ゾイド格納庫 展示ルーム Ver.3

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エヴォフライヤーT2
エヴォフライヤーT2
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投稿者
Ini
分類チェンジマイズブロックス
シリーズ白亜の暴帝
投稿日2004/06/18 01:01:56
最終更新2004/06/20 22:02:23
閲覧数4060
コメント数5
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コメント
5作目。。。
前回に引き続き共和国量産型です。
第4話に名前だけ出てきたエヴォフライヤーT2です。
量産型のつもりだったんですがRST2共々あんまり量産型っぽくなくて・・・ハフゥ。。。
完全な飛行ゾイドは作ったことなかったので胴と翼の接続に苦労しましたがその分いい物ができたかな・・・?
実はこの機体はベースの生き物を考えるのに一番苦労してたりしますw
それはそうと、
とうとう次作はカリギュラさんの登場です。
先にスペリオール作っていたのでパーツもってかれ気味ですが・・・(´-`;)ヾ

[機体説明]
プロトエイビス型
最高歩行速度:60km/h
最高飛行速度:マッハ3
武装:バイトファング*1
   ファングドナイフ*2
   2連ショットキャノン*2
   ストライククロー*2
   マグネッサーウィング*2
   イオンブースター*3
   テイルスタピライザー*1
共和国カリストン島駐屯軍が開発したプロトエイビス型ゾイド。
TYPE2(T2)の名がさすとおりエヴォフライヤーのアッパーヴァージョンであり
共和国駐屯軍のエースパイロット用ゾイドである。
エヴォフライヤーは優秀なゾイドであったが
陸戦形態⇔飛行形態へのフレームごとばらしての可変とゆう変形プロセスが問題視され、
本機はその問題点を解決するために通常形態を飛行形態に固定した機体である。
可変とゆう無駄な機能を廃した為、性能は飛躍的に上昇、
そこに当時量産体勢に入ったばかりだったバスターイーグルと同系のウィングを搭載することにより
かつての天空の覇者ストームソーダーを彷彿とさせる飛行性能を手に入れた。
最大の特長はその飛行速度で―最高飛行時間こそ短いものの―
3基のイオンブースターと大型のウィングによりその飛行速度は同クラスゾイドの中ではずば抜けて速い。
しかしその反面、旋回能力に難点があり一撃離脱の戦法しか取れず、
さらにコスト削減と軽量化のためにフレーム硬度が犠牲になり
脚部にいたってはストライククローが装備されているにもかかわらずランディングギア程度の性能しかない。
そして軽量化のために紙程度になった装甲や武装の貧弱さ、
フレーム強度の問題による接近戦のしにくさ等によりかなり扱いにくい機体となってしまったため、
その生産数は150機程度と少なく、全てが機甲連隊の一流パイロットのみに支給されている。

<バトルストーリー>
第5話〜暴帝(カリギュラ)、おどる〜


さてここで昔話をしよう・・・


それはなんの前触れもなく現れた。
爆音とともに研究所の北西方向から黒煙が上がる。
出た・・・!
また、何の前触れもなく現れた。
パッシブ・ソナー・ホローポイント、全てのレーダー・センサーに反応なし。
どうやら情報部の報告はあながち嘘ではなかったらしい。
・・・!
機体を急発進させる。
―クオン!?
 何やってんの!持ち場離れてんじゃないわよ!?
―あんな機体じゃ無理だ!
アズマリアの静止を振り切り一気に機体を加速させる。
それは確信だった。
奴と・・・カリギュラと闘ったことがあったからこその確信。
間違いなく、今この研究所にいるゾイドではあの悪夢に、暴帝に傷一つ負わせることもできないだろう・・・。
かといってスペリオールなら勝てるかとゆうと、はっきり言って不可能だろう。
これも確信だ。
しかし、RST2やEFT2、DFよりは長く持ちこたえられるはずだ。
―俺がとスペリオールが奴の足止めする!
 その間にマリア達はほかの連中の非難を・・・!
―な、ちょっとまっ―
通信を強制切断する。
ここからは・・・、一瞬の油断が即、死につながるから・・・。


