ゾイド格納庫 展示ルーム Ver.3 |
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| ＺＡＣ２２ＸＸ年 長きに渡る停滞という名の平和。安寧と倦怠の中、人々は渇望した。闘争の焔を、血と骨と鋼鉄の軋みを、新たな狂気を。 当初、ゾイド企業の自社技術のアピールを目的として行われた、言わばゾイドショーの延長として行われた人型ゾイドの開発と発表。しかし、いつしかそれは二大企業ゾイド企業の開発競争により熾烈な物へと移行していく。やがてソレはＨｕｍａｎｏｉｄ ＢＬＯＸと呼称される人型ゾイドを用いた、過激なゾイド競技「Ｈｍパンクラチオン」へと変貌していくのだった。人々の渇望した狂気の到来である…。 Ｈｍパンクラチオン。それはカテゴリーS、カテゴリーM、カテゴリーL（無差別級）から成り、その戦力比は１：５：２０とされる。 当機は大陸極東部に身を置くゾイド企業「SlopeBook社」が開発したカテゴリーS級ゾイド「九九式」である。機体を軽量、コンパクトに抑える事を第一に設計を行っているために通常のカテゴリーS内でも防御能力面では劣るものの、加速、瞬発力は群を抜いており全身に装備した光学迷彩は使用時間こそ限定されるが、軽快なフットワークと光学迷彩の併用は後に幾多の対戦機を苦しめる事となる。また「九九式」はその設計上、フレーム構成を極力シンプルに抑えているため対戦機の特性に合わせて、戦闘前、戦闘中を問わず装備の換装、フレームチューニング等を行うことが可能であり相手に合わせ柔軟な運用が可能である。 この極東の無名企業製の機体が第五回「Ｈｍパンクラチオン」王者決定戦で注目を集めるのには幾つかの理由がある。第一に「九九式」のエントリーが無差別級”カテゴリーL”であるという事である。その実力差、定説では１：２０は有ると言われる。この無謀なエントリーを「SlopeBook社」の売名行為だと非難する者もいるが彼らを黙らせるのが第二の理由である。「Ｈｍパンクラチオン」王者決定戦への参加権利を賭けて行われる各地予選。「九九式」は東部予選大会において「カテゴリーL 」にて参加。結果は前代未聞の被弾率０％、東部予選２位での王者決定戦参加権利獲得である。吹けば飛ぶような小型の機体に加え対戦機は何れも自身の３倍以上の質量、出力、火力を備えており、対戦パイロットは口を揃えて一撃で消し飛ぶであろうこの機体を「SlopeBookの九九式棺桶」と皮肉ったが、結果は唯の１発の弾丸も命中させる事は叶わず散って行ったいう。 軽量シンプルな機体特性を最大限に生かし、障害物（市街地戦ではカテゴリーLさえも手玉に取る）とLクラスにとっては驚異的な瞬発力、跳躍力を利用した芸術的な空中殺法はこれまでの、１：２０という彼我の実力差を根底から覆すモノであり、対大型機を意識した既存の「カテゴリーL 」の大抵の武装を無力化する低い体長はまさしく「Ｈｍパンクラチオン」の盲点を突く戦術であった。 この「Ｈｍパンクラチオン」カテゴリーL史上、最軽量の挑戦者が今大会に何らかの風を吹き込むのは明白であろう。 なお「九九式」には軍事兵器並みの高度な偵察、アンチジャミングシステムが実装されてるとされ、また「SlopeBook社」は絶えず黒い噂の付き纏う企業である。一説には私兵同然の子飼いの傭兵や、闇の世界での確固たる権力を持つとも言われる。未確認では有るが「九九式」の戦闘には常に高度な偽装と光学迷彩を使用した１個小隊規模の「九九式」部隊が潜伏しており、東部予選におい乱入した謎の高性能機「陽炎の歌姫」と交戦したと言われる（高度なジャミングの為、映像資料は残っていないものの一対多数に対し高い殲滅能力を持つ歌姫の前に小隊は壊滅寸前の打撃を蒙ったという。この一見、原因不明の事故の混乱の為、暫定２位となった） この様な非公然証言から推測するに「SlopeBook社」の「Ｈｍパンクラチオン」参加の真の目的は高性能機の前に現れる一連の正体不明の超高性能機のデータ収集、或いは捕獲であるとされる（カテゴリーL参加も高性能機を狙う彼女等の出現率の高さの為と考察）。