『そのような者の為に死ぬか、馬鹿馬鹿しい』

ずどん!

声と共に、夜空から舞い降りた黒い龍の槍が、電光石火、叫び声を上げることすら許さず、コングとそのパイロットを、一撃でぶち抜いた
未だコングの腕を放さないマリアの目の前で、黒い龍から炸裂した金色の光が、コングを、そしてマリアをも瞬時に包み込んでいく・・・

谷の底、月の光しか届かぬ闇の中、マリアは一人、横たわっていた
軽くではあるが、荷粒子ビーム砲のとばっちりを受けたマリアのレオブレイズは、いまや見る影もない
それでもマリアは、五体満足で、そこに居た
不意に、今まで見えていた月の光が遮られる
薄く浮かんだ人影で、それは人間が目の前に立ったからだと解った

小柄な、影だった

「・・・あなたは?」

朦朧とした意識の中で、マリアは、その影に問う

『・・・さあね、軍の犬に名乗る名前はない』

憮然として応える影に、マリアは少し、腹が立った

「・・・犬、か」

影の形が変わる、横を向いたのだ、と、マリアはふと思った
月明かりに照らされて、一瞬、影の顔が浮かび上がるようにして、見える
性格のきつそうな女性、マリアがどこかで見たことのある顔だ

『そうだ、何かのために命をかけたがる奴は、大体、何かに取り付かれてる
猿回しの猿か、飼い慣らされた犬コロか・・・』

どこかさびしげに言う影の言葉
マリアは気に入らなかったが、不思議に、筋が通っていた

「・・・犬と呼ばれてもかまうものか、私の望みは、ただ、あのような奴等の顎を食いちぎることのみ」

マリアの口から勝手に言葉が滑り出る
もうほとんど意識がないからかもしれない
その言葉を聞いて、影が、一瞬微笑んだように、マリアには見えた

『なるほど・・・噛みつく牙は、まだ残っているわけか』

言葉の意味が、そのときのマリアには理解できず
ただ、深い夜に溶けるように
マリアの意識は、闇の奥深くへと、沈んで行った

マリアが気が付いたとき、彼女は、救出部隊に運び出される途中だった
壊れたゾイドたちが、目に入る
しかしその中に、黒い龍の姿はなかった

「夢だったのか・・・?」

いや

担架に載せられて、運ばれている最中、壊れたゾイドのコックピットに、一瞬、自分の顔が映る

性格のきつそうな女性の顔

「ああ、これだったのか」

小さな、とても小さなマリアのつぶやきは、今度こそ誰にも聞こえることはなく
誰も、応えることはなかったのだった



【光輝】2004/11/10 17:31:09

………レベルが違う(汗
作品もバトストもやはりレベルが違いますね(・・;
シンプルながら格好いい改造、バトストも最後の終わり方、文の書き方などが非常に見習わなくてはならない部分かと!
…自分もがんばらねば…。

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