あるところに一人の科学者がいました。
彼はゾイドの研究、開発に携わっていて、
戦争とゆう時代において平和のためのゾイドを開発しようと躍起になっていました。


翼にエネルギーを送り込む。
白い翼が、まばゆい光を放つ。
別にそんなことをする必要はなかったが彼女はこれが気に入っていた。
白い翼が輝く様は、まるで、おとぎ話に出てくる天使のようだったからだ。
そして加速。
彼女は一条の光の矢となって敵の真っ只中へ突っ込んでゆく。
彼女は敵の横を通り過ぎただけ、ただそれだけなのに、敵はおもしろいように吹き飛んでゆく。
その凶暴な加速によるソニックブームと翼から溢れ出るエネルギーが周囲のものを容赦なく、完膚なく破壊してゆく。
アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!
笑いがこみ上げてくる。
私はこんなにも強い。
そう、私は誰にも負けない・・・。
さぁ・・・早く来て!
そして・・・コ ク フ クさせて・・・!


彼には一人娘がいました。
空を飛ぶことを夢見る、かわいい娘が。
彼は娘を心から愛し、娘もそんな彼が大好きでした。


・・・!
それはまさに舞だった。
白い、白い暴帝が踊るたびに周囲で歓声の花火が起こる。
もちろんその花火は命の花火だ。
花火が散るたびに、ゾイドが破壊されるたびに命が消えてゆく・・・。
―んのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!
雄叫びとともにショックカノン・ショットキャノンを乱射する。
しかし白い暴帝はまるで空中でステップを踏むかのごとく優雅にかわしてゆく。
そしてそのまま急降下。
地面スレスレを飛行しながら周囲のものをメチャクチャに破壊してゆく。
必死にRST2が応戦するがその攻撃は易々とかわされ、あるいは直撃するが装甲にくもり一つ残すこともない。
そして暴帝の腕の一振りでRST2は硝子細工のごとくバラバラにされてゆく。
まさに虐殺だった。


しかし、悲劇が起こりました。
娘が彼の研究の成果を見に来たときにそのゾイドが暴走。
娘はそれで死んでしまいました。
そこから彼の狂気が始まりました・・・。


まわるまわる。
おどるおどる。
主役は私。
役者は貴方。
早く来て。はやくきて。
そうじゃないと。そうじゃないと。観客がみんな消えちゃうわ。
それは悲しい。とてもとても悲しい。
劇は誰かに見てもらえるからすばらしいの。
主役と役者だけじゃダメなの。
観客がいないと、意味がないの。
嗚呼。でも、
貴方が遅すぎるから。
まだ舞台に上がってくれないから。
私は先におどりだす。
はやくはやく。
さぁ、さぁ、さぁ、さぁ!さぁ!!
踊りましょう。殺り(おどり)ましょう。
踊し(ころし)ましょう。殺しましょう。踊りあいましょう。殺しあいましょう。
この気持ち。このキモチ。
私の中から溢れ出るこのキモチ。
貴方なら判るかしら?
昔は知っていたようなこのキモチ。
今はもう判らないから。だから踊りましょう。
このキモチが
思い出せますようにと・・・。


彼の狂気の全ては娘のためでした。
ゾイドを人工で作れるなら。
同じモノから枝分かれした人間が作れないわけがない。
彼は必死でした。
妻に逃げられ、皆に異常だ、非人道的だと罵られても、
彼は娘の為に研究を続けました。
そして研究は実を結びました。
ブロックスコアを変異させ、生前の娘の思考データをそれに搭載させて。
後はそれを起動させて、
人の形に創った器に入れて経験を積ませるだけでした。
でも、それは叶いませんでした。
理解のない人たちに彼は殺され、娘のデータの入ったコアも一時的に搭載しておいたゾイドと共に逃亡してしまいました。
しかし、彼は知っています。
娘が、強く、強く生きてくれることを。