高度な装備も前回の徹を踏まぬ為だと思われる。 パンクラチオンに書類上、パイロットとして登録されているのが「トミー＝ドゥー」なる人物である。これは西方大陸戦争時、損傷の激しい共和国軍の身元不明戦死者に便宜上つけられた名前の一つであり、この名が容易に偽名であると解る。また、この人物の操縦は他のパンクラチオンの参加選手とは明らかに異質なものであり、恐らく闇の世界を生きてきた腕利きの傭兵であると思われる（九九式を最大限に生かすための瞬間的な判断力、迷わずコクピットに撃ち込む3点射撃、必要とあらば味方機を盾にする非情さ等が彼の生きてきた暗き道を物語る） 戦妃達の呼び水となるべく選ばれたこの人物はまさしく濃密な死の中でも、心を喰らう地獄においても、ソレを楽しむ戦闘狂であり、「陽炎の歌姫」との戦闘においても、行動不能に陥った味方機を盾に哄笑しながら交戦した、との目撃証言も出ている。 謎多き無敗の王者”レーヴァティン”。神速の貫き手”紫電”を始めとする多くの猛者。正体不明、三機の死の女神”骨翼の戦妃”、”陽炎の歌姫”、”豪腕の鬼姫”。そして不穏な動きを見せ始める「SlopeBook社」。いま「Ｈｍパンクラチオン」は主催者の思惑を大きく超え、混沌の第五回「Ｈｍパンクラチオン」王者決定戦が始まる 「それでわぁ！選手の入場でぇぇ〜す！！」 「…死神が自分の庭の戦場で死ぬかよ…」 「クハハハっ！…手前ぇの相手はオレだぁ！！陽炎のぉぉ!!!」 『所属不明機･アンノンウンが周囲の防衛線を突破しながら急速接近中。防衛部隊を殲滅していることから敵機、それもかなり強力な機体と思われる。全機警戒せよ―』 という訳で我が社も人型祭りに飛び入り参加。パラレルワールドなのでSlopeBook社は好き勝手に大暴れ（笑）鎧武者、正統派ヒーロー型、セクスィー女性型の次はなんちゃってミリタリー型だぁー！！(もはやダ○ラムかフロン○ミッションの雑魚量産機)部品は「疾風」のまんま流用。理論上アフロマン２１改氏のオリジナル疾風でもほぼ同型のモノは造れるはず。ちなみにイメージは「Fallen Angel」の黄色い実況に合わせてノシノシと無骨な「九九式」が出てくるイメージ。モーターショーの水着のオネイサンと重機のような（笑） 写真１枚目〜左右非対称の胸がお気に入り。左胸のパーツが銃座に見えたら幸い 写真２枚目〜バックビュウ。チャームポイントはオケツ 写真３枚目〜降着形態。ロボの基本で 写真４枚目〜男の子垂涎、立膝射撃！（逆関節だから違うかも…） 写真５、６枚目〜ノ○ス大佐のグ○カス○ムな乗りで。左の砲は軍の払い下げ（笑） 写真７枚目〜お色気素体。装甲が無ければ下半身が３６０°ぐりぐり回転可。ちなみに手足の付け根の関節は市販の（恐らくウェーブ製）５ 径の関節に交換。ブロックスと相性バッチリで可動軸が簡単に増やせるのでブロクックスゾイダーの方には激しくオススメ。人型なら胸や足を開いたポーズが簡単に（写真参照）右手首から出てるのが多用途アンカーワイヤー 名前、設定その他を拝借した方々、寛大なご処置を（死） |
| 見月 | 2004/07/19 03:09:27 | ||||
おお、いかにもミリタリ系の無骨なデザイン。イイですなあ。 | |||||
| 【空の鏡】 | 2004/07/19 11:07:43 | ||||
これこそ兵器ってやつですね。月見さんにかぶりますがミリタリーテイスト抜群かと！ | |||||
| 【レッド】 | 2004/07/19 12:04:25 | ||||
おおっ！！私の好きな渋い塗装をされたゾイドがきました！！ それにブロックスとは思えないようなできであります。作ってみたいけど、使われているパーツがないです(涙)。 ＞空の鏡さん 間違え発見しましたです。 ｢見月さん」が、｢月見さん｣になっております。 このように名前を間違えるなどは、失礼なのでお気をつけを。 | |||||
| 巫鎖姫 | 2004/07/19 13:50:07 | ||||