そんな、
すこし昔のお話でした・・・


「おらぁぁぁぁぁぁ!!!」
気合と共に動きの止まった暴帝に接近する。
大上段から急降下の勢いと共に一気にランスを振り下ろす。
・・・!?
まさしく、一撃必殺のはずのソレは暴帝に易々と受け止められた。
・・・!!?
そのままランスを掴れ、思い切り近くの瓦礫の山に叩き付けられる。
―グッ!
 くそがっ・・・!
慌てて瓦礫の中から起き上がると、
そこには、雲の合間からの月の光を浴びた。
美しくも、おぞましい暴帝の姿があった・・・。

―さぁ・・・!殺しあおう・・・!!!

次回
第6話〜黒竜、堕つ〜

【カオス0】2004/06/18 03:14:27

ストーリーがいい感じでクライマックスですね続きが楽しみです、、、ついにきますね白いの首を長くしてまってますw、、、踊しましょうはちょっと変では?
【ハサミ揚げ】2004/06/18 18:30:10

いつもながらハイレベルな内容ですね
ゾイドが人間、しかも狂気に満ちた人に近い意志を持って動くのはとても恐ろしいですわ。でもそういうキャラ大好き
自分は「殺す」とかバトストで自分でやってるとたまにひくんですが
パワーアップした暴帝カリギュラの姿、そして黒龍スペリオールとの激しい戦いを楽しみにしてます
【ドラゴン型好き】2004/06/19 11:30:43

>ハサミ揚げさん
>カオス0さん
コメントありがとうございます。

>ゾイドが人間、しかも狂気に満ちた人に近い意志を持って動くのはとても恐ろしいですわ。でもそういうキャラ大好き
確かに、強い力と意思をもっている他者(しかも戦闘兵器であるゾイドが)は本人の意思に関係なく周囲にどうしても恐怖を振り撒いてしまいますからね。
でも、カリギュラさんは狂気とゆうより、善悪の区別がつかない子供みたいにただ遊んでるだけなんですよね。
まぁ、その辺はまた後のお話で解明していきたいな、と。

>ストーリーがいい感じでクライマックスですね続きが楽しみです
揚げ足取るみたいなんですがまだまだお話は五合目なんです、はい。
登場ゾイドはネタ切れ気味なのに話半分ってどうすればいいんでしょうか・・・?

>踊しましょうはちょっと変では?
あう・・・
これは「おどしましょう」ではなくて「ころしましょう」って読んでいただきたかったです。
本気と書いて「マジ」と読んだり「マキ」と読んだり・・・。
ゼロフェニックスと書いて「ガッチャマンライガー」と読んだり・・・。
YUKI2004/06/20 13:15:05
icon
今最もとんでもない物語、な気もするその最新作。えぇお待ちしておりましたともっ。

プロトエイビスというと。電撃HMの記事で見た限り、始祖鳥っぽいのだった気が…
確かに確かに。鳥、のイメージが非常に強く破綻無く。
翼基部のブースターが。速度に対する説得力、を持っているのです。

…………しかし。これだけの物語で、いわばまだ前半山場だという所が。在る意味で空恐ろしく。
SS書きの端くれとしては、全くの完敗なのでした。(かっくり)
【ドラゴン型好き】2004/06/20 22:02:23

>YUKIさん
コメントありがとうございます。

>プロトエイビスというと。電撃HMの記事で見た限り、始祖鳥っぽいのだった気が…
電撃HMに載ってたんですが・・・。
この名前はネットを小1時間ほど駆けずり回ってようやく見つけた名前だったんですが・・・。アゥ・・・
>…………しかし。これだけの物語で、いわばまだ前半山場だという所が。在る意味で空恐ろしく。
確かにまだ折り返し地点なんですが、、、
下にも書いたように登場ゾイドがネタ切れ状態。
このままでは途中で終わってしまう可能性が・・・。

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