う゛ぁぁぁぁッ！！ みりたりーーーーッ！！！ …ゲフン； 渋いですなぁ…塗装もそうですが、あの無骨な感じ…。 「指揮型１、戦妃３、戦妃もどき３」…しかも５，６，７枚目の ポーズにピクッと来た私は…(^^;) 次はヴ○ンツァーテイストの物を期待したいです。 ワタクシ、みりたりーとは疎遠な物で…； | |||||
| タイフーン | 2004/07/19 18:21:28 | ||||
 | なんと！シリーズにミリタリーモノが来た…凄い、渋い、カッコ良過ぎる！ はい、いきなり暴走して申し訳ないです…以前の作品でもかなり高度なミリタリー迷彩が施されていましたが、今回のものもまたそれに匹敵する凄さですね！ Ｈｍパンクラチオンを華やかな戦闘競技と思い込んでいた私の頭に直撃した渋さ全開の機体…良い意味での“異色”な機体です（＾−＾） こういった作品はシリーズに良い刺激になると思いますよ。 しかしカッコよく、渋い機体というのは本当に良いものです。 | ||||
| 【空の鏡】 | 2004/07/19 23:59:25 | ||||
申し訳ない…なんとお詫びしてよいやら（オロオロ）本当に失礼いたました。それと、レッドさんご忠告どうも（礼） それにしても、ミリタリー調の塗装は何度見てもいいですね〜。 | |||||
| 【アフロマン２１改】 | 2004/07/20 12:25:27 | ||||
ＳＢよ、あんた俺を誘ってないか・・・？ 「ＨＭ−１２式」って人型ブロックス作ろうかと思ったこともあったけど。 やるなら「ＨＭー１３式」って高性能機もつくらねば・・・。 あと某ガングリフォンネタとして、この作品（９９式）のデッドコピーとして「１３式装甲歩行ブロックス」なるものも思いついたりも・・・。 ミサイル以外は弱小です。 あぁ・・・震洋に陣風も色塗らないと・・・・・・。 | |||||
| 【ドラゴン型好き】 | 2004/07/20 19:08:00 | ||||
リミタリーの意味がわからない私ですが(ｫ この機体はかなりいいと思います。 構造自体は簡単ですが各所に取り付けられた自作パーツがかなり雰囲気出してます。 塗装の方も夜間サンド迷彩って感じでシブくていい感じですね。 よし、勝手に展開中のバトストの舞台は夜で砂漠に決定・・・。 | |||||
| (略） | 2004/07/20 22:37:17 | ||||
「ヒトォオオオオ！！」にわけが分からず大笑いしました。お色気素体と言い張る姿勢も素敵です（笑） やはりミリタリーは素敵だなあと。塗装が素敵極まります。関節にも工夫がなされているようで、Ｓサイズながら作品の密度が凄く濃いですね。 | |||||
| YUKI | 2004/07/21 18:59:00 | ||||
 | ヒトォオオオオオオォォッ！！！ …と、いう事で。(？) えぇもう確かにこれは正しく。既存の常識を覆す機体、なのです。 これが普通に組んだだけなら、それこそ唯の人型になってしまうのに。 細かなパーツ追加、原型機を想起させない塗装、緻密且つ大胆な設定等。 そういう部分全てで、イメージが覆されまくり、というべきでしょうか。 …５ ジョイント。私はボール部分が５ のを今までちまちま使ってきたのですが。 こっちの手があったのには気が付かなかったという…参りました。(くってり) よ、よし。次は小型を目指してっ！とか奇妙に覚悟してしまいつつ。 素敵な作品有り難う御座いますーっ。(平伏) | ||||
| 【SlopeBook】 | 2004/07/21 20:20:28 | ||||
ムハァ、皆様コメントありがというございます。機体はレオストライカーとレオブレイズの二機とチマチマ作った自作パーツ、流用パーツの塊です。まぁ、見比べてもらうと解りますが、以前作った「特型疾風」と全く同じ部品でありまする。 ちなみに脚が最大の武器なのでソレが生かせないただっ広い砂漠のど真中では一瞬で新鮮ミンチ入りスクラップに早変わり（笑）風化した岩石の乱立する砂礫、岩石地帯や廃墟、市街地戦等の障害物地帯でその真価を発揮します。機体サイズはあくまでSクラスですから（汗） | |||||
